イタリア旅行記2011

3/4イタリア到着~アルプスを越えてブオナセーラ!

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私と姉を乗せた、赤に白十字のかわいらしい、スイスインターナショナルエアラインズ(長っ!)は、無事にチューリッヒ空港に降り立った。

チューリッヒ?イタリア旅行なのに、なぜチューリッヒ?とお思いになるだろうが、今回のイタリア旅行は、フィレンツェから入国する日程である。

日本からフィレンツェには、直行便は飛んでいない。どうせどこかで乗り換えをしなければならないなら、イタリアよりまじめな国のフライトを利用した方がよかろう、とのことで、今回はスイス航空を使って、チューリッヒでの乗り換えとなったのである。

それにしても、チューリッヒ空港!「きれいー!清潔ー!さすがスイスっ!」。

4年前に、パリのシャルルドゴール空港を経由して、ドイツに行った時に、シャルルドゴール空港の広さ(無駄に広い)、古さからくる汚さ、わかりづらさ、非効率的な作りからくる入国審査の大混雑で、1時間15分の乗り換え時間がギリギリで、大いに焦って走り回った経験があるため、国際線の乗り換えを恐れていた我々だったのだが、チューリッヒ空港はスバラシイっ!

飛行機を降りてすぐのところに、乗り換えゲートを示す電光掲示板があり、ゲートへの移動のための表示もすぐに見つかる。

地下鉄のような乗り物に乗って移動するのだが、イタリアの電車のように、ガタガタ、ガタゴトと、頼りなくやっとのこっさ走るのではなく、フィギュアスケート選手のようになめらかに走るハイテクな乗り物。おまけに、車内では、スイス気分を盛り上げるための、「ンモ~!」という、ヤギだか牛だかの鳴き声まで余興で流してくれる。

「いや~、スバラシイね、チューリッヒ空港っ!」。てなわけで、空港の写真を撮ろうと思ったのだが、「どうせ、帰りもチューリッヒ経由なんだから、とりあえず今はさっさと移動して、帰りに写真撮ればいいさね♪」と、ゲートの移動を優先した。

この時の我々は、まさか、帰国時にはカメラ君が仮死状態になっているということなど、頭の片隅にもなかったのである。フフフ、ここで早くもひとつめの教訓でございますね。「いつまでも、動くと思うな、カメラ。チャンスがあればその時にシャッターを押すべし!

ヨーロッパ線の乗り換えとなるゲートは、時間帯のためか、かなり混んでいて、あまりリラックスしては過ごせなかったが、乗り換え時間は2時間と短かったため、すぐにフィレンツェ行きの飛行機に搭乗する時間となる。

なぜかフィレンツェ行きのフライトは、隣同士の席をとってもらえなかったため(ちなみに、成田空港のスイス航空カウンターの日本人係員は、あまり接客向きでない人が多かった)、別々に分かれて、二人とも窓際の席となった。

スイス航空は、今まで乗ったことのある航空会社で、一番「逆兵糧攻め」をしてくる航空会社で、次から次へと食べ物を運んでくる。

既に成田からチューリッヒまでのフライトで、おやつ、夕食、アイスクリーム、おにぎり、朝食、飲み物の数々を飲食済みで満腹だったのだが、チューリッヒからフィレンツェまでのたった1時間ちょっとのフライトでも、チーズを挟んだパンとチョコレートを配る。さすがに食べきれずに、バックパックに持ち帰った。

今回はヴェローナを観光する予定なので、「ロミオとジュリエット」でも読んでおくか、と思い、旅のお伴の本として、ロミオとジュリエット―Shakespeare’s Romeo and Juliet 【講談社英語文庫】を持ってきたので広げる。英語版だー!すごいー!と早とちりしてはならない。単に、旅程が長いので、「読むのに時間がかかる薄い本」として、英語版を選んだだけである。しかも、難しい文は巻末に訳が書いてある~♪

姉と離れて座っているため、隣に座っているイタリア人男性が、ヒマそうでヒマそうで、ヒマつぶしの材料として私をチョイスし、話しかけるスキをあまりにも見え見えにうかがっている。

