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Top Page > イタリア旅行記2013 > 3/15 ボローニャ1 これが本当の崖っぷち!

3/15 ボローニャ1 これが本当の崖っぷち!

 さて、キウージ駅から、インテルシティ(IC)に乗って、ボローニャへと向かう。

キウージ駅
 上から4番目に表示されてる電車だよ!

 20分遅れでキウージにやってきたインテルシティは、一等車を予約してある。我々がセレブだから一等車に乗るわけではない。予約割引を使えば、一等車は二等車とそんなに変わらない値段で乗ることができるのだ。イエイっ!

 インテルシティは全席指定席なので、プリントアウトしてきた予約用紙に書いてある席のある2号車に乗り込もうとすると………2号車に入れない…。どうゆうことよ?同じく2号車に入ろうとしている初老の夫婦と一緒に肩をすくめていると、駅員さんがやってきて、「あのねー、2号車は開けてないんだよ。1号車の好きな席に座って!」と、さも当然そうに言われた。

 …なるほど。一等車がガラ空きなので、掃除とかめんどくさいから、2車両ある一等席のうち1車両だけに乗客を詰め込んでやろうと思っているわけね!本当にねえ、もうねえ。いかに自分の仕事を減らすかを考えることは、熱心なイタリア人なのだ。

 キウージからボローニャまで行く途中には、フィレンツェがあるのだが、今回、このフィレンツェはこのまま通り過ぎる。今回の旅は、フィレンツェラブの我々が、初めてフィレンツェを(泣く泣く)旅程から外した。4年連続出場していたフィレンツェですが、5年連続は成りませんでしたー!みたいな、甲子園を逃した常連校のような気分である。

 せめて、ドゥオーモのピンク色の屋根くらいは、車窓から見えるのではないかと思って、フィレンツェが近づくと、我々は窓へとへばりついた。…のだが、どこにも、あのピンクの丸屋根が見当たらないっ!目を皿にして丸屋根を探している私の耳に、イタリア語の車内アナウンスが聞こえてきた。「この電車はフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅(フィレンツェ中心街の最寄駅)には行きません。フィレンツェに行く人は、次のカンポ・ディ・マルティ駅(フィレンツェ郊外の駅)で降りて下さい」。

 うをー!この電車は、フィレンツェの中心街の近くを通らないのかー!やられたッ…!

 …さて。これから向かうボローニャは、今回の旅の最終宿泊地である。最後の町へと移動する時は、私はいつも、既に旅行が終わってしまっている気分になってしまう。実際に旅は続いているので、さすがに旅が終わったような沈んだ気分になるわけではなく、「あー、もー終わりだー。お疲れさんしたー」みたいな、ダラけた気分になるのである。つまり、旅に対する緊張感がなくなるのだ。

 そういうわけで、今までのイタリア旅行でも、最終宿泊地は、なるべく安全でトラブルが少なそうな町になるように考えている。ミラノやフィレンツェみたいな、それなりに(イタリアの中では)秩序がある町が望ましい。良くないのは、カオスって感じのローマとかナポリ、あとは、交通が不便で、旅行者にとって難易度の高い、あまりにも辺鄙な場所にある小さな町なども最終宿泊地としては好ましくない。要するに、最後の町では、あんまり頭を使いたくないのである。ぼーっとしたいのである。

 その意味で、今回の最中宿泊地・ボローニャは、かなり良いチョイスなのではないかと思っている。ボローニャは、イタリアの中では、かなり異色な町だという印象がある。イタリアには珍しく、秩序のあるマジメな町なのではないかと想像している。ローマ野郎、ナポリ野郎じゃなくて、ボローニャさんって感じだ。(ちなみにミラノはミラノさん、フィレンツェはフィレンツェちゃん。はっきり言ってどうでもいいことだな…)

