イタリア旅行記ブログ イタリア旅行は楽し

イタリア旅行大好きの管理人が、実際にイタリアに足を運んだ経験・情報に基づいて、イタリア旅行情報を発信してます。
旅行記や個人でのイタリア旅行のコツ、サッカー観戦情報もございます。

Top Page > イタリア旅行記2014 > 3/12コルトーナ トスカーナの地平に夕日は沈む

3/12コルトーナ トスカーナの地平に夕日は沈む

<今回のイタリア旅行記メニュー>
●サン・ドメニコ教会
●コルトーナの夕陽

 カスティリオーネ・デル・ラーゴの遠足から、鉄道で、コルトーナのカムーチャ駅に戻ってきた。

 電車の到着と、カムーチャ駅からコルトーナ旧市街へのバスの出発時刻が、接続がよい電車で帰ってきたのだが、その電車が、20分遅れたため、乗り換える予定であったバスは、既に行ってしまってた。次のバスまでは、30分以上ある。カムーチャ駅周辺には、少し歩かないとバールすらないので、駅の待合室で、ぼんやりとバスの時間まで待つことにした。

 3人でぼんやりしていると、アメリカ人とおぼしき、シニア女性4人のグループに英語で話しかけられた。「中心街までのバス切符を買いたいのだけど、これで買えばいいのかしら?」と、鉄道切符の自動券売機を指さす。

 それは鉄道の切符販売機ですよ、と答え、一昨日、地元の少年に教えてもらった、タバッキの場所を教えてあげた。情報は、こうやって、人から人へと伝播していくのであるな。女性たちは疲れているようで、「歩いてどのくらいかかるのかしら?」と不安そうな顔で坂道を見上げたので、5分もかからないくらいで、すぐですよ、と答えると、安堵したようで、荷物番と切符係に別れて、二人が切符を買いに行っていた。

 コルトーナは、「トスカーナの休日」という、アメリカ映画の舞台になった町だそうで、日本での知名度より、アメリカでの知名度が高い。同じく映画のロケ地になったアレッツォやピエンツァのように、アメリカ人観光客が多いのかもしれない。

 もうすでに慣れっこになった、コルトーナ中心街へと向かう、ミニバス…本当に小さいボックスカーみたいなバスが、バス停に到着したのだが、アメリカ人クループは動こうとしない。このボックスカーが、まさかバスだとは思っていないのかもしれない。

 そこで、「バスが来ましたよ」と声をかけてみると、「いいの、いいの。バスには乗らないことになったの」とのお答え。というのも、宿泊する予定のホテルから電話がかかってきて、駅まで送迎の車が来ることになったのそうだ。「このバス切符は必要なくなっちゃったので、要りませんか?」と言ってくれたのだが、我々は明日コルトーナを発つ時に使うバス切符まで購入してあるので、お断りした。

 バスは、我々3人だけを乗せて、ゆっくりとコルトーナ旧市街へと上って行く。こんなに利用者が少ないバスなのに、1時間に1本程度は運行してくれるのは、まことにありがたいことである。夏場はもう少し観光客が多いんだろうなあ。

 旧市街に着くと、とりあえず、宿泊しているレジデンスのすぐ近くにあるジェラート屋さんにまだ行ってなかったので、ジェラートを買って食べることにした。今日は晴れていて、カスティリオーネ・デル。ラーゴは結構なぽかぽか陽気だったしね。それに、ジェラートはイタリア旅行の基本である(何の基本だよ)。

 我々が行ったのは、トリップアドバイザーでもなかなか高評価の「Ti amo」というジェラート屋さんである。日本語訳すれば「愛してるゼ」くらいの意味。…こういうネーミングセンスは、イタリアと日本って、結構「ねじれの位置」って感じだと思う。

 で、その「愛してるゼ」のジェラートは、ヨーグルトとレモン味を食べたが、やや甘くはあったがなかなか美味しかった。トスカーナのジェラートは、私はなかなか舌に合うように思う。

 今日はたくさん歩いたので、母はレジデンスで休ませて、私と姉はコルトーナの町に繰り出した。明日でコルトーナを発つので、最後の町歩きである。

 ジェラートもそうだけど、「ウンカフェ(=バールでエスプレッソを一杯)」も、イタリア旅行の基本である。今日は、この「ウンカフェ」も済ませていなかったので、バールに入ることにした。

