イタリア旅行記ブログ イタリア旅行は楽し

イタリア旅行大好きの管理人が、実際にイタリアに足を運んだ経験・情報に基づいて、イタリア旅行情報を発信してます。
旅行記や個人でのイタリア旅行のコツ、サッカー観戦情報もございます。

Top Page > イタリア旅行記2014 > 3/7ウルビーノ1 緑の中の写真合成疑惑

3/7ウルビーノ1 緑の中の写真合成疑惑

<今回のイタリア旅行記メニュー>
●サン・ベルナルディーノ教会

 ウルビーノ初日の朝である。

ウルビーノ
 宿泊したB&Bの窓の外の景色である。こういう古い雰囲気の屋根を見ると、ああ、中部イタリアに来たなーという感じが沸いてくる。中部イタリアの中でも、マルケ州に滞在するのは初めてである。たった4泊のウルビーノだし、ウルビーノはあまり交通の便がよくないので、マルケ州をたっぷり堪能するというわけにはいかないけど、ウルビーノを時間の限り楽しむぞっ!

 今回宿泊したB&Bは、朝ごはん付きだが、その朝ごはんは、近くのバールにチケットを持って行って食べるスタイルである。イタリアの個人経営のB&Bでは、よくあるスタイルだが、この経験は初めてである。イタリア人は、朝ごはんをバールで食べる人も多いので、イタリア人のスタイルを真似ることができて、おもしろい。

 バールに入って、お店のおじさんにチケットを渡すと、にこやかに何を飲むかと聞かれ、クロワッサン類のパンを選ぶように言われた。イタリアの朝に飲むものといえば、やっぱりカプチーノ。カプチーノをオーダーし、食べたいクロワッサンを指さすと、開いている席に座って待ってていいよと言われた。

ウルビーノ
 こちらがイタリア人流朝ごはん。人にも拠ると思うが、基本的にイタリア人は、朝ご飯をたくさん食べないらしい。甘いパンにコーヒーだけで済ませてしまうのだ。ここのB&Bのレビューで、ドイツ人とかアメリカ人の旅行者が「朝ごはんが少なすぎたのが唯一の不満だった」と書いてあったが、まー、ドイツ人とかアメリカ人には足りないかもなー。ていうか、日本人の私にも足りない。明日からは、B&Bで、バナナとヨーグルトを食べてからバールに来ることにしよう。

 周りのテーブルでは、朝ごはんを食べている地元の人たちがいて、出勤前で急いでいる人たちは、カウンターで立ち食いしていた。イタリアの日常に入り込んだ感じで、なかなか楽しい。

 ふと、他のテーブルで朝食をとっていたおばあさんが、我々のテーブルに寄ってきて、急に私の顔を両手で挟み、「まー、中国人の子!あなたは、キレイで明るい顔をしているのねー!」と、興奮気味に唾を飛ばしながら、まくしたてた。…ウルビーノはそんなに、東洋人の観光客が少ないのかなあ?

 キレイな顔とか言われて、もちろん悪い気はしないけど、明らかに私は子どもだと思われてるみたいだし、おばあちゃんは、肌の色がイタリア人と違う人を見て、興奮してしまったって感じだった。「中国じゃなくて、日本から来たんですー」と言ってみたが、あんまり通じてなかった。てか、どうでもよかったみたいだね。オリエント方向からヤッテキマシタ~。ていうか、こういう風に、地元の人が馴れ馴れしく話しかけてくることからも、ああ、もうギリシャでなく、イタリアにいるんだなーと実感させられるのだ。

 朝ご飯を食べた後、姉と私は、まずインフォメーションに行くことにした。何をしに行くかって、ウルビーノに来たばっかりなのに、ウルビーノから次の町コルトーナに移動する際の、バスを予約しに行くのである。ウルビーノで一番最初にやることがソレか!とお思いになるかもしれないが、ウルビーノ滞在は土日を挟むので、バス会社やインフォメーションが確実に開いていると思われるのは、金曜日の今日だけなのである。

 ちなみに、このバスはちょっとアドヴェンチャーですよぅ!交通の便の悪いウルビーノ、私は、ウルビーノと他の町を結ぶ、結構ありとあらゆる交通手段を調べ尽くしたのだが、RUOCCO社というバス会社が、一日に一本ずつ(一日に一本っ!)、北と南からイタリア半島を縦断するバスを走らせていて、そのバスがウルビーノを通り、ウルビーノとウンブリア方面を結んでいるという情報をゲットしたのだ。コルトーナに行くには、ウンブリアの主要都市から、鉄道ですぐである。

