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3/10モディカ3 ああ麗しのライトマジック

<今回のイタリア旅行記メニュー>
●サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会
●PIZZO(展望台)
●サン・ジョルジョ教会(内部)
●サン・ピエトロ教会(内部)

 ホテルの窓から見ていると、雨足がようやく弱まってきたので、町歩きに飛び出すことにした。

 これから目指すのは、サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会。イタリア語でサン・ジョヴァンニは、聖ヨハネを指す。聖ヨハネは、洗礼者のヨハネと、イエスの弟子で福音書を書いたヨハネがいるが、「エヴァンジェリスタ(=福音書記者)」が付く場合は、後者のヨハネ君のことである。(聖ヨハネと呼ばれる人々については、こちらの記事でまとめてあります)

 ちなみに、イタリアで、単に「サン・ジョヴァンニ教会」と言えば、洗礼者ヨハネを祀ってあることがほとんどである。洗礼者ヨハネを守護聖人にしているイタリアの町は多く、洗礼者ヨハネは、「イタリア!聖人総選挙!」とかあれば、聖フランチェスコの次くらいに人気があるかもと思うくらい、彼の名前に由来する教会、洗礼堂や、美術作品をよく見かける。福音書記者ヨハネ君の方は、活動したのがギリシアとかトルコ方面なので、あまりイタリアにはなじみがないのかもしれない。

 この福音書記者ヨハネ君は、キリスト教美術の中の、イケメンエースみたいな存在で、私がこのヨハネ君のファンであることは、時々このブログでも書いている。なので、このサン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会に行くのが、私は楽しみであった。

 モディカで、訪問すべき教会として名前が挙がるのは、アルタ(上の町)のドゥオーモであるサン・ジョルジョ教会、バッサ(下の町)のドゥオーモであるサン・ピエトロ教会が双璧であるが、三番目に名前が挙がるのが、このサン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会である。何で有名かと言うと、サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会は、アルタの中でもさらに高い位置にあるため、近くに見晴らしのよい展望台があるのだ。

 小ぶりの雨の中、ちょっと迷いながら上に上に上って行くと、途中で、町のあちこちの教会から、鐘が鳴る音が響き渡った。だいたい夕方の4時頃だったが、ちょうど通りかかった教会は、鐘の音の中、門が開けられてたので、この鐘の音は、お昼休みが終わって、教会の門が開くことを町の人たちに知らせるために、鳴らされているのかもしれない。

 鐘の音があちこちから響き渡る中、サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会発見!宿泊しているホテルが、もともと上の方だから、たどりつくのにそんなに苦労しなかったけど、バッサ(下の町)からここまで歩くのは、結構大変かもしれない。

モディカ
 こちらがサン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会。ノート渓谷のバロック教会の特徴として、私が発見(新発見とは言ってないからね)したセオリーの通り、舞台のような階段の上に載っている。このバロック教会の佇まいが、私はなかなか好きであった。

 それにしても、ヤシの木と教会の組み合わせって不思議である。ヤシの木って、やっぱり、南の島って感じで、南の島ってのは、キリスト教のような一神教よりも、アニミズムっぽいイメージがあるんだよなあ。もちろんステレオタイプなイメージってことなんだろうけど。

 私は、南の島では、人々はハメハメハ大王一族みたいに、風が吹いたら遅刻して、雨が降ったらお休みするような、大らかな生活をしていてほしいという、勝手なイメージを持っている。私はハメハメハ大王一族の精神には、かなり共感するものがある。ハメハメハ大王の話は終わり。

モディカ
 もうちょっと近くから撮影した教会の正面。バロック建築独特の曲線美である。

モディカ
 内部が開いていたのでのぞいてみた。ノート渓谷のバロック教会は、ローマのバロック教会に比べると、内部装飾にはああまり力を入れていない感じである。福音書記者ヨハネの、超イケメン画でもないかな、と思って探してみたが、なかった。残念。

モディカ
 仕方がないので、外の階段部分に立っている、ヨハネっちの像の写真をドウゾ。withヤシの木で、すっごい南国風情のヨハネだが、イマイチ表情が冴えないね。すっきりしない空模様を見ながら、「あー、また雨降りそー」とか言ってる感じだね。

 私は勝手に、このサン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会前からの眺めが良いのだと思っていたが、それは私の知ったかで(最近の私は知ったかが多い。改善が求められる欠点である)、「PIZZO」と呼ばれる、教会近くの展望台がパノラマスポットらしい。教会の左手の方に進んでいくと、その「PIZZO」にたどり着く。

 ここ「PIZZO」から見下ろすことで、ようやく、モディカの全体の形を少しだけ理解できたよ!