 なぜ、ボローニャには、マジメな印象があるのか。それはひとえに、ヨーロッパ最古と言われるボローニャ大学があるからだろう。ボローニャ大学は老舗で名門なので、世界中から学生が集まってきている。そのためか、ボローニャはインターナショナルな町なのではないかというイメージと、どうしても大学というイメージから、ボローニャを擬人化したら、頭が良いキャラなんじゃないかなと思ってしまうのだ。

 また、ボローニャは、イタリアで最もリベラルな町だと言われる。第二次世界大戦時、ファシズム発祥の地イタリアは、ドイツや日本と共に同盟軍として参戦するが、イタリアでファシスト政権が失脚した後、ドイツのナチス軍がイタリアへ入ってくる。そのナチス軍に対し、市民が徹底抗戦した歴史を持つボローニャは、今でも共産党の強い町なのだそうだ。この辺の話は、井上ひさしさんのボローニャ紀行 (文春文庫)で興味深く読んだ。

 リベラルは、よくエコロジーと結びつくが、ボローニャもエコに熱心で、中心街では車が規制され、自転車を使う人が多いらしい。また、失業者対策も熱心で、失業者が再起できるような仕組みを作り、町ぐるみで支援している。こういったことから、ボローニャは、マジメで善良でクリーンな町という印象が強いのだ。

 そんなマジメなボローニャさんにはイメージカラーがあり、それは赤である。町並みも煉瓦屋根の赤色が目立つし、共産党のイメージカラーも赤だし、有名なボローニャ風ソーセージの色も赤色だ。なので、ボローニャには赤い色の服で来るべきだったのだが、残念ながら赤い色の服はひとつも持ってこなかった。しくじった。

 ボローニャ駅に着くと、スーツケースもあるし、ホテルまではタクシーを使うことにした。駅のロータリーにあるタクシー乗り場には、人がそれなりに並んでいるが、タクシーも次々に到着している。タクシーを捕まえるのが異様に難しかった(つーか、非正規タクシーばっかりだった)ピエンツァとは大違いだ。

 我々の番にやってきたタクシーは、運転手さんが女性だった。イタリアのタクシードライバーさんは、女性もなかなか多い。しかも、この女性ドライバーさん、赤いセーターを着用している。さっそく赤のボローニャっ!

 宿泊するB&Bは、旧市街の真ん中なのだが、交通規制があるため、タクシーはぐるっと回って目的地へたどり着いた。そこで我々を待っていたB&Bのオーナーは、ものすごく背の高い女性で、しかも、この女性も赤いニットを着用しているっ!赤のボローニャっ!やっぱりボローニャ市民は赤いのか!?赤い彗星っ!?(すみません、最近ガンダム見ました。余談ですがガンダム難しくてよくワカリマセンデシタ。かわいそうな私の脳みそ)

 オーナーの女性は、英語がペラペラで、とっても上品な人だった。海外ドラマの吹き替え日本語が似合いそうな感じ。「ボローニャにウェルカム!私の名前は長いのだけど、皆、私のことをケッティと呼ぶわ」。上品な上に、すっごくインテリな感じで、てきぱきとしゃべる。まさにボローニャという町のイメージに合った女性だ。

 部屋の設備も、今まで宿泊したイタリアのどのホテルよりもハイテク。いやー、こりゃ快適に過ごせそうだね!暖房器具のスイッチが上の方にあり、長身のケッティは軽々と触っていたが、我々はジャンプしたって届きそうもないので、姉が「我々はあのスイッチに手が届きそうにないのですが…」と言うと、ケッティはささっとマジックのように足台を取り出した。「これを使ってちょうだいな」。おおっ!準備よすぎるっ!何だかインテリっ!何だかボローニャっ!

 3日後の出発の日には、タクシーを呼んでもらおうと思い、ケッティに日付と時間をメモした紙を見せて、「最終日にタクシーを呼んでほしいのですが…」とお願いすると、「オッケー、わかったわ。時間は覚えたから、そのメモはいらないわ」とスマートなお答え。おおおっ!やっぱりボローニャは、他のイタリアの町とは、一味も二味も違うかもしれないぞ!

