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ウフィツィ美術館展に行ってきました!

 先日予告していた通り、前売り券を買っておいたウフィツィ美術館展に行ってまいりました。

ウフィツィ美術館展


 上野にある東京都美術館で、10月11日~12月14日まで開催している「ウフィツィ美術館展」。足を運んだのは、11月23日、3連休の初日です。

 …こんなに人混み苦手な私が、なぜ、わざわざ混雑が予想される土曜日に行ったかというと、この日、展覧会にちなんだ講演会が、美術館前の講堂で行われることを、公式サイトの情報で突き止めたわけですよ。講演会のお題は「ボッティチェリの神話画をめぐって」。しかも、展覧会のチケットを持っている人は、無料で聴講できると言う…!コレ、行かずして、ボッティチェリファンと言えるであろうか!

 講演会は2時からスタートですが、整理券(225枚)を1時から配り始めるとのこと。1時までに美術館に行き、鑑賞を済ませるのは、「アサオキラレナイ症候群」の私には夢のような話なので、講演後に鑑賞することにして、まずは整理券をゲットしに行きました。

 1時より前に到着する気まんまんで家を出たのですが、講堂前に到着したのは1時5分。整理券余ってるかなーと心配でしたが、無事に175番の整理券をゲットォ!しかし、たった5分で175枚を配り終わっているというわけですな。無料講演会おそるべし。

 講師の先生は、京谷啓徳先生で、もっと知りたいボッティチェッリ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)を書いた方だそうです。

 講演では、今回来日している「パラスとケンタウロス」、「ヴィーナスの誕生」、「春」、ルーブル美術館にある「ヴィーナスとマルス」の、4枚のギリシャ神話モチーフの絵を、それぞれが、どういった背景で(注文主とか)、何を意図して描かれたもので、描かれている場面の一つ一つが何を意味しているのかを、ユーモアも交えてわかりやすく解説してくれました。

 一番印象に残ったのは、「春」の、右から2番目に描かれている、大地の女神クロリスとされている人物(西風ゼフィロスに襲われて、口から花を吐き出している女性)の衣服に、実は、花が咲いていない草が描かれているということです!(あるいは、背景の草が、透けた衣装の向こうに見えているという解釈もできるそうなのだが)コレ、ウフィツィ美術館で見た時、全然気づかなかったなー。クロリスは白い服着ているんだと思ってたよ。

 んで、クロリスの隣にいる、花の女神フローラは鮮やかな花柄ドレスを着ているのですが、クロリス(大地)がゼフィロス(春をもたらす西風)と結婚して花の女神に変身した結果、もともと着ていた衣服の中の草が、花を咲かせた、という解釈は、実に粋だなー!と思いました。(もちろん、この解釈には異論もあるそうですが)

 そんなわけで、講演会は非常におもしろかったです。美術展では、こういう講演が聴けることもあるんですねー。これからは、公式サイトなどでチェックしなきゃ。

 肝心の美術展の方ですが、まず、土曜日にしては混雑してないなと感じました。もちろん、混んではいるのですが、ひとつの絵を見るのに何分も待つとか、押し合いへし合いしながら進まなければならないとか、そういうことはなかったので、あまりストレスなく鑑賞できました。

 「パラスとケンタウロス」以外に、個人的に嬉しかったのは、フィリッポ・リッピ作品が小さいですが一つ来ていたことと、ヴァザーリの回廊内にあるブロンヅィーノのメディチ家の方々の肖像画が来ていたこと!特に、あのイケメンのジュリアーノっ!

 ヴァザーリの回廊は、限定公開しかしないので、一度見た時、もう二度と見ることないのかなーと思っていたので、ジュリアーノに再会できて嬉しい限りでした。相変わらず、夭折を予感させるような、憂いを秘めた表情をしておりました。このメディチ家の肖像画は、小さい作品ですが、フィレンツェに行っても、そう簡単に見れるものではないので、非常に貴重な機会だと思います。

 あとは、「ウフィツィ美術館展」とは言っても、ウフィツィ美術館所蔵でない作品もたくさんありました。フィレンツェ貯蓄銀行とやらが所蔵しているペルジーノの「哀れみのキリスト」という絵が、なかなか味わい深い作品でした。これも、フィレンツェに行っても、なかなか見れない作品なんじゃないかなー。

 他にはブロンヅィーノに影響を受けた画家さんだという、ドメニコ・プリーゴ作の「ピエトロ・ カルネセッキの肖像」が印象的でした。中性っぽくて、どこか物悲しそうな表情が印象的。この肖像画を描かれた若い男性は、もともとイケメンさんらしいので、モデルが良いのか、画家の腕が良いのかはわかりませんが、何だか引き込まれる感じの作品でした。

 しかし、この作品もそうなのですが、ウフィツィ美術館所蔵とされる作品で、見覚えのない作品があまりにも多かった。5度も入ったことがあるウフィツィ美術館なのですが、鑑賞の半分以上をボッティチェリに費やしている私なので、今度は、もっとゆっくり全体を鑑賞したいなーと思いました。でも、来日している作品の中には、ウフィツィ美術館では展示せずに、所蔵だけしている作品も、いくつかはあったんじゃないかと思います。

 というわけで、フィレンツェ気分、ルネサンス気分に浸れた、秋の一日でございました。今後は、会期末に向けて混雑していくかもしれませんが、夜間開館の日もあるみたいなので、行かれる方は、ぜひ、ゆっくり鑑賞できそうな日を選んで行ってらっしゃいませ!

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貧乏なくせに、イタリア旅行というお金のかかる趣味を持ってしまった、「イタリア旅行貧乏」です。旅行は楽し♪びんぼーも楽し♪がモットーです!
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(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

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