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3/8フィレンツェ8 祝!ダヴィデ像一番乗り!

<本日のイタリア旅行記メニュー>
●アカデミア美術館(再訪)
●メディチ家礼拝堂(再訪)
●ラウレンツィアーナ図書館
●サン・ロレンツォ教会(再再訪)


 本日は3月8日。イタリアを旅行する女性は、この日に本気にならずにいつなるのか、という日です。

 というのも、ジャーンっ!3月8日は、イタリアでは女性の日っ!公立の美術館・博物館の入館料が、女性は無料になるのである!もうね、私、無料って大好きですよ。まあ、嫌いな人はいないだろうが、私のような貧乏人にとって、無料とはダイヤモンドのきらめきのような響きを持つ言葉(浮かれていて、文章が浮わついている)。

 というわけで、本日は、計画的に、お得に動き回らなければならない日。間違ってもこの日を、街から街へ移動する日に当てたりしてはならない。女性無料デーの恩恵に最大に預かれるよう、考えて動かなければならないッ!最大多数の最大幸福ッ(←全く使い方を間違っています)!

 無料デーを最大に生かすための法則はコレ。「1.入場料がソコソコ高くて」「2.あまり鑑賞に時間のかからない」美術館に入館する!あまりにも鑑賞に時間がかかる美術館に入ると、そこだけで無料デーが終わってしまうので、ちょっともったいない。というわけで、我々は、ウッフィツィ美術館とパラティーナ美術館をこの日の観光から外したのだよ!(ウッフィツィ美術館は、結局、この日の一番最後に入ったが)

 我々はアカデミア美術館の真ん前に宿泊しているため、何度も何度もアカデミア美術館の前を通過した。昨日まで、アカデミア美術館をスルーしていたのは、まさにこの日のため…!アカデミア美術館は、ウッフィツィやパラティーナほどは広くないので、鑑賞にそれほど時間がかからないのだよ(ダヴィデ像に法外な時間みとれない限りは)!今日はまず、朝一番で、目の前のアカデミア美術館に入ることにした。

アカデミア美術館
 こちらがアカデミア美術館の外観。…とてもじゃないが、中にあのミケランジェロのダヴィデ像があるとは思えない建物である。行列ができていなければ、コレがあのアカデミア美術館だとは、なかなかわからないだろう。

 アカデミア美術館は、開館前から行列のできる美術館なので、窓から並び具合をチェックして、人が並び始めたら我々も並ぶことにした。ほほほほ。行列チェックができるなんて、何て優雅な観光なんでしょ。開館は8時15分だが、8時前から2、3人並び始めたので、先に姉が出て行って、並んでくれた。その後、私と母はゆっくりレジデンスを出た。レジデンスを出る前に、まさか日本人はいまいよ、と思い、窓から大声で姉に「(地球の)歩き方持った~?」と確認した。

 行列の所に行くと、我々は前から4番目。何と、姉の前に並んでいるのは日本人女性だった。…しまった。大声で「歩き方持った~?」とかやっちゃったよ。その日本人女性に、「アカデミア美術館の目の前に宿泊しているんですか?いいですねー!」と言われた。いや~、それほどでも(何を照れてるのか)!この女性も、本日が無料デーのことを知っているツワモノで、この後はパラティーナ美術館に行くのだそうだ。

 8時15分に、時間通り開館!女性は無料っ!イエイっ!世界はウツクシイっ!

 アカデミア美術館は、最初に絵画部門を展示している部屋があり、その次の部屋の一番突き当りに、ダヴィデ像をどどんと飾っている。姉は、そのレイアウトをしっかり記憶していたため、開館した後、絵画部門の部屋をまずはスルーして(後から戻ればよいので)、人が来る前にじっくりダヴィデ像を見よう、と言って、母と私を連れて、真っ先にダヴィデ像のところへ行った。その結果、何と、ダヴィデ像一番乗り!しかも、3人で貸し切りっ(5~10分は誰も来なかった)!ダヴィデ像に朝一番乗りという、貴重な体験をしてしまったよ!

