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3/9リパリ島2 限りなく青に近いブルーの海

 リゾートホテルのふかふかベッドで目が覚めた。おっ!そう言えば、このホテルの部屋からは海が見えるんだった!

リパリ島
 いいねえ~。朝焼けだねえ~。風の神様の島が、ピンク色に染まっているねえ~。

リパリ島
 まだ朝6時台だというのに、船が出港している。見た目からして、漁船ではなくて、高速船っぽい。こんな時間に観光客が移動するとは考えにくいので、通勤とかに使っている人がいるのだろうか。

リパリ島
 海を見ながらラジオ体操をしている間に、だいぶ陽が上ってきた。雲は多いけど、昨日よりはずっといい天気である。タブレットを持って行ったおかげで、今回は、ラジオ体操がかなりやりやすかったよ!「プ。ラジオ体操とかダサ」などと、笑ってはいけない。旅行では、体調管理はかなり重要ポイントなのだよ。体操も大事なのだよ(エラそうに言ってる割には、旅行中に風邪をひくことが多い私である)。

 朝ごはんは、1階のビュッフェで、海を見ながら優雅に食べるのである。うん、これは、朝ごはんじゃなくてブレックファストである(同じです)。

リパリ島
 朝ごはんのつかないアパートホテルに宿泊していたので、人様に用意してもらえる朝ごはんが、何だかウレシイ。バナナがあるのもウレシイ。

 このままゆったりと時を過ごしたいのだが、今回、リパリ島はたった1泊なので、今日のお昼には出発しなければならない。オフシーズンで、それほど予約も入っていないためか、チェックアウトは何時でも良いと言われたので、午前中いっぱいリパリ島を観光することにした。

リパリ島
 こちらは、旧市街のメインストリートにある郵便局の側面に描いてある絵。さすがに落書きではなく、公式に描いてある絵だと思われる。イタリアにはプロ級の落書き師がいるから、時々わかりづらいのだ。この島を司っている風の神が、息吹で手紙を運んでいる、チャーミングな絵である。

リパリ島
 平和なリパリ島の朝である。思った以上に天気がよくなってヨカッタ!

リパリ島
 昨日も会った猫ちゃんが、今日も同じ場所で寝ていた。ていうか、朝から寝ている猫ちゃんは平和だねえ。猫ちゃんの名誉のために言っておくと、猫は早起きな生き物なので、おそらく一度起きて、朝の活動が終わってから、早めの昼寝に入っているのだと思われるよ!

リパリ島
 昨晩、雨が降った中で見た表情とは、全然違う、穏やかな雰囲気のドゥオーモ。このドゥオーモに向かう階段の雰囲気は、実に良い。

リパリ島
 こちらが、なかなか風情たっぷりのドゥオーモ。バロックの時代に再建されたらしいが、もともとはノルマン支配時代に建てられた大聖堂だそうだ。時代区分で言えば、中世になるのかな。ノルマン様式の回廊が残っているらしいのだが、残念ながら、大聖堂そのものが閉まっていた。なかなか雰囲気の良い聖堂だったので、中に入ってみたかったのになー。

 聖堂の裏手の方は、海に面した城塞になっていて、海を眺めることができる。

リパリ島

リパリ島
 いやー。地中海の海の色ってのは、どうしてこんなに青いんだろうねえ。本当に独特の青色である。こういう海の色を見ていると、カプリ島の青の洞窟にも、やっぱり興味が沸いてくる。いつか再チャレンジすべきかねえー。

 残念ながらドゥオーモに入れなかったので、ドゥオーモ横の、エオリエ州立考古学博物館へ入ることにした。切符売り場が、博物館とはちょっと離れていて、ドゥオーモを正面に見て左側の方にずっと歩いて行ったところにある。表示があるので、迷うことは無いと思う。

リパリ島
 こちらが切符売り場。チケットは6ユーロ。

 博物館の方へ戻って、ドゥオーモを正面に見て、すぐ右側にある博物館に入った。

 リパリ島の考古学はなかなか興味深い。古代ギリシアからの植民がはじまる前に、シチリアには土着の民族がいた。その中でも、イタリア半島から渡ってきたと思われるシクル人と呼ばれる民族の足跡が、リパリ島には残っているらしい。距離的に近いメッシーナ海峡を渡るのではなく、わざわざ、エオリア諸島を足場にして渡ってきているというのが、やはりメッシーナ海峡が、難所であることを示しているように思う。

 博物館内の展示は、

リパリ島
 リパリ島の特産だという黒曜石や、

リパリ島
 ギリシア神話のストーリーである、ヘラクレスの偉業の絵が描かれた壺があったりしたのだが、えっ?6ユーロでたったこれだけ?という感じで、建物内の展示物の鑑賞は終わってしまった。

 たったこれだけか…と思っていたら、入り口のスタッフさんが、ドゥオーモを挟んで、次にある建物も、エオリエ州立考古学博物館の一部だと言う。ちょっとわかづらいのだが、博物館は、ドゥオーモの左右隣り、離れた建物として2ヶ所に分かれているようだ。

 そして、ドゥオーモの(正面から見て)左の方、後から入った建物の方がずっと展示物が多かった。地球の歩き方(2014~15版)の地図は、ドゥオーモの(正面から見て)右側の方だけにしか博物館がないような書き方になっているので注意!