 このイタリア随一のインテリの町・ボローニャで、我々がまずやらなければならないことは、ボローニャ対ユヴェントスのサッカーチケットの手配である。そもそもボローニャには、この試合を見るために来たのだ(ピルロファンの母のリクエスト)。そこで、とりあえず母を部屋で休ませて、姉と私は、チケットを買うために、町に繰り出した。

 イタリアで、サッカーチケットを買う。ただ、買うだけなのだが、それだけのことに苦労することは多い。何もかも、スムーズにはいかないのがイタリアなのだ。イタリアを個人で旅することは、障害物競走のレースに参加することに似ている(うん、何か今、私すごい格言を言った)。

 しかし、ボローニャのホームゲームのサッカーチケットは、何と、ボローニャの観光インフォメーションで購入することができる。町のインフォメーションでサッカーチケットが購入できるなんて、私のイタリア経験上初めてのことである。そのインフォメーションは、ボローニャの中心であるマッジョーレ広場にある。行ってみると、ものすごく立派で大きくてハイテクなインフォメーションがそこにはあった!

 例えると、東京の大きな町の駅にある、JRの「みどりの窓口」のような雰囲気である。つまり、秩序立っていて、インフォメーションスタッフが賢そうにパソコンのキーボードを打つ音が響いているのである!これは、イタリアでは特筆すべきインフォメーションである!今まで見てきたイタリアのインフォメーションは、もさっとした個人経営の不動産屋みたいな雰囲気の小部屋に、明らかにヒマそーなスタッフが、所在なさげにパソコンを私用の遊びに使っていて、観光客の質問に対する回答も、自信がなさそうだったり、投げやりだったりすることが多かったのだ。

 ああ、ボローニャは、やはりちょっと違う!地球の歩き方に、ボローニャは「活動的で先進的な人々のいとなみ(…中略…)が、イタリアの他の町にはない一種独特の景観と雰囲気を作り上げている」と書いてあるのだが、まさにその通り!ぶっちゃけて言うと、ボローニャは他のイタリアの町と比べて、格段に「ちゃんとしている」のである!

 何だ…イタリアも、やればできるじゃんよ…と、一種の感動を覚えながら、姉と私は、「各種チケットはこちら」とわかりやすく書かれた表示に従って、チケット売り場カウンターへと言った。私はスタッフの女性にイタリア語で話しかけた。「こんにちは。明日の夜行われる、ボローニャ対ユヴェントスのチケットを、3枚下さい」

 スタッフの女性は、しばらくパソコンで調べた後、イタリア語で何か言ったのだが、よくわからなかった。そこで、スタッフさんは、画面を見せながら今度は英語で、「英語の方がいいですか?一番高い席は××××××(←聞き取れない)…並んで座れる席は売り切れています」というようなことを言った。

 そこで、英語で「いえ、一番高い席でなくてもいいので、並びの席を下さい」と答えると、やはり答えは「あなたがたは×××できません」的なお答え。?????「このインフォメーションでは、一番高い席しか売ってないのですか?」と尋ねると、「いいえ、全ての席を扱ってますが、×××××ソールドアウトです」みたいなお答え。

 ………???イタリアで、サッカーチケットが売り切れることなど、チャンピオンズリーグの決勝トーナメントか、よほど白熱したダービーマッチくらいしかあり得ないため、姉も私も、売り切れるなんてこと頭の隅にもなかったため、ソールドアウトという言葉は、何か違う意味で使っているのだろうと本気で思った。そこで、「他の席でもいいんですけど…」と繰り返すと、ついにスタッフは、大きな声でゆっくり話し始めた。「いいですか、その試合のチケットは、一番高い席以外は、全て売り切れています!その一番高い席だって、あと3席しか残っていません!もちろん並んで座ることはできません!ドゥーユーアンダスタンド!?」

 ……んな、バカなっ!?