 バスがウンブリアで停まる町は、ペルージャとアッシジ。ペルージャの方は、旧市街近くにバスが停車するため、鉄道駅まで遠いので、乗り換えが不便である。それに対し、アッシジの方は、鉄道駅近くのサンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会付近に停車する(とRUOCCO社のサイトには書いてある)ので、乗り換えが楽そうである。アッシジの鉄道駅付近は行ったこともあるし、スムーズに乗り換えられるだろう。このバスは完全予約制なので、インフォメーションでお願いして、ウルビーノからアッシジまでを予約してもらおうと考えたのだ。

 インフォメーションは、ドゥオーモ近くなので、とことこと坂を下って行った。ウルビーノは小さな町で、城壁内なら、坂道はキツイけれども、楽々徒歩圏内である。

 インフォメーションには、眼鏡をかけた、頼りになりそうな女性スタッフがいた。彼女に、RUOCCO社の公式サイトからプリントアウトしてきた紙を見せて、「このバスの、アッシジまでの予約をお願いしたいのですが」と言うと、快くRUOCCO社に電話をかけてくれた(私のイタリア語は、電話で予約を取れるほどのレヴェルではないのだ。ていうか、マジ大したことない。謙遜じゃないよ!)。

 すると、女性スタッフの雲行きがアヤシイ。「え?アッシジに行かないんですか?だって、この路線にアッシジが入ってますよ?書いてあるのにそんなわけないでしょ?」などと言っている。電話をいったん保留して、我々に、「信じがたいことなのだけど、今、アッシジは通ってないんですって。ペルージャは通るみたいなんだけど、どうしますか?」と聞いてきた。

 フフフ…イタリア人にすら「incredibile(信じらんない)」と言われてしまうRUOCCO社っ!でもね、私は信じられますよ。ありえますよね、イタリアなら。しかし、どうしようかなあ…。どちらにせよ、ウルビーノから、ウンブリア方面に行くには、このバスしか手段が見つからないというのはファイナルアンサーだった。というわけで、「じゃあペルージャでいいので、予約をお願いします」ということになった。日付、こちらの人数、代表者の名前のアルファベット、電話番号を告げて、予約は無事終了した。

 ついでにこのインフォメーションで、町から少し離れている、サン・ベルナルディーノ教会への行き方も聞いておいた。7番バスで行けるらしいのだが、女性スタッフが調べるには、行きのバスはあるが、帰りのバスに都合の良さそうな時間がないらしい。「2.5kmくらいだから、坂道ではあるけど、歩けなくはないですよ」と言われたので、帰りはゆっくり歩くことにした。

 サン・ベルナルディーノ教会に行く7番バスは、土日となる明日、明後日は、ほとんど便がないらしい。それで、この教会にこの後行くことにしたのだが、乗りたいバスの時刻まで時間があったので、母と合流して、先に自炊のための買い物を済ませることにした。ラファエロ通りには、チェーン店スーパーの「コナド」があったのだが、ここには野菜や肉は置いてなかったので、八百屋や肉屋の場所を地元の人に教えてもらって、買いだめした。

 さて、買い物を済ませたら、サン・ベルナルディーノ教会に行こうっ!ウルビーノに来たばっかりなのに、ウルビーノから離れる我々っ!いいんだよ。サン・ベルナルディーノ教会からは、ウルビーノを外から綺麗に眺められるらしいんだよ。まずは全体像を見るよろしだよ。

ウルビーノ
 ウルビーノから出るバスのほとんどは、町のすぐ外のメルカターレ広場から出発する。この広場のタバッキでバス切符を購入した。片道が1.15ユーロ。帰りのバスはないからね、片道分だけだよ。

ウルビーノ
 この7番バスで行くよ!

 運転手さんが来たので、「サン・ベルナルディーノ教会に行きたいので、着いたら教えて下さい」とお願いすると、すごく不機嫌そうな顔で、めんどくさそうに頷かれた。だ・だいじょうぶかな?