モディカ
 モディカは、こんなふうに、すり鉢状の地形に、張り付くように町ができていて、すり鉢の一番低い部分を、メインストリートであるウンベルト一世通りが貫いている。つまり、このウンベルト一世通りが、モディカで一番低い部分である。

 私は、ウンベルト一世通りを挟んで、北側(画像だと左側)の高台がアルタ(上の町)で、南側(画像右側)に低いバッサの町があると考えていたのだが、ウンベルト一世通りを境にして、北に高台の町、南に低地の町があるのではなく、ウンベルト一世通りが一番低い位置にあって、高台に挟まれているのだ。

 しかし、この地形では、どこがアルタで、どこがバッサなのかが分かりにくい。仮説は二つある。

1.アルタの町は、ウンベルト一世通りを挟んで、北と南に広がっている。この考え方だと、ウンベルト一世通り付近のみがバッサ。しかし、これだと、アルタの町が二つに分離していることになる。

2.アルタの町は、ウンベルト一世通りの北側の高台だけを呼ぶ。南側の高台は、北側の高台に比べると、低くて面積が狭いので、ウンベルト一世通りと、その南側のアルタより低い高台がバッサ。つまりこの場合は、バッサは、「相対的バッサ」である。

 時間があったら、いったいどこからどこまでがアルタで、どこがバッサなのか聞いてみたかったのだが、モディカはたった2泊なので忙しく、インフォメーションなどでじっくり聞く時間がなかった。次にモディカに行く機会がもしあれば(モディカチョコ食べたさで、再訪する可能性はゼロではない)、この疑問を解明してみたいと思う。

モディカ
 傾いてきた西日に照らされているアルタの町。なかなか壮観な眺めなのだが、やっぱりこういう広がりのある風景は、写真では伝わりにくい。実際に見るとスゴイよ!

モディカ
 遠くの方に見えている、高架道路。この高架線は、鉄道駅の方角に見えるが、結構高い。結構コワイ。おそらく、カターニアから来るときに、あの高架道路を通ったと思うのだが、通る時は何とも思わなかったが、下から見ると結構コワイくらいに高い。山あり谷ありのここらへんの地形に道路を通すには、ああいう高架道路を通す方が手っ取り早いのだろうか。ここらへんは、結構こういう超高架道路が多い。
 
 夕方になって、お昼休みで閉まっていた教会が開きはじめたっぽいので、昼間に入れなかったサン・ジョルジョ教会(アルタのドゥオーモ)に行って、中には行ってみることにした。

 高台の町・アルタの中でもかなり高い位置にある展望台から、サン・ジョルジョ教会に行くには、とりあえず下って行けばいいはずなんだけど…どうにもモディカは地図が見にくい町で、ホテルでもらった大きな観光用マップとにらめっこしても、イマイチどの道を行けばよいのかわからない。近くに地元の人がいて、「この道をずーっと下って行けば着くよ」と教えてくれたので、展望台から続いている下りの道をとことこと下った。

モディカ
 途中で目に付いた、バルコニーを頭に載せている生真面目な二人組。ヨーロッパの建築って、こういう風に、人が頭で建物を支えているモチーフが多い。起源は、少なくとも、古代ギリシア神殿で、神殿を支える人型の柱にさかのぼると思う。どういう意図、観念が込められているのかはわからないが、現代人の私から見ると、生真面目に頭の上に何かを載せている像って、どこかユーモラスである。

 地元の人の言うとおり、何となく下の方へと下って行くと、サン・ジョルジョ教会にたどりついた。

モディカ
 前回の旅行記のおさらい。これがアルタのドゥオーモであるサン・ジョルジョ教会だよ。写真も前回の旅行記のと同じだよ。

 予想通り、こちらもお昼休みを終えて、開いていたので入ってみた。

モディカ
 正面には、荘厳な祭壇画が飾ってあり、なかなか美しい。

モディカ
 オルガンも素敵だった。サン・ジョルジョ教会は、その劇的な外観と、教会前からの眺めが有名だが、内部もなかなか美しいので、できれば午前中か、4時以降の夕方、教会が開いている時間に行くことをおすすめしたい。

モディカ
 サン・ジョルジョ教会前の景観も、少しずつ日が暮れて、夕景になってきた。ぽちぽちと灯りが点き始めた町の景色が雰囲気たっぷり。イマイチ写真で伝えきれないなあ。オノレの目でみてなんぼの景観なのである。

 陽が暮れきってしまわないうちに、バッサ(下の町)のドゥオーモにも入場したいため、ちょっと急いで、坂を下った。途中で、下向きの階段があったら下った。とにかくモディカでショートカットしたければ、階段の道を使うに限る。モディカ入門の基礎の基礎である(何、モディカ入門って…)。

 で、バッサのドゥオーモ、サン・ピエトロ教会も、本日二度目の訪問。こちらも、ちゃんと扉が開いていた。

モディカ
 これもお昼に撮影して、前回の旅行記に載せた写真だけどね!復習のためにもう一度載せておくよ!これがサン・ピエトロ教会だよっ!