 母は、初めて見るダヴィデ像に感動しきっていた。私と姉は3年ぶりのダヴィデ像なのだが、相変わらずイケメンのダヴィデである。我々3人は、ダヴィデの周りをぐるぐる回って、ダヴィデのいい所を見つけては報告しあった。最初は、顔とか、筋肉とか、パッと見てわかるカッコよさに感動しきっていた我々だが、だんだん細かいところまで見始めて、「手がイイ」「膝小僧がイイ」「血管がイイ」とか、だいぶマニアックなところまで褒めはじめた。とどのつまり、鼻の穴に至るまでイケメンってことだ。絵にはない彫刻の良さは、あらゆる角度から作品を堪能することができること。360度、どの角度から見てもイケメンのダヴィデは、彫刻の魅力を100%発揮していると言えるだろう。

 ダヴィデを堪能しまくった後は、絵画部門の部屋に戻って鑑賞した。ここアカデミア美術館は、ボッティチェリ作品も多いのだが、残念ながら大きな絵が一枚、修復中で展示されていなかった。それでも何点かの「聖母子像」があり、ボッティチェリ作品を見ると、胸が締め付けられて動けなくなってしまう私は、母と姉に、「ダヴィデのところ戻ってていいよ」と言って、ずっとここでボッティチェリの「聖母子像」と見合っていた。

 ボッティチェリに胸締め付けられた後は、また私もダヴィデ像のところに戻った。ボッティチェリに胸締め付けられて、ダヴィデのイケメンぶりに圧倒されて、この連続攻撃を何度もまともに食らったら、もう私は身が持たないぜ…。てなわけで、完全ノックアウトされる前に、アカデミア美術館を出た。

 さて。本日の女性無料デー!次は、メディチ家礼拝堂に行こうぜっ!ここもミケランジェロ彫刻の傑作がある。メディチ家礼拝堂は、母は初めて、私は2回目、姉は3回目。

 メディチ家礼拝堂は、サン・ロレンツォ教会とつながっているようなのだが、入り口は別である。礼拝堂入り口は、教会の入り口の裏手にある。

メディチ家礼拝堂
 こちらがメディチ家礼拝堂の、ミケランジェロ作品のある「新聖具室」を外から撮った写真。

 メディチ家礼拝堂も、もちろん女性無料であった。入って、階段をのぼってすぐにある「君主の礼拝堂」は、姉が一人で訪問した3年前から工事していて、去年も工事していたが、今年もやっぱり工事していた。結構素敵な空間なのだが、何せ工事の足場などが少し雰囲気を壊してしまう。それにしても、こんなに長く、何を工事しているんだろうねえ。

 まあ、いい。我々にとってのメディチ家礼拝堂の目玉は、「君主の礼拝堂」ではなく、「新聖具室」である。ここで、我々の一番の目的が、ミケランジェロ作品だと早合点してはならない。母はミケランジェロ作品が一番目当てかもしれないが、姉と私の一番の目的は、ジュリアーノのお墓まいりである。「新聖具室」には、若くで亡くなった、メディチ家のイケメン御曹司・ジュリアーノが、仲良しの兄・ロレンツォと共に眠っている(ロレンツォってのは、かの有名な、豪華王ロレンツォ・ディ・メディチのことである)。姉は特にジュリアーノの大ファンなので、ここメディチ家礼拝堂に入るのは、何と3回目なのだね!やるね、姉!恋は盲目だね!

