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シラクーサ旅行まとめ情報

SIRACUSA(2015年訪問)

<シラクーサってどんな町?>
 シチリア島に、古代ギリシャの植民都市が多く作られて栄えた時代に、その中心都市として繁栄した古都です。そのため、古代ギリシャとの繋がりが強い町で、私は、シラクーサはギリシャにある町だと、その昔勘違いしておりました。町に残る広場や通り名も、ギリシャっぽい名前が多いです。

 シチリア島の東南部に位置し、本土と、そこからイオニア海に突き出た、1キロ平方メートル程度の小さなオルティージャ島から成るという、とても面白い形態の町です。

 シチリア島でも、確かにギリシャに近い位置にあるのと、貿易や航海に便利そうな、四方を海に囲まれたオルティージャ島が町の鼻先にあることから、ギリシャ人が、シチリア島の中でも、この地に大きな植民都市を築いた理由がわかる気がします。

 余談ですが、町を作ったギリシャ人は、ペロポネソス半島のコリントス人で、ドーリア系です。そのためか、古代ギリシャ時代には、ドーリア系のスパルタと組むことが多く、古代ギリシャは古代ギリシャでも、イオニア系のアテネは、シラクーサ史の中では、敵として登場することが多いです。

 さて、そんなシラクーサですが、今ではシチリア島を代表する観光都市です。

 その魅力の一つは、四方を海に囲まれたオルティージャ島の特異さでしょう。本当に小さな島なので、迷宮状の道を抜けたと思ったら、すぐに目の前に真っ青な海が広がり、まるでテーマパークのような島です。運河のヴェネツィアとはまた違う魅力で、開放的で、実に美しい青の世界です。

 また、本土の高台には、古代ギリシャ時代の遺構、ギリシャ劇場や石切り場などが残ります。歴史のロマンも、海の美しさも両方楽しめるのが、シラクーサの魅力です。

 さて、シラクーサは、同じく、ギリシャ劇場も海もあるタオルミーナとよく比べられますが、この2つの町は全然雰囲気が違いました。タオルミーナは、落ち着いて観光できる高級リゾート、シラクーサは観光化されてはいますが、活気のある魚市場や、観光客に負けじ(?)と、テリトリーでだべっている地元オヤジなど、生活感にあふれています。

 生活感があるわりには、治安もよく、安心して滞在できる町なので、ぜひ宿泊観光して、古代ギリシャの名残を味わってみて下さい!

シラクーサ
 ギリシャ神話に由来する、アレトゥーザの泉。

シラクーサ
 美しいドゥオーモ広場。

<シラクーサへのアクセス>
1.カターニアから
 国際空港のあるカターニアからシラクーサに向かうには、バスと鉄道の2通りがあります。

 バスは、Interbus社で1時間25分(片道€6.2、往復€9.6)。カターニアの鉄道駅、ボルセッリーノ広場、カターニア空港からそれぞれ乗車できます。便数は多く、1時間に1本程度あります。

 鉄道だと1時間15分程度で、各駅停車で€6.9、IC(特急)で€10。1日に5本程度で、バスより少ないです。

2.パレルモから 
 シラクーサとパレルモを、シチリア島を突っ切る形で結んでいる長距離バスが、1日に2便います。3時間20分で、13.5ユーロ。途中のエンナという町の近くのサービスエリアでトイレ休憩を挟みます。

 このシラクーサ―パレルモ間のバスは人気があるらしく、Interbusの公式サイトでも「予約推奨」と書いてあります。切符はバスの運転手さんから直接購入できますが、オンライン購入や切符売り場で購入すると、少し割引があるようです。

 我々は、シラクーサからパレルモに移動するときに利用しました。指定席制でしたが、乗客は、あまり席番号は気にしていませんでした。

3.ノート渓谷方面から
 シラクーサは、ラグーザ、モディカ、ノートと言った、ノート渓谷の世界遺産の町とも近いので、この辺の町からの移動を考える方も多いかと思います。

 まず、鉄道であれば、これらの町との移動時間はそれほどかかりません。ノートで30分、モディカで1時間半、ラグーザで2時間弱くらいです。

 しかし、残念なことに、この鉄道は、モディカやラグーザからだと特に、本数がかなり少ないのです。観光客にはとても便利な線なのですが…。

 バス(AST)を使うと、ノートとシラクーサは30分程度で結ばれていますが、モディカやラグーザから向かうと、かなり遠回りをするようで、3時間くらいかかってしまいます。ノート以外のノート渓谷の町とシラクーサとの間は、距離自体は近いのに、交通公共機関が、観光客の都合の良いようには発達していません。

<シラクーサ内での移動>
 シラクーサは、本土とオルティージャ島にそれぞれ観光名所があります。徒歩で回れないほど広いというわけではありませんが、本土の観光名所は高所にあって坂道になりますし、隅から隅まで徒歩移動すると、それなりに時間がかかります。