 後から入った博物館には、古代ギリシアの絵が描かれている壺がたくさん展示してあった。

リパリ島
 翼を持っている女神なので、勝利の女神ニケだろうか。

リパリ島
 この女神は、ギリシア語で「ニケ」って書いてあるみたいなので、高確率でニケだろう。勝利の女神なので、勝利者にかぶせる月桂冠を作っているのだろう。

リパリ島
 この強そうな女神は、おそらく知恵と戦の女神アテナ。表情もキリッとしていて、本当に強そう。

 多神教のギリシア神話では、個性的で魅力的(というか人間的)な女神がたくさん登場する。古代ギリシアが、男尊女卑だったということと、女神信仰は結びつかないような気がするのだが、「出産の女神アルテミス」や「豊穣の女神デメテル」など、やっぱり、その分野は男神より女神の方がいいよね~という分野は女神に任せているのだろうか。

 それでも、戦を司るのが女神だってのは面白い。アテナに似た神様で、軍神アレスという男の神様がいるのだが、アレスが司るのは、戦でも「暴力」とか「破壊」の部分で、アテナは「戦略」や「都市の守護」の部分である。戦争の破壊的な部分は男性的で、守備的な部分は女性的ってことなのかなー。守備的な部分は女性的というよりは、母性的にも思えるけど、アテナは処女神なのだ。ギリシア神話ってのは、いろいろ考えると、答えは出ないけどなかなか面白い。

リパリ島
 こちらは、この博物館で一番気に入った絵が描いてあった壺。古代ギリシアの絵画は、こういう壺絵しか残っていないけど、かなり技量が高かったことがよく分かる。一番右側にいる、翼を持った少年が恋の神エロスかな?そうすると、その手前の女性か、座っている女性のどちらかが、エロスとよく一緒に描かれる、エロスのお母さんの愛と美の女神アフロディーテかな?エロスの翼が、繊細に描かれていて素敵である。

 私は、何かの本で、「マグロを買うオヤジの絵が描いてある壺」がリパリ島にあると読んだ気がしたので(おそらく記憶違い)、探してみたが、見つからなかった。ていうか、ギリシア神話の神々しい神様ばっかりで、マグロオヤジなんかいる気配もなかった。ちなみに、このマグロオヤジには、あとでチェファルーでご対面することになるよ!

リパリ島
 あと、こういうおびただしい数のアンフォラ(壺)が展示されていた。海底などから見つかったもので、古代の交易などを知るのにとても重要なものだそうだ。考古学ってロマンだねえ。しかし、私はロマンだねえ以上に考古学を語る教養がないので、壺は壺で終わりである。

リパリ島
 博物館を出て、切符売り場方面に歩くと、素敵なトンネルがあった。リパリ島は、実に平和なリゾート観光地だなあ。

リパリ島
 しかし、本当に海の色が青い。限りなく青に近いブルーって感じだよね(意味不明)。

 海の近くまで降りてみると、昨日もこの場所にいたヒマオヤジたちが、わんさかとたむろっていた。カードゲームに興じるグループ、おしゃべりに興じるグループ、ただただヒマそうに海を眺めている、ヒマオヤジの中のヒマオヤジみたいなグループ…。

 このオヤジたちは、朝は漁をして、昼間はヒマしているだけで、働いていないというわけではないのだろうか。不明である。誰かイタリアのヒマオヤジたちについて、その実態と生息についてレポートしてくれないだろうか。

 そろそろ高速船に乗る時間が近づいてきたので、ホテルに荷物を取りに戻ることにした。我々は車の運転ができないので、リパリ島は、旧市街を歩き回るだけで終わってしまったが、レンタカーを使って島全体を周る人もいるらしい。エオリア諸島は、リパリ島以外にも面白そうな島がいくつかあるので、次に来る機会があれば、ヴルカーノ島とか、サリーナ島にも行ってみたいなあ。

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貧乏なくせに、イタリア旅行というお金のかかる趣味を持ってしまった、「イタリア旅行貧乏」です。旅行は楽し♪びんぼーも楽し♪がモットーです!
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(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

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