 ロレンツォとジュリアーノのお墓もミケランジェロ作なのだが、残念ながら未完のため、この2人のお墓より、他の2つのお墓の方が、彫刻作品としての出来は良い。ウルビーノ公ロレンツォ(ジュリアーノの兄とは別人)のお墓と、ネムール公ジュリアーノ(我々のジュリアーノとは別人)のお墓だ。

 それぞれ、「夕暮」「曙」「昼」「夜」の寓意像で飾られ、特にネムール公のお墓に作られた、足元にフクロウのある像・「夜」は、人物の表情、ポーズともに、魅力的な作品だ。しかし、この「夜」、女性として作られているのだが、あまりにも筋肉がありすぎて、胸のふくらみさえなければ、男性に見えてしまう作品だ。中性的な魅力と言えばそうなのだが、女性なのに筋肉ムキムキのミケランジェロ作品は、ミケランジェロが男性の身体を理想と考えていた…ぶっちゃけ同性愛者だったことを暗示している、という説もあるらしい。

 ちなみに、このネムール公のお墓の、「昼」「夜」の像の上に座っている、若い男性の彫刻はなかなかイケメンだ。なのに、我々の好きなジュリアーノとロレンツォのお墓には、何かおっさんしかいないのだ。それぞれ「思索」「行動」を寓意している像らしいのだが、等身大のジュリアーノ像を作ってほしかったよ!…ま、そんなものをミケランジェロが作ってここに飾っていたら、我々、フィレンツェ滞在中は、毎日でもメディチ家礼拝堂に入ってしまうかもしれんがね…。
 
 無料デーはまだまだ続く!次は、メディチ家礼拝堂のお隣の、サン・ロレンツォ教会と、その中庭から入れるラウレンツィアーナ図書館に突撃っ!

 教会の左脇の中庭への入り口が切符売り場になる。どうせここも無料っ♪と思っていたら、何とお金取られた!しまったっ!ここは公立の美術館ではなかったのか!私としたことが不覚っ…!女性無料デーは奥が深い。まだまだ研究が必要であるっ…!

 でもね、無料じゃなくても入ることにしましたよ。だって、図書館開いてるし!何せ、ラウレンツィアーナ図書館には姉と私は縁がなく、いつ行っても閉まっていて、何度も入場を試みているのに、まだ一度も入館を果たしていないのだ。もう、何回フラれたかは、数えきれない。4、5回はフラれたと思う。それでもまだ、この図書館を諦めない自分等って、ひたむきで乙女ちくだと思う。

 こんな場面では母は決まってこう言う。「ホラね、お母さんがいれば入れるのよ」。…我が母の、この根拠のない自信って、いったい何なんだろう…。母は、入場できる確率の低い、カプリ島の「青の洞窟」も、自分が行けば100%入れると信じ切っている(今回行く予定ありませんけどね)。まあ、これだけ自分を信じることのできる人間は、何か他のものに惑わされることなく、自分の道を歩んでいけるのだろうさね。

 で、4度目か5度目の正直でようやく入場した、ラウレンツィアーナ図書館(サン・ロレンツォ教会にも入場するなら、セット券がお得なので、切符購入時に注意!)。

ラウレンツィアーナ図書館入り口
 こちらが図書館入り口。サン・ロレンツォ教会左脇から回廊に入り、その右奥の方が入口になり、ここから2階へ上る。

 図書館の前には、ミケランジェロ設計の、流れるような芸術的な階段がある。水の流れを表現したものだそうだが、実に優雅である。ていうか、世の中にこんなに素敵な階段があるとは…。階段もなかなかあなどれないぜ。

 図書館内部もミケランジェロ設計である。何だか今日は、はからずもミケランジェロデーになったようだ。女性の日は、筋肉の日(ミケランジェロ=筋肉だと思っている私)。

 で、この図書館、すっごく美だった!ビですよ、ビ!

