イタリア旅行記2017 フェラーラ滞在編

3/17パドヴァ旅行記1 白鳥はレダじゃないよゼウスだよ

更新日:

さて!本日は!お待ちかねのパドヴァ行きである。

そもそも今回のイタリア旅行は、「アドリア海の今までの忘れ物の町を拾っていこう旅」。今回拾う忘れ物は、レッチェ、オートラント、フェラーラ、そしてパドヴァである。

パドヴァには、6年前にヴェネツィアに4泊滞在した際に、ヴェネツィアから日帰りする案があった。しかし、ヴェネツィア4泊は非常に短く、パドヴァどころか、ヴェネツィアすら歩き尽くせなかったのである。

パドヴァは必ずいつか行きたい町と思っていて、次にヴェネツィアを再訪した時に行くとよいだろうと思っていた。

しかし、よく考えると、ヴェネツィアにはヴェネツィア内の忘れ物があるので、次にヴェネツィアに行った時も、ヴェネツィア内の忘れ物を拾って回るだけで、結局またパドヴァには行かない恐れがあるんじゃないか。

そう思って、今回フェラーラ宿泊する機会を得たので、フェラーラから片道1時間かけて、パドヴァに日帰りすることにしたのである。

パドヴァの観光の目玉は、何と言っても、「完全予約制定員25名1回15分限定観賞!」という、すっごいプレミアムなことになっている、スクロヴェーニ礼拝堂のジョットの壁画である。(現在は本当にオフシーズンの時には20分鑑賞の時期もあり

このスクロヴェーニ礼拝堂は、朝イチで入るとすいていて、次の回も定員未満のため追い出されず、15分+15分の30分間観賞できたという体験談もある。

そのため、信じられないような早い時間にパドヴァに行くか?という案も出たのだが、今回宿泊しているアパートホテルは朝ごはんが美味しい。この朝ごはんをゆっくり味わあずにパドヴァまでかけつけても、30分観賞ができるかどうかはその時々の運である。

というか結局の所しっかり朝食が食べたくて、それでも8時51分という、我々にしては破格に早い時間の電車でパドヴァに向かった。

温泉ホテル

フェラーラからパドヴァへの途中の車窓からは、温泉ホテルが見えた。へー、このあたりも温泉が出るんだ!ちょっとびっくり。

パドヴァの鉄道駅には予定通り、10時頃には到着した。まずは、鉄道駅内にある、パドヴァの観光インフォメーションへ入る。ここでパドヴァカードを購入するためだ。

パドヴァカードは、48時間有効€16で、パドヴァの見どころのほとんどに入場できる(スクロヴェーニ礼拝堂入場する際は、予約料€1が別途必要)。スクロヴェーニ礼拝堂に単独切符で入ろうとすると入場料€12+予約料€1=合計€13なので、スクロヴェーニ礼拝堂と、あと少しどこかに入場するなら既に元が取れるカードである。

そしてそれ以上にこのパドヴァカードの魅力は、町中を走るトラムに自由に乗り降りできることにある。パドヴァは歩いて回れる大きさではあるが、何せ日帰りで見るには見どころが多すぎる。なるべく効率的に町を回るためには、トラム利用が欠かせない。だが、このトラムの路線図がオンラインで探せなかったので、トラム路線図もゲットしたいところだ。

インフォメーションは、一人の女性スタッフがいて、私たちの前に、一組の観光客を案内していた。その観光客さんたちもしきりにトラムの質問をしていた。

私たちの番になったので、まずはパドヴァカードを購入。それから「トラムの路線図がありますか?」と聞いてみると、路線マップは置いてないとのこと。女性スタッフさんは「私が観光マップに書き込みますから」と言って、観光マップを広げて、蛍光マーカーでトラムが走っている道路にラインを引いてくれた。

そのラインを引きながら、スクロヴェーニ礼拝堂や、サンタントニオ聖堂で降りる停留所の名前も教えてくれた。ゆ・有能だなあ~。おかげで、この後もスイスイとトラムを乗りこなすことができた。

さてさて。まずはスクロヴェーニ礼拝堂に直行しよう。鉄道駅から歩いて10分程度だが、トラム乗り場にちょうどトラムがやってきたので乗り込んだ。

パドヴァ

こちらがパドヴァの旧市街を南北に走っている青いトラム。単線なので、わかりやすくて乗りやすい(ハズだった。その話はまた後で)。スクロヴェーニ礼拝堂に行くには、駅から2つ目の停留所「Elemitani」で降りる。あっという間であった。

地図で見ると、スクロヴェーニ礼拝堂は公園の中にある。そこで、停留所からすぐ左手に見えている、公園の中に入った。

パドヴァ

こういう公園内の道を歩いている我々。緑が多くマイナスイオンが気持ちいいのだが、スクロヴェーニ礼拝堂はいずこ…?何か右の方にスクロヴェーニ礼拝堂らしき建物が見えてきたのだが、入れない。

ま・まさか、まさかの本日クローズなんじゃ…という考えが、ちらとでも頭をよぎった時、自転車で通りがかった若い男性が声をかけてきた。「スクロヴェーニ礼拝堂に行くなら、この公園からではなく、トラムが走っている道路沿いが入り口ですよ」。おおー。ありがとうございます!

