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3/1ミラノ③~デロッシの投げキッスは世界を肯定す

<本日のイタリア旅行記メニュー>
○ドゥオーモ
○スタディオ・サンシーロでセリエA観戦
(インテル×ローマ)

 というわけで、改めて、ドゥオーモ!(ミラノ大聖堂)に向けて出発。どうでも良いのですが、ドゥオーモ!って何かすごい響きだと思いませんか?まさしくドォォオーモ!って感じで。今度は美しく自力でドゥオーモ方面に向かうトラムに乗れた(ま、たまたま見つけたんですけどね)。

 わーい、初トラム♪しばし、トラム気分に私は浸っていたが、姉は必死で窓の外を見ている。何でそんなに必死?姉「だって、どこで降りれば良いかわからないでしょ!」…そうなのである。イタリアのバスやトラムは乗るまでまず一苦労、乗った後にどこで降りればよいのか一苦労、なのである。いちいち次の停留所など教えてくれないし、何より、車内に路線図がない!なので、今、自分たちが目的地に対して、どのへんにいるのかが全くわからないのである。姉が日本からコピーしてきた、トラムの路線図を凝視するが、かなり停留所が端折ってあるらしい上に、ドゥオーモという停留所はない。たぶん、ドゥオーモという名前の停留所は無くて、適当に近くで降りなければならないのだろう。二人で頭を寄せ合って、うーむと考え込んでいると、頭が3つに増えた。…?私の左に座っていたおじいちゃんが、我々がまるでどう見ても3人連れであるような距離感で、一緒にコピーをのぞいているのである。私が彼の方をおずおずと見ると、待ってましたとばかりに、英語で「どこへ行きたいの?」。私「ドゥオーモです」。おじいちゃん「まかせなさい」。

 そして、おじいちゃんはもう自分にまかせておけとばかりに、窓の外の説明を始めた。「ほら、あれがスカラ座だ。世界で最も有名な劇場だよ」。「ほら、あれがD&G。あれはアルマーニ。ここは世界で最も有名なファッション街だよ」。…実は、私はオペラには全く興味が無い。歌うか劇をするかどっちかにしろよ!と思うし、歌い方が怖い。さらに、ミラノブランドにも興味が無い…無いどころか、むしろ嫌いである。…しかし、「世界で最も有名な(The most famous)!」を嬉々として繰り返すこのおじいちゃんに、「のー、あいむのっといんたれすてっど」が言える人がいたら鬼である。私は皇族のような微笑を浮かべ「おー!ぐれいとー!」を繰り返した。空気の読める日本人。そして、おじいちゃんは、ドゥオーモなんてどこにも見えない停留所で、「さあ、君たちここで降りなさい」と言う。そんなハズはない…このトラムはドゥオーモの正面まで行くはず…。しかし、戸惑う我々におじいちゃんはここで降りるようにと繰り返し、通りの反対側の道を指差し、「あそこを真っ直ぐ行くんだよ」と言った。我々は戸惑っていたが、このおじいちゃんにさからえる雰囲気でもなく、不安気にトラムを降り、トラムの中のおじいちゃんに手を振ると、おじいちゃんは帽子を取って応えてくれた。いやー、いくつになってもイタリア男性。

 「何か変だよね~」と言いながら、おじいちゃんに言われたとおりのアーケードに囲まれた道を進むと、何と頭上にゴージャスなアーチ状の屋根が現われた!そう、あの美しいガッレリアである!そっか~、おじいちゃんは私たちにこれを見せたかったんだ~。ガッレリアのことは頭に無かった我々は不意打ちに感動し、また、おじいちゃんの粋な計らいにも大変感動した。ありがとう、おじいちゃん!そして、そのままアーケードを抜けると、姉が「ふわあ!」と奇声を発して、涙ぐんだ。何事?と思い前方を見ると、ミラノのドゥオーモである!実に荘厳!

 いやー、オペラ座とかブランドの悪口言っちゃったけど、あんたすごいよ、ミラノ!もう午前中に見た「この中に裏切り者が…」のこととかすっかり忘れてしまいました。個人的にはこのドゥオーモだけでも、ミラノは行く価値があると思いました。もうね、何とか言うか言葉では表現できないので(お前の文章力がないだけだ)、実際に見てくださいませ。内装はステンドグラスが美しく、神秘的な雰囲気でした。あと、忘れずに屋根にも登りましょう。よっぽどじゃない限り歩いて登りましょう。もう、ゴシック建築万歳でございました。あと、こんなに荘厳な建物なのに、上のほうで「いーっ」をしているモンスターがいて可愛らしかったのでパチリと撮りました。本当はこの子の顔真似をして一緒に撮った写真があるのですが、そちらの写真は門外不出です。また、なぜか屋根の上で合唱をしてた一団がいました。世界遺産の上で何をしてるのだ…。(追記:この記述は間違いですっ!ミラノのドゥオーモはなんと、2009年現在、まだ世界遺産ではないそうです。へー、びっくり!)
い~っ!
 い~っ!