 オルティージャ島の入り口あたりからギリシャ劇場まで歩くと、行きは上りなので20~30分はかかります。また、夏場などに、あの坂を上るのは、ちょっとしんどいかもしれません。帰りは下りなので、もう少し早いです。

 その際に活用したいのは、シラクーサ内を走っているミニバスです。以前は無料バスだったらしいですが、現在は50セントです。

 1、2、3番線があり、観光客が利用することが多いのは、オルティージャ島を循環している1番と、鉄道駅近くから本土のネアポリス考古学地区へ行く2番です。このバス、地元の人も利用するため、結構混みます。

 切符は車内の自動券売機で購入します。購入の仕方は、観光客に慣れっこな運転手さんや地元客が親切に手助けしてくれるので、心配いりません。ただ、小銭しか使えないので、用意しておきましょう。

 バスは、何分おきに走っているのかはよく分からず、数十分待つこともあったので、スーツケースがない時や、急いでない場合は、歩いたほうが早いこともあります。少なくとも、オルティージャ島内を移動する場合は、徒歩の方が早いんじゃないかと感じました。

 本当に時間がない時は、タクシーを利用した方がよいです。我々は、オルティージャ島のアルキメデス広場から、高台の州立パオロ・オルシ博物館までタクシー利用しましたが、10ユーロ程度でした。

シラクーサのミニバスの公式サイト→http://www.siracusadamare.it/

<こんな所に行ってきたよ!>は無料見学できる場所です♪
オルティージャ島
ドゥオーモ
●非常に美しいです。古代ギリシャ時代の、アテネ神殿跡を利用して作られた聖堂で、内部に、古代ギリシャの柱が遺されています。町のドゥオーモが有料なのは珍しいですが、それでも入る価値があると思います。
サンタ・ルチア・アッラ・バディア教会
●ドゥオーモのすぐ近くにある教会。カラヴァッジョの「聖ルチアの埋葬」は、現在、この教会の主祭壇に飾られています。
アレトゥーザの泉
●シラクーサのもっとも有名な観光場所の一つ。
●ギリシャ神話で、男に追いかけられたニンフのアレトゥーザが、逃れるために姿を変えた泉だと言われています。海のすぐそばに沸いている淡水の泉で、明るくもミステリアスな雰囲気があります。
ベッローモ宮州立美術館
●アントネッロ・ダ・メッシーナの、痛みの激しい「受胎告知」がある美術館。この絵は確かに素敵ですが、見所の多いシラクーサ、どうしても時間がない場合は、ここの観光を削ってもいいのかな…とは思いました。


考古学地区(高台)
ギリシャ劇場
●ネアポリス考古学公園内にあります。切符を購入して、左方向に行けばギリシャ劇場です。タオルミーナのギリシャ劇場より保存状態は悪いですが、大きくて雄大な劇場跡です。
ディオニュシオスの耳
●ネオポリス考古学公園内、切符売り場から、ギリシャ劇場と反対方向の右側に行った、「天国の石切り場」と呼ばれる地区にある洞窟で、シラクーサでも有名な観光名所です。
●小さな音でも音響効果によって響く不思議な洞窟で、僭主ディオニュシオス1世が、ここに閉じ込めた捕虜のヒソヒソ話を、上から盗み聞きしていたという伝承から「ディオニュシオスの耳」と呼ばれています。名付けたのはカラヴァッジョだとか。
州立パオロ・オルシ博物館
●有名な「ランドリーナのヴィーナス」像を所蔵している博物館。結構広いので、鑑賞には急ぎ足で1時間半くらいはかかります。
●「ランドリーナのヴィーナス」は、順路の後ろの方(セクションD)にあります。館内はかなり広いので、このヴィーナスだけ見れればよいという方は、他の作品の鑑賞に時間をかけすぎないほうがよいかも。
サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会
●州立パオロ・オルシ博物館と近いので、一緒に訪問するのがおすすめです。残念ながら、我々が行った時は盛大な工事中で、何も見学できませんでした。有名なカタコンベは有料です。


<共通券>
 ネアポリス考古学博物館(ギリシャ劇場、ディオニュシオスの耳などを含む)、州立パオロ・オルシ考古学博物館、ベッローモ宮州立美術館に入れる共通券€24があります。5日間有効。(2015年)

 この共通券、ひそかにノートのla Villa del Tellaro というお屋敷にも入れるそうです。

<シラクーサのおすすめの歩き方>
 シラクーサは、見所が多く、また前述のように、観光地が高台の考古学地区とオルティージャ島に分かれているため、計画的に歩かないと、観光にかなり時間がかかります。

 宿泊観光が望ましいですが、どうしても時間がないという方は、訪問場所を絞って動いたほうがよいでしょう。

 シラクーサ観光で絶対に外せないのは、高台のギリシャ劇場(できればディオニュシオスの耳も)、オルティージャ島のドゥオーモ、カラヴァッジョ作品のあるサンタ・ルチア・アッラ・バディア教会、アレトゥーザの泉だと思います。