 姉と私は、「ウンカフェ」するにも、選択肢がある場合は、どのバールにしようかウロウロと悩む二人である。地元の人に人気のバールの方が断然美味しいし、できればもっさりしたオヤジバール(=店主も客も皆オヤジ)よりも、オシャレバールに入りたい。と言っても、イタリアではオシャレバールの割合は結構少ない。もっと言えば、バールに「オシャレ」を求めることが、正しい事なのかどうかが疑問である。

 で、ナツィオナーレというメインストリートの真ん中らへんに、ちょいとオシャレなバールを2軒見つけた。

コルトーナ
 市庁舎が見えるこの通りが、ナツィオナーレ通り。コルトーナでは、一番、お店などが多い通りである。 

 たった1ユーロのカフェを飲むのに、さっさとどちらかのバールに入ればよいのに、迷いに迷った我々は、道端に現れた猫ちゃんが、どちらの方向に歩くかで、入るバールを決めた。人間は、決断を迷う時には、自分の意思とは何の因果関係もない出来事に、決断を委ねるところがあるのだ。占いの類が、こんなに科学が発達しても衰退しないのは、そのためなのであろう。

コルトーナ
 入ったのは、コチラのバール。バールと言うよりカフェだろうか。

 中には、きちんと制服を着たバリスタさん(=バールでコーヒー作る人)がいて、出してくれたエスプレッソは、非常に美味しかった。ちょっと高級感のある内装だったのだが、立ち飲みコーヒーは、オシャレバールだろうと、オヤジバールだろうと、イタリアではだいたい1ユーロ前後で変わらないのである。美味しいコーヒーが飲めたので、猫ちゃんに決めてもらって正解だった。

 この後、城壁を出て、バス乗り場があるガリバルディ広場まで降りて、サン・ドメニコ教会に入ってみた。

コルトーナ
 バス乗り場から見えている場所にある、質素な教会で、よく扉が開いていたので、気になっていたのだ。

 地球の歩き方には、主祭壇の祭壇画が見事と描かれていたのだが、目つきが悪くて、あまり好みの作品ではなかった。

 代わりに目を惹いたのは、こちらの剥がれかかっているフレスコ画。

コルトーナ
 説明版には、Bartolomeo della Gattaという画家さんの、「聖ロッコと諸聖人の物語」とかいうタイトルの作品の部分だと書いてあった。Bartolomeo della Gatta…って本名ではないのだろうが、Gattaって「雌猫」って意味だから、「女の子のネコが好きなバルトロメオさん」ってあだ名?何だか親近感沸いちゃうね(私は猫好き)!

 サン・ドメニコ教会を出た後、城壁内に戻ると、夕陽に照らされて、コルトーナがピンク色に輝いていた!

コルトーナ

コルトーナ

 こりゃ、最高級の夕陽が見れるぞ!と踏んだ我々は、レジデンスで休んでいた母に、「夕陽を見に出てこない?」と電話を入れてみたが、母は「もう休憩モードに入ったから、外に出たくない」とのことだった。そうね。一度、部屋でまったりしてしまうと、外に出るのってエネルギーが必要だもんね。わかるよ。私も基本、出不精だからわかる。出不精のくせに、趣味が旅行とは、私は思い切り矛盾した存在物なのである。

コルトーナ

コルトーナ
 今日は、晴れていたしねー!雲一つない空を、夕陽がピンク色に照らしている。

 ところで、ここからのアングルでは、木がジャマしているので、もう少し夕陽を見送るベストスポットがあるのではないかと、姉と考えた所、「ドゥオーモ前の広場はどうだ!?」ということになった。そこで、ちょっと駆け足で、サンタゴスティーノ門あたりから、ドゥオーモ広場まで移動してみた。

 すると!結構本気で走ったのに、夕陽の足は、我々よりずっと速かった!というか、想像以上に我々が鈍足なのであろうか…。

コルトーナ
 ついさっきまで、まるまる顔を出していた夕陽が、既に半分以上は沈んでしまっているよ!何でこんなに速いの!?普段、夕陽を観察する習慣がないもので(そんな習慣ある人いるのか)、夕陽シロウトだったよ…。でもまあ、ギリギリ、完全に沈む前に間に合って、ヨシとするか。

コルトーナ
 夕闇がこれから始まるコルトーナ。この道は、初めて来た道だが、なかなか素敵な通りだ。

 小さな町コルトーナとは言っても、あちらこちら走り回ってみると、まだ歩いていない路地もたくさんある。私は、小さい町に滞在すると、路地という路地を歩き回ってやろうと意気込んでしまうのだが、大抵の場合は、「あー、まだ歩いてない道がある!」という心残りを持ちつつ、町を後にすることになる。しかし、今までイタリアの町で、全ての道を制覇した町は2つある。チヴィタ・ディ・バニョレージョ(コレは当たり前)と、ピエンツァである。