 しばし放心状態の我々…。姉がようやく口を開いた、「…とどのつまり、あとラスト3枚しか残ってないってことですか?我々は3枚チケットが欲しいのですが、全部の席の中であと3枚しか残ってないってことですか?我々は信じられないくらいラッキーだってことなんですか?」と確認すると、スタッフさんは大ーきくうなずいた。「そうです。そういうことなんです。どうしますか?買いますか?」

 あまりのマンガみたいな展開に、本当はポカーンとしている我々なのだが、取り急ぎ、そのラスト3枚のチケットを購入するかどうか決めなければならないため(迷っている間に他の人が買ってしまったらジ・エンドですからね)、ポカーンとしている脳みそに鞭打って、考えた。初めて行くスタジアム、夜の試合、母も同行…3人離れて座って、危険ではないだろうか…?だが、我々は、この試合を見るために、わざわざボローニャを旅程に組み込んだのだ…わざわざ、最愛のフィレンツェを諦めてまで…。

 姉と私の結論は一緒だった。「この試合を見るためボローニャに来たわけだから、チケットを買わないわけにはいかんぜよ!」

 そこで、スタッフさんに「オーケー、買います…そのラスト3枚のチケットを…」と言うと、スタッフさんは、何度も「並んでは座れませんからね。それから、一度購入したらキャンセルはできませんよ。大丈夫ですね?」と念を押してから、チケットを発行してくれた。チケットを実際に手にしてから、フッと背筋が寒くなった。よく考えれば、何万席かあるうちの、ラスト3枚だけが残っている段階で、3人分のチケットを買いに来たなんて!あまりにも綱渡り!綱渡り人生である!

 ボウゼンとした面持ちでインフォメーションを出ると(まだチケットをゲットした実感すらない)、姉が「アヤシイっ!」と言い出した。「このタイミングで、ラスト3枚のチケットが余っているなんて、あまりにも出来過ぎた話だ。もしかしたら、他の安い席も空いてたんじゃないか…!」などとのたまう。

 「えー。でも、いくら何でも観光インフォメーションだよー?観光客をダマすようなマネはしないんじゃないー?」と言ってみたが、まあ、確かに出来すぎた話だとは思う。姉はどうしても確かめたい、と言い、インフォメーション以外の、サッカーチケット取扱店である、「Teatro Auditorium Manzoni」という劇場のチケット販売窓口に行き、そこでボローニャ対ユヴェントスのチケットに残席があるか聞いてみた。

 すると、スタッフさんは、全ての席をPCで丹念に調べた後、「全席売り切れてしまっているみたいです」とのお答えだった。…つまり、我々がラスト3枚を購入した時点で、完全にソールドアウトになったってことね?…ラスト3枚だったのは、本当だったんだ…。こんな作り話みたいなミラクルなネタが、現実にあるなんて…。事実は小説より奇なりって、ホントだよ…。

 いまだボウゼンとした面持ちのままで、母の待っているB&Bに戻り、「ちょっと、お母さん!私たち崖っぷちだったんだよー!」とスゴイ剣幕で、コトの顛末をしゃべくりまくる我々。それにしても、ミラクルって、実際経験すると、すっごく精神力を消耗する。ドッと疲れてしまった。

 疲れたけどね。ちょっとくらいボローニャを歩こうぜ。というか、3日分の自炊用食材とか、お土産とか、買い物を済ませちゃおうぜ。今日は買い物の日!オスッ!(←自分に気合を入れないと動けないくらい疲れた。ミラクルにやられた)

 まずは、ボローニャの超有名老舗チョコレート店「Maiani」へ、お土産を買いに出かけた。

ボローニャ
 色とりどりのショーウィンドゥのMaiani。Via Barberiaという通りにある。多くのボローニャ市民が立ち止まって、ウィンドゥショッピングをしている。

