イタリア旅行記ブログ イタリア旅行は楽し

イタリア旅行大好きの管理人が、実際にイタリアに足を運んだ経験・情報に基づいて、イタリア旅行情報を発信してます。
旅行記や個人でのイタリア旅行のコツ、サッカー観戦情報もございます。

Top Page > イタリア旅行おすすめ本 > 「ルネサンス 歴史と芸術の物語」光文社新書

「ルネサンス 歴史と芸術の物語」光文社新書

 6月に、ルネサンスを題材にした本が、新書で出ていたので、読んでみました。タイトルは、「ルネサンス 歴史と芸術の物語」。著者は、NHKラジオのイタリア講座の応用編を担当している池上先生っ!


ルネサンス 歴史と芸術の物語 (光文社新書)ルネサンス 歴史と芸術の物語 (光文社新書)
(2012/06/15)
池上 英洋

商品詳細を見る



 私はルネサンスって、高校の世界史で習った時から何だか好きだったのですが、ただただ何となく「ルネサンス」という言葉の響きと、ルネサンス期の絵が好きだっただけなので、全然、ルネサンスたるものが何なのかについては、理解していませんでした。愛は理屈じゃないことの証明でありましょう。

 で、一般的に世界史をさらっと高校時代に勉強した、私のような人間にとって、ルネサンスとは、「古代ギリシャ・ローマをお手本にして、絵に描かれる人物の肉付きがよくなり、各段に上手な絵を描く人が増えた時代」程度のイメージだと思います。

 この本では、その、「古代ギリシャ・ローマをお手本にした」のはなぜなのか、という根本的な部分を掘り下げます。いやー、歴史ってのは、単に知識をつけるだけではなく、この「なぜ」にツッコむことこそが醍醐味なわけですね。池上先生の言う通りっすよ!この話は、本当におもしろかったです。

 一般人にとってはルネサンスというと、芸術のことしか頭に浮かばないのですが、実は、ルネサンスという時代区分は、芸術のことだけではなく、この時代の社会や政治などを含めた、歴史区分なのだそうです。ルネサンス期に限らず、どの時代の芸術も、その芸術を理解しようと思うなら、その時代背景も学ばなければならないわけですね。

 そんなわけで、この本では、ルネサンスの時代背景もまとめてあり、世界史にヨワイ私にわかるかしら…と不安でしたが、一般人向けに、あまり小難しい話にならないように書いてあったので、わかりやすかったです。

 さて、私なりに、この本を読んで、まとめてみました。


Q. なぜルネサンス期は、古代ローマ・ギリシャが理想とされたのか、適当な文字数で答えよ。

A. 教皇と皇帝に支配されていた中世から、十字軍を期に、お金を持つようになった庶民(商人)が力をつけてきて、政治的自由を求めるようになった。結果、庶民が政治に参加できる共和政をスローガンとして掲げ、古代の共和政ローマを理想とした。また、十字軍によって、アラビア社会で保存されていた古代ギリシャ文化が西欧に入ってきて、ギリシャ・ブームを巻き起こした。よって、ルネサンス期は、古代ローマ・ギリシャを理想とする風潮が生まれたのである。

 まっ、これが、大学入試問題とかだったら、そこそこの点はもらえるのではないでしょうか。ちなみにですが、この間、部屋の整理をしていたら、大学受験した時に持ち帰った問題用紙が出てきて、世界史の大問1の最初の問題が、「バチカン美術館のアテナイの学堂を描いたのは誰か?」という選択問題でした。で、何と私はミケランジェロにマルをつけていました(もちろん正解はラファエロ)!…いいさ、いいさ、受験生だった時代より今の方が知識が増えてるってことは、人間として成長してるって証拠さっ(ポジティブ野郎の私)。

 他にも、人気画家ジョットが、あちこちに呼ばれて絵を描いた際に、地元の工房に助力を頼んだため、ジョットの描き方が各地に広がった話とか、多神教であるギリシャ文化と一神教であるキリスト教を融合させる、苦心の策など、おもしろい話が満載でした。

 また、一番最後の章に、ルネサンス美術家のミニ列伝がついているのもありがたかったです。イタリアで目にする美術作品のほとんどはルネサンス期の作品なので、ルネサンス期の芸術家は、一人でも多く知っていると、美術鑑賞がより楽しめますよ!

 西洋史をちゃんと知らなくても、ちゃんと理解できるように描かれていて、初心者がルネサンスについて総合的に学ぶには、うってつけの本だと思います。でも、いつかは、きちんと西洋史も学びたいなあ。いつかって、いつ?いつか、とは、未来のことだよ、君。未来を見据えるポジティブな私。

イタリア旅行は楽し♪トップページへ

スポンサーリンク

Home

プロフィール

辺獄

Author:辺獄
貧乏なくせに、イタリア旅行というお金のかかる趣味を持ってしまった、「イタリア旅行貧乏」です。旅行は楽し♪びんぼーも楽し♪がモットーです!
ついでにイタリア語も楽し♪
好きなイタリアの画家はボッティチェリ!

(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

サイト修復中のお知らせ

当ブログは、記事が増えすぎたため、旅行記と本の感想以外の、イタリア旅行の実用的な情報記事を、新サイトにお引越しする作業を行っています。

引っ越し作業中は、お見苦しい箇所も出てきてしまうと思いますが、何とぞご容赦くださいませ。

新サイトはこちらです
辺獄のイタリア旅行おすすめ情報
辺獄のイタリア旅行おすすめ情報

新サイト完成後も、こちらのブログは、旅行記ブログとして存続しますので、よろしくお願い致します!

最新記事

イタリア旅行記

イタリア個人旅行の作り方

イタリアを個人で旅行する場合の、旅程の立て方や、航空券やホテルの予約の仕方についてまとめてみました♪
● イタリア個人旅行の作り方



イタリアの各町まとめガイド

今まで行ったことのあるイタリアの町ごとに、観光情報をまとめてあります。情報は、訪問当時のものなので、変わっている可能性もございます。ご注意下さいませ。
● 各町まとめガイド

各町まとめガイドは、10月以降、一時的に記事が見れなくなる可能性があります。詳しくはこちら

イタリア旅行お役立ち情報

イタリアツアー情報

当サイトはイタリアを個人旅行するための情報が多いので、パックツアーを考えている方のための別館を作ってみました。イタリアツアーの選び方や、おすすめイタリアツアーを紹介しています。
別館→イタリアツアー情報

旅行会話をマスターする!

せっかくイタリアに行くなら、イタリア語にチャレンジしてみましょう!イタリア語旅行会話の学習法や、おすすめのイタリア語学習教材、また、イタリア旅行で実際に使った旅行フレーズの紹介などをしています。

イタリア旅行おすすめ本

イタリア旅行に関するおすすめの本を紹介しています。おすすめガイドブックや、イタリア旅行前にぜひ読んでおきたい読み物、ちょっと小難しい文芸作品まで♪一覧にまとめてありますので、こちらからどうぞ↓

おすすめ旅行グッズ

イタリア旅行に役立つおすすめ旅行グッズをご紹介しています。ご参考までに、私がイタリア旅行の際に準備する持ち物リストの一覧も公開しています☆

イタリア旅行おすすめリンク

イタリア旅行に役立つサイトのリンク集を目的別に集めてみました。

カテゴリ

ブログランキング

参加中のブログランキングです。当ブログがお気に召していただけましたら、ぽちっとお願い致します☆

サイトについて

当ブログはリンクフリーです。サイトポリシーやお問い合わせ先についてはこちらからどうぞ。

検索フォーム

RSSリンクの表示

FC2カウンター