 時間が無い場合は、博物館・美術館に入るより、オルティージャ島の美しい海沿いや、入り組んだ中世の町並みをあるくことを、個人的におすすめします。もちろん博物館・美術館にも素晴らしい所蔵品があるのですが、シラクーサでしか見ることが出来ないのは、やはりオルティージャ島の独特の景色だと思いました。

 オルティージャ島の南端に、マニアーチェ城という城塞があるのですが、私は、ここに入る時間がねじり出せなかったのが残念でした。

 私は、2泊しましたが(その中で半日ノートにも行きました)、オルティージャ島と高台を行ったり来たりしてしまう旅程になってしまったので、これからシラクーサに行かれる方は、上述したミニバスもうまく使いながら、効率的に動けるように計画を立てることをおすすめします。
 
<シラクーサに泊まろうっ!>
 何度も書いてますが、治安もよいシラクーサ、ぜひ宿泊観光しましょう!2泊しかしなかったワタクシめが言うのも何ですが、本当は3泊以上はして、ゆったり過ごしたい町だと感じました。

 3泊すれば、マニアーチェ城にも、高台のさらに先にある、古い城壁跡も観に行けたんじゃないかなーと、思っています。
 
 宿泊するなら、やっぱりオルティージャ島がおすすめ。私はアルキメデス広場近くのB&Bに宿泊しましたが、高台に行ったり、他の町に遠足するなら、もう少し駅の近くが便利だったかなと思いました。バスターミナルや高台へ行くミニバスの始発も、駅から近いです。

 ホテル探しにはBooking.comエクスペディア-世界最大級のホテル予約サイトHotels.comTripAdvisor (トリップアドバイザー)などのサイトがオススメです。

<おすすめのお店>
A Putia(レストラン)
 小さいけど、内装がかわいらしいアットホームなお店。B&Bのオーナーに勧められて行ってみましたが、美味しくて、居心地のよいお店でした。特にピスタチオのパスタが美味しかったです。
シラクーサ
公式サイトhttp://www.aputiadellecosebuone.it/
Caffe Apollo(カフェ)
 アポロ神殿の目の前にある有名カフェ。テラス席で、アポロ神殿を眺めながら、軽食をとったり、お茶したりできます。観光客の多いカフェですが、スタッフは親切ですし、値段も良心的なので、観光中の休憩などにおすすめです。トイレは、スタッフに鍵を借りて行く方式です。
参考サイト→Caffe Apollo(トリップアドバイザーのページ)
Bar Marcante(カフェ・バール)
 ドゥオーモ広場の手前の通りにある、老舗のお菓子屋さん。老舗で素朴な味ですが。シチリアの伝統的なお菓子が食べられるバールです。
参考サイト→Cafe Marciante(トリップアドバイザーのページ)
I Cannoli Del Re(カンノーリ専門店)
 ドゥオーモの南側にある、カンノーリ専門店。B&Bのオーナーに勧められて行ってみたのですが、非常に美味しかったです!特にレモンクリームがおすすめ!
シラクーサ
参考サイト→I Cannoli Del Re(トリップアドバイザーのページ)
参考として!Apollonion Osteria da Carlo(レストラン)
 B&Bのオーナーに勧められて行ってみたのですが、予約でいっぱいと言われ、撃沈しました…。ひっじょーに美味しそうでした…。こちらのお店に行きたい方は、予約しておくことをおすすめします!
参考サイト→Apollonion Osteria da Carlo(トリップアドバイザーのページ)


<シラクーサ旅行におすすめの本>


 地球の歩き方の南イタリア版。購入の際は、最新版かどうか確認を!



シチリアへ行きたい (とんぼの本)
 シチリア、シラクーサの歴史と一緒に町歩きしたい方は、この本がおすすめ!


走れメロス (新潮文庫)
 太宰治の「走れメロス」はシラクーサが舞台です!すぐ読めるので、やっぱり読んで行った方が面白いです!飛行機の中ででも!

 シラクーサは、ギリシャ神話に由来する観光地や、ギリシャ神話主題の古代の壺絵などがたくさんあるので、ギリシャ神話を読んで行くと、より楽しめます。神話そのものを読むなら→ギリシア・ローマ神話―付インド・北欧神話 (岩波文庫)、ギリシャ神話の全体像を知るなら→ギリシア神話 -神々と英雄に出会う (中公新書 (1798))、写真入りで楽しむなら→図説 ギリシャ神話「神々の世界」篇 (ふくろうの本)…などの本がおすすめです。


シラクーサの旅行記はこちらから

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貧乏なくせに、イタリア旅行というお金のかかる趣味を持ってしまった、「イタリア旅行貧乏」です。旅行は楽し♪びんぼーも楽し♪がモットーです!
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(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

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