ラウレンツィアーナ図書館1
 なんとまあ、雰囲気たっぷり!こんなところで本読んだら、賢くなれそう!(…な気分になるだけだろうが。)

ラウレンツィアーナ図書館2
 この台に本を載せて読むのだろう。昔の本は、手で持ってられないくらい、大きくて重かったんだろうなあ。

ラウレンツィアーナ図書館7
 本を読む台の横には、そこに何の本が置いてあったかを示す、分類プレートのようなものが書いてある。ここは哲学棚だったようで、おそらく一番上には「プラトンの作品」とか書いてあるように思う。

ラウレンツィアーナ図書館4
 床の装飾も素敵である。

ラウレンツィアーナ図書館3
 まあ、よくよく見たら、変なおっさんが床に刻まれていたりするわけだが、細かいことは気にするな!ちなみに、この床部分は、カーペットが敷いてある部分を歩かなければならない。何人か観光客が注意されていた。

ラウレンツィアーナ図書館5
 天井も、床と似たような装飾が。何を表してるのかは全然わからないけど、雰囲気のある木の天井。

ラウレンツィアーナ図書館6
 右の方には、中には入れなかったが、こんな素敵な小部屋があって、実際に古い本が置いてあった。

 いやー、4年目にして、念願叶って入れたラウレンツィアーナ図書館だったが、素敵な図書館だった!本好きの方には、たまらない空間だと思われる。穴場なのか、観光客も少なめなので、ぜひおすすめである!

 図書館の後は、サン・ロレンツォ教会に入った。メディチ家礼拝堂、ラウレンツィアーナ図書館、サン・ロレンツォ教会は、同じ敷地内にあるようなものなので、一度に訪問するのが効率がよい。でも、なんでメディチ家礼拝堂は女性無料デーが適用されるのに、図書館と教会は女性の日でもお金取るのかしらねー。全部無料でいいじゃんねー(観光客のわがまま)。

 サン・ロレンツォ教会に入るのは、何と姉と私は3回目。何といっても、姉妹そろって大好きな、フィリッポ・リッピの「受胎告知」があるからね!相変わらずかわいい受胎告知~。ここのリッピの受胎告知は、マリアの愛らしさもさることながら、お告げに来た大天使ガブリエルと、そのお供の天使二人がぽっちゃりしていて、何ともかわいくて仕方がないのだ。サン・ロレンツォ教会に入るたびに、私と姉はこの受胎告知の前から動かなくなる。

 このリッピの受胎告知のお向かいにある礼拝堂には、結構イケメンな青年の絵があり、「ジュリアーノ」と書いてある。姉と私はメディチ家のイケメン・ジュリアーノの絵だと信じ切っていて、姉は、「ジュリアーノにロウソクをそなえよう」と言い、わざわざロウソクを購入し、点灯して絵の前にある燭台に捧げた。

 …でも、教会で、個人に対しロウソクをそなえるって、いくらメディチ家でも微妙だなあ…と思った私は、ちかくにいた係員さんに、「この絵の(カッコイイ)男性は、メディチ家の、ロレンツォの弟のジュリアーノですか?」と聞いてみた。すると、「違うわよ。これは、聖ジュリアーノといって、聖人の絵よ。あなたが言っているメディチ家のジュリアーノとは全くの別人ですよ」とのお答えだった…。しーん…。姉…。ロウソク…。

 サン・ロレンツォ教会の切符で、先ほどの図書館のある回廊の、地下部分にある「宝物庫」にも入場できる。私にはよく価値のわからない宝物が置いてあるのだが、奥にコジモ・ディ・メディチのお墓があるので、みんなでちょっとだけ立ち寄った。すると、何か小学生の美術作品が展示されていて、コジモのお墓は、その奥に場違いな雰囲気であった。というより、こんな暗い地下で、小学生の絵を展示する方が、何かちょっと違ったよ!

 てなわけで、だいぶミケランジェロデーとなった、女性無料デーの前半戦!ここらで一息入れて、次回は後半戦に入ります。まだまだミケランジェロとのお付き合いは続くよっ!

3/8フィレンツェ9 ウッフィツィ美術館を逆走せよ!へ続く

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貧乏なくせに、イタリア旅行というお金のかかる趣味を持ってしまった、「イタリア旅行貧乏」です。旅行は楽し♪びんぼーも楽し♪がモットーです!
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好きなイタリアの画家はボッティチェリ!

(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

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