 さて、レジデンスに帰る前に、コルトーナで一番気に入った通りである、中世の家が立ち並ぶ通りに寄ってみた。すると。中世の家から、住民が出てきた。中世からずーっと、そこにあるだけではなく、住居として使われているということが実感できた瞬間であった。

 レジデンスに帰る途中で、バス停の所でしゃべったアメリカ人グループと再会した。小さなコルトーナなので、同時期に旅行する同士とは、何度も出会う。「どこか美味しいレストランを知らないかしら?」と聞かれたのだが、「私たち、コルトーナではずっと自炊しているので、レストランは知らないんですー」と答えると、「へー!自炊してるのねー!」と驚いていた。今に思えば、一軒くらいコルトーナでレストランに入っても面白かったかもなー。

 明日はフィレンツェに向けて出発する。もう、5度目となるフィレンツェ…もはや旅行と言うより、里帰りって感じのリラックス感すら漂っているわけだが、気を緩めるな!…と言っても、緩めるなとオノレに言い聞かせている時点で、もう緩んでいるのである。

3/13フィレンツェ1 囚われのサン・ジョヴァンニ洗礼堂へ続く

イタリア旅行記2014もくじ

イタリア旅行は楽し♪トップページへ

スポンサーリンク

Home

プロフィール

辺獄

Author:辺獄
貧乏なくせに、イタリア旅行というお金のかかる趣味を持ってしまった、「イタリア旅行貧乏」です。旅行は楽し♪びんぼーも楽し♪がモットーです!
ついでにイタリア語も楽し♪
好きなイタリアの画家はボッティチェリ!

(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

サイト修復中のお知らせ

当ブログは、記事が増えすぎたため、旅行記と本の感想以外の、イタリア旅行の実用的な情報記事を、新サイトにお引越しする作業を行っています。

引っ越し作業中は、お見苦しい箇所も出てきてしまうと思いますが、何とぞご容赦くださいませ。

新サイトはこちらです
辺獄のイタリア旅行おすすめ情報
辺獄のイタリア旅行おすすめ情報

新サイト完成後も、こちらのブログは、旅行記ブログとして存続しますので、よろしくお願い致します!

最新記事

イタリア旅行記

イタリア個人旅行の作り方

イタリアを個人で旅行する場合の、旅程の立て方や、航空券やホテルの予約の仕方についてまとめてみました♪
● イタリア個人旅行の作り方



イタリアの各町まとめガイド

今まで行ったことのあるイタリアの町ごとに、観光情報をまとめてあります。情報は、訪問当時のものなので、変わっている可能性もございます。ご注意下さいませ。
● 各町まとめガイド

各町まとめガイドは、10月以降、一時的に記事が見れなくなる可能性があります。詳しくはこちら

イタリア旅行お役立ち情報

イタリアツアー情報

当サイトはイタリアを個人旅行するための情報が多いので、パックツアーを考えている方のための別館を作ってみました。イタリアツアーの選び方や、おすすめイタリアツアーを紹介しています。
別館→イタリアツアー情報

旅行会話をマスターする!

せっかくイタリアに行くなら、イタリア語にチャレンジしてみましょう!イタリア語旅行会話の学習法や、おすすめのイタリア語学習教材、また、イタリア旅行で実際に使った旅行フレーズの紹介などをしています。

イタリア旅行おすすめ本

イタリア旅行に関するおすすめの本を紹介しています。おすすめガイドブックや、イタリア旅行前にぜひ読んでおきたい読み物、ちょっと小難しい文芸作品まで♪一覧にまとめてありますので、こちらからどうぞ↓

おすすめ旅行グッズ

イタリア旅行に役立つおすすめ旅行グッズをご紹介しています。ご参考までに、私がイタリア旅行の際に準備する持ち物リストの一覧も公開しています☆

イタリア旅行おすすめリンク

イタリア旅行に役立つサイトのリンク集を目的別に集めてみました。

カテゴリ

ブログランキング

参加中のブログランキングです。当ブログがお気に召していただけましたら、ぽちっとお願い致します☆

サイトについて

当ブログはリンクフリーです。サイトポリシーやお問い合わせ先についてはこちらからどうぞ。

検索フォーム

RSSリンクの表示

FC2カウンター