 バールで軽めの夕食をとり、そして我々はいよいよ、ドゥオーモ広場から16番トラムでサンシーロスタジアム(これはミラン風の呼び方。インテル風だとスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァなのだが長い!)に向かった。試合のある日だったらインテリスタまたはミラニスタがいるので、乗り場はわかりやすいと思われます。そして、このトラムは終点がサンシーロのはずなのだが、なぜか何でもないところに終着した。は?スタジアムどこ?イタリア人はさくさくとトラムを降りて、係員に誘導されるままバスに乗り込む。何かこの試合を見に来ている他の日本人もいたので、まあ大丈夫だろうと思って我々もバスに乗った。ついた。サンシーロ。何なのだ?よくわからないのだが、ついた。

 インテル×ローマという人気カードではあったが、日本から代理店を通してチケットを購入すると、かなりぼったくられるので、ネットで「当日券でも大丈夫」と情報を頂き、我々は当日券を購入した。何かチケット売り場は円状になっていて、何だかよくわからなかった。が、思ったよりも日本人が周りにいたので安心してチケット購入。クレジットで購入したのだが、後ろに並んでたインテリスタの中高生くらいのガキどもが、私が押している暗証番号を読みあげやがった!姉が「NO!!!」と強く一喝してくれたが、悪ふざけもたいがいにしやがれ、インテリスタどもめが!はい、この汚い口調でで分かりますね、我々はロマニスタでありますあと、チケット購入の際に気をつけるとすると「チケット売り場でパスポートの提示を求められる」ので、必ず持って行きましょう。これはコピーではだめだと思います。

 2階席から観戦したのだが、運良くローマ側の方の席だったので、練習を見てると、何かトッティが途中で引き上げていくんですけど…。がーん…。結局、トッティは練習で足を痛めたらしく、試合には出ませんでした…。席に戻ると、なぜかガンコそうなおじさんが私の席に座っている…。人気カードなので、ほとんど席は埋まっていて、他のところに座るわけにいかなそうだったので、「くえすと、え、いる、みお、ぽすと?(=ここは私の席ではありませんでしょうか?)」とチケットを見せながら聞いてみると、おじさんも自分のチケットを取り出して、ここは自分の席だと無愛想に言い張る。困っていると、近くのお兄ちゃんが私のチケットを見てくれて、おじさんに「シニョール、あなたの席はあちらだ。彼女が正しいよ」と助けてくれた。おじさんは憮然とニコリともせずに立ち去った。この旅行で唯一出会った、明るくないイタリア人でした…。

 試合のほうは、ですね。我らがローマがあのインテル様に一時は3-1と突き放しながら、追いつかれてしまうと言う、まあこのシーズンのローマとインテルの力関係、トッティ不在、インテルホームということを考えたら、かなりよくやったというべき試合ではないでしょーか。インテルにはいつも負けてるので、引き分けだけで何か勝ったような気分になれましたよ。ローマの1点目はデロッシのヘッドだったのですが、ヤツはロマニスタの陣取るゴール裏で暴れた後、ロマニスタに向けて投げキッスをしながら、バックでピッチに戻って行きました。世界全体を肯定するような投げキッスでした(笑)。あんたね、投げキッスするヒマがあったら、すぐ出場停止になるクセを何とかしてくれない!?それにしても、サンシーロでのローマ応援はヤバイかな?と思い、途中までは感情を押し殺していましたが、インテリスタはとってもお行儀が良く、むしろ、敵地に来てるゴール裏のロマニスタの方がずっとヤバかったです。よくインテリスタと罵り合いをしてましたが、十中八九、ロマニスタが喧嘩売ってました。喧嘩っ早いのは、選手もファンも一緒…。

 というわけで、トラムでドゥオーモまで戻り、ドゥオーモ広場から中央駅まではもう夜11時頃だったのでタクシーを使った。タクシーの運転手は寡黙なおじいちゃんだったが、レジデンスに着いた時、「おつりはいらないです、ぶおなのって(=おやすみなさい)」と言うと、ニコッと笑って「ぶおなのって!」と言ってくれた。いやー、今日はかわいいおじいちゃん3連発(最後の晩餐、トラム、運転手)でございました。

<本日のイタリア語旅行フレーズ>
くえすと え いる みお ぽすと?(Questo e il mio posto?)
「ここは私の席ではないですか?」…新幹線やスタジアム、劇場などで、自分の予約席に人がいた時に使いましょう。英語にするとthis is my seatなので、もう少し丁寧な表現が上級イタリア語にはあると思いますが、やわらかく、低姿勢で、しかも語尾を上げて疑問口調で言えば、それほど感じ悪くはならなかったです。

3/2ラヴェンナ①~霧を抜けたら、モザイク貸切ツアーへ続く

スタディオ・サンシーロ情報はこちらにまとめました

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貧乏なくせに、イタリア旅行というお金のかかる趣味を持ってしまった、「イタリア旅行貧乏」です。旅行は楽し♪びんぼーも楽し♪がモットーです!
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好きなイタリアの画家はボッティチェリ!

(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

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