モディカ
 内部はこんな感じで、こぎれいなんだけど、新しい感じ。内部の雰囲気は、アルタのサン・ジョルジョ教会の方が好きだなあ。

モディカ
 サン・ピエトロ教会前の、12使徒が立ち並ぶ階段は、ライトアップされた夕景が、大変スペクタクルなことになっていた。まるで、12使徒が、ステージに立ち並んで、スポットライトを浴びているみたいである。

モディカ
 サン・ピエトロ教会の近くには、なぜかロボットのオブジェがあった。この画像の他に、もう一体あった。現代アートかな?人通りの少ないモディカで、急にコイツらに会うと、ちょっとビックリする。

 さーて。サン・ピエトロ教会まで来たということは、目の前にモディカチョコレートのお店、ボナユートがあるわけで、我々が入店するのはごく自然な流れなわけであって、モディカチョコを試食しながら、お土産を買い足した。しっかし、今日は、本当にたくさんチョコを食べたなあ(試食ばっかり)。

 チョコを食べたばっかりではあるが、ホテルはアルタの上の方にあるので、あまり遅い時間に帰るのもよくないので、バッサの方でさっさと夕食を食べて、ホテルに戻ることにした。我々は、初シチリアということで、最初のうちはまことに謙虚に、早い時間に帰るように心がけていた(…が、心がけるだけで、実際にはあまり早く帰っていなかった…)。

 ここまでのシチリア旅行、自分たちでもビックリするくらい、しゃかりきにあちこちの町を回っている。そのためか、今日で旅行八日目だが、少し姉も私も疲れていた。なので、ちょっとゆったりと食べよう、と、ホテルの人が教えてくれた、ミシュラン登録しているお店に行ってみた。が、冬季のため長期休業していた。

 およー。実は、宿泊しているホテルには、建物内に併設しているリストランテ(やや高級なレストラン)があり、ちょっと高いかもしれないけど、利便性を考えて、モディカでの食事はそこでとるつもりであった。しかし、そのリストランテも、冬季のため休業中だったのである。そのリストランテで食べるつもりだったので、あまりモディカの飲食店は調べてないんだよなあ。

 ホテルのスタッフさんが、もう一店、「MURIANA」という、メインのウンベルト通りを、駅側の方に歩いたところにあるお店を紹介してくれていたのだが、一度のぞいて見たが、あまりお客さんが入っていなかったので、他のお店をまたプラプラと探してみた。だが、雨も強くなってきたし、早くホテルに帰りたいという気持ちもあったので、結局、「MURIANA」に入った。

モディカ
 店内は広く、メニューは写真入りで、英語やドイツ語などでも書いてあり、結構観光客向けなのかな、という印象。取り立てて印象に残る味ではなかったが、値段が安かった。お水と、パスタ、肉料理、野菜のボイルを頼んで、サービス料込でたったの26.20ユーロ。

 美味しくないということはなかったので、モディカで安い食事で済ませたい、でもバールなどの軽食よりはしっかり食べたいという方は、入ってもいいのではないかと思う。画像は、ブロッコリーとチーズ、ひき肉の入ったパスタで、中華料理っぽい味がした。

 ライトな夕食を済ませて、もう外は真っ暗なので、急いでホテルに戻った。

 急いで戻ってるんだけど…アルタへと上る途中、どうしても、アルタのドゥオーモ、サン・ジョルジョ教会を通らなければいけないわけで…

モディカ
 何、このライトアップされた、美しい光景…。

モディカ
 何、この神々しく、きらびやかな光の中に佇む教会…。こんな美しい光景を前にして、立ち止まらずに居られるものかは!(「ものかは」は、私のマイブームである、古典の反語表現)

 つーわけで、「早く帰らなきゃ」「帰らなきゃ」と、口先だけでつぶやきながら、姉と私は、この光の中で、ウロウロしたわけである。我々は、本当に感動した時は、ウロウロしてしまうのである。落ち着いて景色を見なさいよ。

モディカ
 ドゥオーモ前の展望台も、光あふるるショータイムですからね!うーん、ライトマジック恐るべし。もちろんモディカは、夜景じゃなくても美しい町なのだが、ライトに照らされると、足し算式に美しさが増大するのではなく、掛け算式に増大している気がする。この文系女、何言ってるんだろうね。

 というわけで、サン・ジョルジョ教会前で、心行くまでウロウロしてから、ホテルに帰った。通称貴族の友人ホテル。もちろんフロントは夜でも開いていて、貴族の友人(ホテルスタッフのことです)が、プロフェッショナルな笑顔で迎えてくれるわけである。我々がイタリア旅行で、フロント24時間体制のホテルに宿泊するのは珍しいので、ごくフツーのことなのに、VIP待遇受けている気分になる。幸せな脳みそである。貧乏だから味わえる幸せもあるのだ(今いいこと言った)。

モディカ
 さーて。明日はいよいよラグーザだね。貴族の友人ホテルでは、こういう生首も我々をお迎えしてくれるよ。生首も、貴族の友人の手にかかれば、不思議なくらいエレガンスになってしまうのである。

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貧乏なくせに、イタリア旅行というお金のかかる趣味を持ってしまった、「イタリア旅行貧乏」です。旅行は楽し♪びんぼーも楽し♪がモットーです!
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(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

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