 このMaianiは、イタリアの有名な車会社「FIAT社」と提携した、車型のチョコレートが有名である。私はホラ、乗り物音痴なもので、今回Maianiに来るまで、FIAT車など知りもしなかったわけだが、普通は誰でも知っている車だそうですね。というわけで、なかなか面白いお土産かな、と思い、いろいろと詰め合わせを購入。味見してみたチョコレートは、マイルドで、何だか疲れの取れる味だった。というか、チケット騒ぎでボーっとしている私の脳みそにが、非常に糖分を欲していたためか、たいへんに美味しく頂いた。

 ちなみに店内は英語が通じる。また、箱売りしているもの以外に、お好みで詰め合わせもしてもらえるので、お土産としては買いやすい。
 
 さあ、買い物は続くよ!次は、サント・ステーファノの教会群にあるという、修道院コスメを扱っているハーブ薬局にレッツゴーだ!

 ボローニャという町の外観を、一番特徴づけてるのは、「ポルティコ」と呼ばれる、柱がずらーっと並んだアーケードが、ずっと続いている道である。

ボローニャ
 こんな感じ。ちなみに、私は鹿児島出身で、鹿児島の繁華街は、桜島の降灰対策のためか、ずっとアーケードが続いているので、何となく、こういう町並みには、親近感が沸く。

 で、このボルティコに、古い木製のポルティコがあるという話を聞いていたので、ボローニャを歩いている途中で見つかるといいなあと思っていたら、サント・ステーファノ教会群へ向かう途中で、木のボルティコはあっさりと見つかった。

ボローニャ
 ジャーン。木のポルティコ。朽ち果ててしまわないように、しっかり補強されている。もう少し苦労して探したかったのに、ちょっと拍子抜け。でもカワイイ。我々が写真を撮っていると、周囲の人たちは、「この日本人、何を撮ってるんだろ?」と不思議な顔をしていた。あんまり観光の目玉じゃないのだろうか。でも、私にとっては目玉だ。

 さて、サント・ステーファノの教会群。

ボローニャ
 いくつかの時代の違う教会が集まっているそうで、非常に興味深い教会なのだけど、鑑賞は、明日ゆっくりするよ!今日は買い物、買い物っ!ちなみに、このあまりにもスバラシイ天気のもと撮影している写真は、翌日訪問時に撮ったもの。ホラ、今日は買い物って言ってるじゃん!

 …でもさ、どこにハーブ薬局があるんだろ…?普通、修道院コスメというのは、教会のすぐ近くにお店を構えているので、周りのお店をのぞいて回ったのだが、薬局らしき物はナシ。そこで、教会から出てきた神父さんに、「ハーブ薬局(Erbosteria)はどこにあるのでしょうか?」と聞いてみると、神父さんは、熱心にいろいろ考えてくれたのだが、結局、「すみません、ちょっとわかりません」と言われた。

 ええっ?教会関係者(と思われる人)が知らないっ?結構有名なハーブ薬局らしいのだけれど、何で関係者が知らないのだろうか?………うん、まあ、イタリアではよくあることだな。

 どうも教会の外にはそれらしきものは見当たらないので、ちょっと教会の中に入ってみると、教会内部の左側のドアを抜けたところにある回廊に、下手な字で、英語、イタリア語、ドイツ語…さらに日本語で「売店」と書かれた紙に矢印が書いてある。…まさか、オトメの憧れ・ハーブ薬局の張り紙とは思えないのだが、その「売店」という文字の下に、「石けん」とかいう日本語も見られる…。

 そこで、矢印の通りに行ってみると、回廊の奥に、売店はあった。のぞいてみると、ハーブコスメ類も売っているようだ。こっ、ここか………。だが、ドアは閉まっていた。教会が開いてるのに、どうして売店は閉まってるんだろ。まあ、閉めたいんだろうよね。というわけで、どうせ、明日教会の鑑賞に訪れるので、売店も明日でいいね、ということになった(明日開いてればね)。とどのつまり、ム・ダ・ア・シだったのよ!

