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3/2ラヴェンナ①~霧を抜けたら、モザイク貸切ツアー

<本日のイタリア旅行記メニュー>
~ボローニャ経由でラヴェンナへ~
○サン・ヴィターレ教会
○ガッラ・プラチーディアの廟
○アリアーニ洗礼堂
○サンタポッリナーレ・ヌオーヴォ教会
○サンタポッリナーレ・クラッセ教会

 本日は、ミラノをさよならして、ラヴェンナへ!ESでボローニャへ行き、各駅停車に乗り換えである。ミラノ-ボローニャ間はエミリオ街道と呼ばれるグルメ街道を通るのだが、残念ながら通るだけである。こんなに粗食なのにエンゲル係数はそれほど低くない旅である(そのココロは、び・ん・ぼ・う旅行)。しかし、イタリアに来てからずっと天気が悪く、グルメ街道どころか、ひたすら霧の道で、窓の外は何も見えない。異次元世界をさまよっているお化け電車のようであった。イタリアは電車が遅れることが普通、というお国柄なので、乗り換えを心配していたのだが、ボローニャでの乗り換えはさくさく進み、実にスムーズにラヴェンナへと到着した。

 はじめまして!ラヴェンナ!予約してあるB&Bは駅から歩けないことはない距離なのだが、荷物が多いのと、まだ道がわからないので、タクシーを使うことに。はい、復習です。「タクシー乗り場以外からはタクシーに乗らない」。我々はオレンジ色の「TAXI」と書いてある看板に行くと、チョーひまそうに、ドライバーがうだうだしてた。先頭のドライバーに近づいて、ホテルの住所を書いてある紙を見せて、「くえすと、いんでりっつぉ、ぺるふぁぼーれ(=こちらの住所までお願いします)」。近くてごめんなさい、だったが、感じのよいドライバーさんで、目的地に着くと、「この建物だよ」と教えてくれた。

 しかし、「この建物」…本当にB&B?何か入り口が見当たらないのだが。看板もないし。さすがにこの建物ではないのでは?と思った我々が、あてもなくよろよろと歩き出すと、後ろからスーツ姿のかわいらしい女性が走ってきて、「あーゆー○○○?」と姉のファーストネームを呼ぶ。姉は英語は何となく通じてしまう(通じるだけで、英語自体はできない不思議な人種)ので、「そーよ、そーよ」と答え、無事にB&Bに入った。どうも工事をしていて、入り口が普段と違うらしい。

 さて、荷物を置くと、さっそく雨の中ラヴェンナを走り回るぞ!ラヴェンナと言えばモザイク、である。1泊を予定しているのだが、翌日はお昼には出発するため、今日のうちに行ける所は行っちまおうという魂胆である。姉が地図係(というより、私が地図の読めない女)なので、地図とにらめっこしながらまずは一番有名なサン・ヴィターレ教会へ向かう。…遠回りしちまったが、サン・ヴィターレ教会ゲットォ!まずはサン・ヴィターレ教会ガッラ・プラチーディアの廟サンタポッリナーレ・ヌオーヴォ教会ネオニアーノ礼拝堂(早口言葉のようだ…)共通のチケットを買い、いざ、教会へ。ビザンチン文化のラヴェンナの教会は外見はそっけなくて地味、なんてどのガイドにも書いてあるが、私は結構外見もすっきりしていて好きであった。でも、やっぱり圧巻なのは内装のモザイクモザイクモザイクである!「おわー!」と一瞬言葉を失う、見事な輝きである。とにかく、モザイクは手抜きがない!メインの人物だけでなく、衣装、小道具、それから窓枠にいたるまで、びっしりと石がはめ込んである。いやあ、私にはこんな根気のいる作業、無理!イタリア人にも無理に思えるんだけど、芸術意欲に関しては、ここまで細かくなれるんだなあ…。

 サン・ヴィターレ教会の敷地内にあるガッラ・プラチーディアの廟は、サン・ヴィターレ教会が荘厳で、人に見せるために作られているとしたら、こちらはモザイクで埋め尽くされた素敵なプライベート空間、お部屋のようであった。丸天井の星空といい、かわいい鳩さんといい、柱の模様と言い、「この部屋買った!」と言いたくなる空間であった。

 ここらで(って、まだ全然歩いてない…)、サン・ヴィターレ教会の正面から出たところの角にあるバールで一服。大変に美味だった。しかし、私はスペイン語とイタリア語が混ざってしまい、「レテ」を注文してしまった。ミルクを頼みたかったのである。スペイン語では「レチェ」、イタリア語では「ラテ」である。ちなみに、「レテ」とは、旧約聖書で死後の世界に流れている、その川の水を飲むと全てのことを忘れてしまうという水である。もちろん、ウェイターさんは「レテ」ではなく、「ラテ」を出してくれた。