そして、「ロミオとジュリエットは英語で書いてあるけど、本当はイタリアの話なんだよ~」と英語で話しかけてきた。…知ってるよ。だから読んでいるんだよ。でも、せっかくだから、イタリア語の勉強でもするか、と思い、「ワタシ、スコシ、イタリア語ハナセマス」と言って、イタリア語でお話した。

フィレンツェっ子の彼に、今回の旅行で訪問する予定の町を「フィレンツェ、サン・ジミニャーノ、プラート、ヴェローナ、ヴィツェンツァ、マントヴァ、シルミオーネ(結局行きませんでしたが)…」などと教えると、「ヴェローナとヴェネツィアは美しい町だ。でもヴェネツィアは同時に悲しい町でもある(←郷愁って言いたかったのかもしれない)。でもね、プラートはひどい町だよ」と言われた。

えっ?どうして?と聞くと、「プラートには何にもない。その代わりにシエナに行きなよ~」と言う。シエナには去年行ったんです~と答えたが、シエナ人がフィレンツェを嫌う傾向があるのに対し、フィレンツェ人はそうでもないのかな~と思った。まっ、こんなこと言われても、プラート行きをやめたりはしないけどっ!

窓の外を見ている乗客が多いのに気付き、ふと右手の窓を見ると、おおー!なんじゃこりゃー!

アルプス

延々と続く、白いかき氷みたいなモノの上を飛んでいるよっ!3つ前の窓際に座っている姉が振り返って、窓を指さして、「アルプス、アルプス!」と言っている。ほえー!これがアルプスさんかっ!どこまでも白い山並みが続く絶景は圧巻であった。どこかにハイジいないかな、と思ったがいなかった。でも、何だか山頂が飛行機から近すぎるように思えて、ちょっと高い所苦手の私はコワかった。

飛行機は、予定通り夜7時頃に、夜景のフィレンツェへ到着。スイス航空だから、しっかり手荷物も届いていた。ここからバスで市街地に向かう予定だったのだが、何となく疲れていたので、予約してあるレジデンスまで、タクシーを使うことにした。

フィレンツェのアメリゴ・ヴェスプッチ空港からフィレンツェの市街地までは、タクシーは一律料金で20ユーロである。それにスーツケース2個分を合わせて、22ユーロであった。タクシーの運転手のおっちゃんは、フィオレンティーナの大ファンで、タクシー中にフィオレンティーナグッズをぶら下げていて、ラジオでフィオレンティーナ情報を聞いている。

おまけにとつじょ「おおフィオレンティナ♪」というフィオレンティーナの応援歌が流れたかと思ったら、「ぷろんと?」とおっちゃんは携帯電話に出た。…着信音が応援歌。おっちゃん、筋金入りだね…。

タクシーを降りるときに、「私たちもフィオレンティーナ好きです」と言ったら、おっちゃんは喜んだけど、タクシー代をまけてはくれなかった。昨年も利用したレジデンスに着くと、昨年もお世話になった日本人スタッフの方が出迎えてくれた。昨年は体調を崩して、私は大変に大変にお世話になったので、日本からのちょっとしたおみやげをお渡しして、昨年は直接お礼を言えなかったので、しっかりお礼を言った。

やはり乗り継ぎ便は、直行便と比べて疲労が大きく、スイス航空の逆兵糧攻めもあって、全くお腹がすいていなかったので、夕食は食べに行かず、スイス航空からもらったチーズパンだけで済ました。

明日から本格的に観光である。フィレンツェはこれで、3年連続3回目っ!おまけに、今回の旅行は、トスカーナ+北イタリアという、移動も少ない上に、イタリアの中では秩序と縁のある地域の旅である。「あ~、今回の旅行は楽ちんだね~」「還暦の母を連れてきてもよかった日程だね~」と我々は、余裕をかましまくっていた。

しかし、今回の「イタリア旅行2011!サブタイトルは、余裕!トスカーナと北イタリア」であったはずの旅は、還暦の母を連れてこなくて大正解だった…と後で実感を込めて頷きあうような、トラブル、ハプニング続きの旅となるのでございますよ…。

3/5フィレンツェ旅行記1~聖母子と絶景と沈黙とへ続く

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