 バスはウルビーノ旧市街を離れ、ぐるっと坂道を下り始めた。先の方に、サン・ベルナルディーノ教会とおぼしき教会も見えている。10分もかからないくらいで、その教会の脇だと思われる場所に停車したのだが、運転手さんは何も言わない。運転手さんが何も言わないので、ここだと思うんだけど違うのかなーと辺りを見回しているうちに、バスのドアは閉まってしまった。

 近くにいた乗客のおじさんが、我々の持っている地図を見て、「ココに行きたいの?」とサン・ベルナルディーノ教会を指さすので、そうだと答えると、運転手さんに「この人たちが降りるからドアを開けてくれー!」と言ってくれた。えっ?ココでよかったの?いやー、おじさん、ありがとうっ!親切なおじさんのおかげで無事に降りることはできたのだが、運転手さんは単に忘れていたのか、無視されたのかはわからなかった(何だか雰囲気悪かったのだ)。イタリアでこんなことは初めてだったなー。

 まっ、気を取り直して、サン・ベルナルディーノ教会っ!…の前に、向こう側にウルビーノが見えてるよー!

サン・ベルナルディーノ教会
 ウルビーノは、山の中の、さらに小さな丘の上にあるって感じの町なんだなー。ここサン・ベルナルディーノ教会前からのウルビーノの眺めは、遠目に全体像が見えるという感じだ。この眺めはこれはこれでのどかでよいけれど、写真とかでよく見るウルビーノの勝負写真は、ここからではなく、後の記事で紹介するが、アルボルノツ要塞からの眺めであるようだ。

 さて、お次はサン・ベルナルディーノ教会!

サン・ベルナルディーノ教会
 はじめましてっ!丸い屋根が特徴的な、かわいい外観!どことなく、フィレンツェのサンタ・クローチェ教会内のパッツィ家礼拝堂や、プラートのサンタ・マリア・デッレ・カルチェリ教会に似ている。つまり、こういう雰囲気がルネサンス建築ってことかなあ。とどのつまり、丸い屋根。

 中も開いていたので入ってみた。

サン・ベルナルディーノ教会
 このおでこが広くて、ちょっと目が離れ気味で、イケメンとは言いがたいけど、どこか賢そうな顔をしているオジサマは、見まごうことなくモンテフェルトロ家のフェデリコ公っ!ウッフィツィ美術館に、ピエロ・デッラ・フランチェスカが描いた、彼の横顔が有名ですな。誰が描いても同じような顔をしているので、本当にこういう顔をしていたんだろうなあ。フェデリコ公は、この教会に眠っているらしいので、おそらくこちらはフェデリコ公のお墓だと思われる。

サン・ベルナルディーノ教会
 内部はこのような感じ。改装でもされたのか、真っ白である。ウルビーノの中心から離れているためか、観光客も地元の人もいなくてシーンとしていた。

サン・ベルナルディーノ教会
 教会の中から出て、ぐるーっと教会の周囲を回り、全体像がよく見える場所から見ると、こんな感じ。

 しかし、姉は言い張った。「あのさー…この教会、地球の歩き方の写真と本当に同じ教会?何だか色が全然違うんだど」。…ん…確かに、地球の歩き方(中部イタリア版)に載っている写真は、もう少し赤茶けた色をしている。目の前の教会は、薄いベージュって感じだ。

 でもまー、形など見ても、同じ教会なわけだが、姉は続けた。「しかも、地球の歩き方の写真には、教会の前に木がたくさん生い茂ってるけど、そんなものなくない?」。私が「えー。冬だから葉っぱが落ちてるだけでしょー」と言うと、「アンタ、よく見てごらんよ!木自体が教会の前に無いんだから、冬とかそういう問題じゃないよ!この写真、かなり古い時代に撮った写真で、その間に、木もなくなって、教会も色あせたんじゃあるまいね…?」。

 結局のところ、姉は、「この地球の歩き方の写真には、色とか、木とか、合成疑惑が否めないっ!」といつまでも、この写真にこだわっていた。何でも、この写真の色をお目当てにしていたのだそうだ。と言うわけで、私にとっては、ミジンコ…いや、もう少しだけは大きいな、ダンゴムシ程度の大きさの問題なのだけど、姉みたいに、色に心底こだわる方のために、サン・ベルナルディーノ教会の色は、地球の歩き方(A12フィレンツェとトスカーナ2014~15版)の写真とは、違うということを報告しておきますぜ。

サン・ベルナルディーノ教会
 サン・ベルナルディーノ教会周辺は、こういう風な、マルケ州の自然タップリの風景が見られる。実にのどか。

 さて。帰りは歩きだし、ゆっくりゆっくり帰ろうか…と思って歩いて行くと、バス停に7番バスが停まっていた。一応念のために、「ウルビーノの旧市街行きではないですよね?」と聞いてみると、「旧市街の中までは入らないけど、メルカターレ広場までは行くよ」とのお返事だった。えっ!?この時間は、旧市街方面に帰るバスはいないんじゃないの?観光インフォメーションのスタッフさんが、しっかり時刻表を見ながらそう言ったよね?