 さらに買い物は続くよ!次は、ボローニャと言えばグルメの町。老舗惣菜屋さんとして有名な、タンブリーニに行くよーっ!

ボローニャ
 ちょっと陽が落ちてきた時間のタンブリーニ。地元のお客さんが、次から次へと入って行く。

 中は、ハムやサラミ、パスタなど数々のお惣菜は所狭しと並んでいる。特筆すべきは、カウンターがあんまり高くて、ちびの私は、お店の人とロクに話もできない!すると、隣りに建っていた、上品そうな長身のおじさまが、買い物を手伝ってくれた。

 おじさま「君は何が買いたいの?」私「モルタデッラです!」

ボローニャ
 どーんっ!これが、ボローニャ風ソーセージとして有名なモルタデッラ!この写真ではイマイチ大きさがわからないかもしれないが、想像していたより、はちきれんばかりにデカイっ!このモルタデッラを300グラム、薄切りで欲しいんです~と言うと、おじさまが、お店の人に伝えてくれた。

 おじさま「他には何が欲しいの?」私「あの、チーズが包んである生パスタです」

 これもおじさまがオーダーしてくれて、最初3人分購入しようと思ったが、あまりにも量が多かったため、その半分にしてもらった。しかも、お店の人が包んでいる間、このおじさまが、パスタの調理法を教えてくれた。「おなべに水を沸騰させたら、パスタを投げ込むんだよ。パスタが完全に浮き上がってきたら、お湯から上げて、オリーブオイルであえなさい。粉チーズをかけて食べても美味しいよ」。おじさまっ!何から何までありがとうっ!

 …ちなみに、この男性のことを、私は「おじさま」と記している。決して、この男性は「オヤジ」ではなかった。この後のボローニャ滞在で気づくことなのだが、ボローニャは、他の町と違って「オヤジ」、特に「ヒマオヤジ」が格段に少なかった。やはり、ボローニャは、イタリアの中ではだいぶ異質の町なのだ。

 タンブリーニの後、最後にもう一軒チョコレート屋さんに立ち寄った。

ボローニャ
 サンタ・マリア・デッラ・ヴィータ教会近くにある「Roccatti」。

 お土産探しのために入ってみたのだが、生チョコレートが多かった。が、いくつか生チョコレートを買って食べてみたら、美味しかったーーー!!!先ほど紹介した「Maiani」は、逆に保存のきくお土産用チョコが多いので、ボローニャ滞在中に自分で食べるなら、こちらの「Roccatti」がおすすめ!我々も、町歩きの途中で疲れたら、ここにフラッと入って、チョコレートの甘さに癒された。一粒単位で、快く販売してくれます。

 B&Bに戻る途中で、マッジョーレ広場を横切ると、想像以上の夜景の美しさ!

ボローニャ
 いやー、ボローニャって、今まで交通の要所で、ちょっとまじめな町程度の認識しかなくて、今回、サッカーがあるから仕方なくって感じで旅程に組み込んだのだが、期待していたよりも、ずっとずっと美しいっ!いろいろ美味しいものも多いし、気に入ったよ!今まで軽視してて、申し訳ありませんでした、ボローニャさん!

ボローニャ
 本日の夕食。タンブリーニで買ったモルタデッラ(ハム)と、チーズ包みパスタだよ!めっちゃ美味しかったよ!その他の野菜くんたちは、近くのコープで買ったよ!

 というわけで、ほとんどお買い物でボローニャ一日目は終了。本当は、明日はモデナとか行くつもりだったのだが、あまりのチケット崖っぷち騒動に疲れたのと、ボローニャが気に入ったので、明日モデナに行かない確率は極めて高い。

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貧乏なくせに、イタリア旅行というお金のかかる趣味を持ってしまった、「イタリア旅行貧乏」です。旅行は楽し♪びんぼーも楽し♪がモットーです!
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(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

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