 その後、入場無料のアリアーニ洗礼堂に行くと、天井に12人のメネズ(ASローマ所属MF)がいた。
メネズ
 幼いイエスが川で洗礼を受けている図が真ん中で、その周りをぐるっと12弟子が取り囲むという天井モザイクである。でも、12弟子ではなく、12メネズだった。若いメネズ、年老いたメネズ、やる気のあるメネズ、無いメネズ。真ん中の図は、川に浸かっている部分が、透けているように見えるという素晴らしい技巧なのだが、その透けている部分って、イエスの下半身(裸)なのだが、わざわざ透けさせる必要あったのだろうか…。むしろ、川の水で隠してくれた方が直視しやすいのですが。

 次にサンタポッリナーレ・ヌオーヴォ教会へ向かう途中で、何とイタリア人女の子に道を聞かれた(笑)。「Dove e サハ?(=サハってどこですか?)」…お店を探してると思われる。「のんろそ(=知らないです)」と答えたが、何でわざわざ東洋人の観光客に聞いたのか、ナゾだった…。で、サンタポッリナーレ・ヌオーヴォ教会。こちらは左側を聖女が行進、右は聖者がずらーっと行進しているモザイクである。ただし、聖女の一部分が工事中だったのが残念であった。ずらーっと壁沿いにモザイクが続いているのが、他とは違ってとっても新鮮。No.1美人聖女と、No.1イケメン聖者のコンテストをしながら、祭壇の方へ進む。聖女の行進のゴールには聖母マリア、聖者のゴールにはイエスがいるのだが、イエスを取り囲む大天使の中に今度はモントリーボ(フィオレンティーナ所属MF)がいた。クリソツだった。
モントリーボのモザイク


 ラヴェンナはきちんと観光案内板があちこちにあったおかげで、思ったよりもサクサク進み、今日中にちょっと中心から離れたサンタポッリナーレ・クラッセ教会へ行って来れそうだったので、バスに乗るべく駅へと向かう。4番か44番のバスで行くのだが、またまたバス停探しには苦労した。が、ラヴェンナの人々、大変穏やかで親切で、わざわざ「ここだよ」と紙に書いて教えてくれたので助かった。ミラノ同様、車内で次のバス停のアナウンスがないため、どこで降りるのかは全く分からなかったが、最初に運転手さんに「クラッセ教会に行きたいジャポネージ」であることをアッピールしておいたので、降りる場所で教えてくれた。だいたい中心部から15分くらいの草原の教会前でぽいっと降ろされた。

 帰りのバスの時間を確かめておこうと思ったのだが、道路の反対側あるバス停に、4番と44番の時刻表が、無い!一緒にバスを降りた、ドイツ人らしき家族のお父さんも、確認に来たのだが、私たちと顔を見合わせて、「分からないね」と肩をすくめた。ドイツ家族のお母さんは雨の中イライラしてて、「もう、パパ、何やってるのよ!」という雰囲気で、パパ、かわいそうだった。姉が「そういえば、帰りのバス停は別の場所だって何かで見たかも…」と言うので、とりあえずバス停を探してから教会へ入ることに。ドイツファミリーは先に教会に入ってしまった。で、バス停は、教会の出口を出て、右手に進むとすぐ見つかった。帰りの時刻表をメモしてから、いざ、教会へ。

 教会では、すぐ雨宿りの猫がお迎えしてくれた。イタリア、初猫!ちゃんと我々はチャオで挨拶したよ!受付のお姉ちゃんは本を読んでいて、我々がチケット出しても顔もあげない(笑)。とにかく、ラヴェンナはどこに行っても観光客が少なく、貸し切り状態であった。こちらのモザイクは、ラヴェンナ中心部の神秘的なモザイクとは少し違っていて、とても牧歌的で、かわいい!メルヘン画の世界で、小鳥やらお花やらに大変心洗われた。わざわざバスで見に行く価値ありです。教会の中でドイツパパがいたら時刻表を教えてあげたかったのだが、ファミリーはもう帰ってしまった後だった。無事にバス停に辿り着けたかな…。

 そんなこんなで中心部に戻ってきたら、もう今日はくたくた。姉はすぐにベットに横になって寝ぼけまくっていて、私が「歯ブラシはどこにある?」と聞いたら、「財布の中」と答えた。私が、「…入るわけないでしょ?」と突っ込むと、「あ、…ペットボトルの……背もたれ」と答えた。…歯ブラシは、自力で何とか探した。


<本日のイタリア語旅行フレーズ>
くえすと いんでぃりっつぉ ぺるふぁぼーれ(Questo indirizzo per favore.)
「この住所までお願いします」…タクシーを利用するときは、行き先の住所を書いたメモを持っていくと便利!必ず最初にだいたいの値段も聞いておきましょう。

3/3ラヴェンナ②~嗚呼、おじいちゃん、おじいちゃんへ続く

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貧乏なくせに、イタリア旅行というお金のかかる趣味を持ってしまった、「イタリア旅行貧乏」です。旅行は楽し♪びんぼーも楽し♪がモットーです!
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(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

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