そっかそっか、スクロヴェーニ礼拝堂に入るためには、受付は市立美術館の方でするんだった。その情報は頭に入っていたくせに、地図でまっすぐスクロヴェーニ礼拝堂を目指してしまっていたのである。ちなみに、この公園側からは、市立美術館にも行けないので、この公園にさまよいこんではならない。

パドヴァ市立美術館入り口

トラムの駅をそのまま進行方向に進み、左手に現れる、このいかにも「美術館の入り口」という感じのものが、正式な入り口である。

建物内に入ると、まずすぐ左手にカウンターがある。スクロヴェーニ礼拝堂の予約はここで取る。今日は3月17日。イタリアの観光シーズンではない。すぐに次の時間の予約が取れるだろうと思っていたら甘かった。次に取れる時間帯は13時30分だと言われた。オウっ。最近のイタリアは、年々観光客が増えていると感じる。

パドヴァは日帰りなので、かなりタイトなスケジュールになっている。でも13時30分なら、先に市立美術館とエレミターニ教会を見て、お昼を食べてから戻ってくればちょうどよいだろう。

というわけで13時30分に予約を取って、パドヴァカードを持っているので、予約料€1だけ支払った。時間が書いてある予約の控えのような入場券を受け取って終了。何時までに集合すればよいのか聞いてみると、5分前に礼拝堂前に来ればよいとのことだった。

では、先に市立美術館に入ろう。スクロヴェーニ礼拝堂も、市立美術館も、カウンターの反対側にあるクロークに、大きめの荷物は預けなければ入場できない。小さめのショルダーバッグならOKだが、私はバックパックで来ていたため、預けた。気の利いたクロークで、貴重品などを持ち運ぶための小さなビニールバッグがもらえた。

パドヴァ

スクロヴェーニ礼拝堂も、市立美術館も、一度切符売り場から中庭に出て、そこから他の建物に移動する。このように表示がしっかりあるので、迷う心配はない。

「市立美術館」と一口に言っても、この美術館は、いろいろな展示室が集まっていて、結構広大である。見どころの絵画だけ見るのであれば「Pinacoteca(=絵画館)」を目指せばよい。

この絵画館で最も有名な絵はこの2つ。

パドヴァ

「白鳥とレダ」

パドヴァ

「牧神の風景」

どちらも、もしかしたらジョルジョーネの作品?と言われている作品である。

ジョルジョーネと言えば、どこか神秘的ではかない画風が魅力のヴェネツィア派の画家だが、現存する作品が非常に少ない。その中でも、真筆だと認められている作品は10もないくらいだ。レオナルド・ダ・ヴィンチ状態だが、ジョルジョーネは夭逝しているので、レオナルドみたいに遅筆だったからだけが原因ではないだろう。

2作とも、背景の自然が美しく、ジョルジョーネらしさが少々はある気がするが、何せ非常に小さい作品。カメラのピントを合わせるのに苦労するくらい小さいのだ。この小ささで、ジョルジョーネ作品かどうかを見分けるのは難しいだろうなあ。2つとも色使いが美しくはあるが、「ジョルジョーネ作」だと言われければ通り過ぎてしまいそうな作品であった。

だた、姉は「全体の雰囲気がよい」と、非常に気に入っていた。

ちなみに上の方の「白鳥とレダ」は、地球の歩き方には「白鳥のレダ」と掲載されているが、これは「白鳥とレダ」の間違いではないかと思う。レダは白鳥に化けたゼウスに誘惑される美女の方なので、この白鳥はレダじゃなくてゼウスである。

パドヴァ

この女性の方がレダでしょうな。ちなみに、この作品は本当に小さいので、ドアップで見ても、女性の表情はこのくらいまでしかわからない。

パドヴァ

こちらは下の方の絵に描かれた男性。こうやって見ると、結構味のある絵かな?ただ、下の方の絵も「牧神の風景」ではなく、「牧歌的風景」くらいのタイトルがふさわしいと思うのだが、どうなんだろう?

ジョルジョーネ作品の真偽のほどは、私には「全くワカラナイ!」というのが結論であったが、絵画館鑑賞はまだまだ続くので、いったんページを改めます。

3/17パドヴァ旅行記2 市立美術館の絵画館はヴェネツィア派満載! へ続く

-イタリア旅行記2017, フェラーラ滞在編
-

Copyright© イタリア旅行記ブログ イタリア旅行は楽し , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.