 しかし、インフォメーションが握っている情報がどうであろうと、現実に、目の前に旧市街に今から行くと言うバスがあるのだから、現実の方が現実なのである。だが、帰りは歩く予定だったので、バス切符を持っていない。運転手さんにその旨を伝えると、「小銭しか使えないけど、バス内の自動販売機でも買えるよ」とのお答え。全員分の小銭をかき集めると、3人分の運賃に足りた。運転手さんが、親切に自販機を操作してくれて、無事3枚の切符をゲットし、中心街までバスでぶっぶーと帰った。

 それにしてもバス、ナイスタイミングすぎである。行きの運転手さんは冷たかったけど、帰りの運転手さんはとっても親切だったし、ウルビーノのバス君と、我々は相性がいいんだか悪いんだかわからなかった。

3/7ウルビーノ2 山奥に浮かぶ船はエレガンスへ続く

イタリア旅行記2014もくじ

イタリア旅行は楽し♪トップページへ

スポンサーリンク

Home

プロフィール

辺獄

Author:辺獄
貧乏なくせに、イタリア旅行というお金のかかる趣味を持ってしまった、「イタリア旅行貧乏」です。旅行は楽し♪びんぼーも楽し♪がモットーです!
ついでにイタリア語も楽し♪
好きなイタリアの画家はボッティチェリ!

(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

サイト修復中のお知らせ

当ブログは、記事が増えすぎたため、旅行記と本の感想以外の、イタリア旅行の実用的な情報記事を、新サイトにお引越しする作業を行っています。

引っ越し作業中は、お見苦しい箇所も出てきてしまうと思いますが、何とぞご容赦くださいませ。

新サイトはこちらです
辺獄のイタリア旅行おすすめ情報
辺獄のイタリア旅行おすすめ情報

新サイト完成後も、こちらのブログは、旅行記ブログとして存続しますので、よろしくお願い致します!

最新記事

イタリア旅行記

イタリア個人旅行の作り方

イタリアを個人で旅行する場合の、旅程の立て方や、航空券やホテルの予約の仕方についてまとめてみました♪
● イタリア個人旅行の作り方



イタリアの各町まとめガイド

今まで行ったことのあるイタリアの町ごとに、観光情報をまとめてあります。情報は、訪問当時のものなので、変わっている可能性もございます。ご注意下さいませ。
● 各町まとめガイド

各町まとめガイドは、10月以降、一時的に記事が見れなくなる可能性があります。詳しくはこちら

イタリア旅行お役立ち情報

イタリアツアー情報

当サイトはイタリアを個人旅行するための情報が多いので、パックツアーを考えている方のための別館を作ってみました。イタリアツアーの選び方や、おすすめイタリアツアーを紹介しています。
別館→イタリアツアー情報

旅行会話をマスターする!

せっかくイタリアに行くなら、イタリア語にチャレンジしてみましょう!イタリア語旅行会話の学習法や、おすすめのイタリア語学習教材、また、イタリア旅行で実際に使った旅行フレーズの紹介などをしています。

イタリア旅行おすすめ本

イタリア旅行に関するおすすめの本を紹介しています。おすすめガイドブックや、イタリア旅行前にぜひ読んでおきたい読み物、ちょっと小難しい文芸作品まで♪一覧にまとめてありますので、こちらからどうぞ↓

おすすめ旅行グッズ

イタリア旅行に役立つおすすめ旅行グッズをご紹介しています。ご参考までに、私がイタリア旅行の際に準備する持ち物リストの一覧も公開しています☆

イタリア旅行おすすめリンク

イタリア旅行に役立つサイトのリンク集を目的別に集めてみました。

カテゴリ

ブログランキング

参加中のブログランキングです。当ブログがお気に召していただけましたら、ぽちっとお願い致します☆

サイトについて

当ブログはリンクフリーです。サイトポリシーやお問い合わせ先についてはこちらからどうぞ。

検索フォーム

RSSリンクの表示

FC2カウンター