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2/28クルゾーネ~死の勝利、されど時計は進む

<本日のイタリア旅行記メニュー>
○ベルガモ経由でクルゾーネへ行く

 ミラノ到着した翌日だと言うのに、イタリアに来たばっかりのビギナーだと言うのに、我々の本日の予定は、どの旅行ガイドにも載っていない、クルゾーネという町への遠足である。何しに行くの?と言うと、知る人ぞ知る、サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂の壁画、「死の勝利」を見に行くのである。
クルゾーネ死の勝利


 いやー、これは、私がどうしても見に行きたかったのですが、姉を説得するのに時間かかりましたよ~。姉「何、その町?山の上?行けるの?行けたとしても帰ってこれるの?その絵、見る価値あんの?」…私は、クルゾーネにちゃんと行って帰って来れると言う約束と、この絵の魅力を説得せねばならなかったわけです。というわけで、ミラノ→ベルガモ→クルゾーネという手順で行ける事を確認し、バスの時刻をネットで調べて、イマイチ気乗りしない姉をひっぱって、ミラノから片道2時間の遠足に出かけました。

 まずは、ミラノ中央駅からベルガモへの鉄道切符を買うのに戸惑った。切符くらいすぐに買えると思ってたのだが、自動販売機がナゼか現金支払いできないものが多かったのである。旅行中のクレジットのスキミング被害もよく聞くので、「信用できる場所以外ではなるべくクレジットを使わない」ことにしていた我々は、ようやく現金払いできる自動販売機を見つけて切符をゲットした。今考えれば窓口で買えばよかったのですが…(笑)。

 いざベルガモにつくと、今度はクルゾーネ行きのバス乗り場がわからない!バス乗り場が多すぎて、わからないのである!たまたま「CLUSONE」と書かれたバスが出てくるのが目に入ったので、「あそこだ!」とわかったのだが、これは危なかった…。でもね、私、きちんと調べたのよ。調べたのにわからなかったの…と、「だから、わけのわからない町に行きたくないのよ」感を漂わせてる姉に、私は精一杯の妹っぷりでアッピールした。ちなみに、クルゾーネに行ってみようという方いらっしゃったら、バスの乗り場は、駅を出て右手の方、手前と、道路をはさんだ向こう側にありますが、手前の方です。

 バスは1時間くらいかかるので、トイレを済ませておこうと我々はバス乗り場近くのトイレに向かうと、有料(0.4ユーロ)。ちっ、びんぼー旅行の我々からトイレで金を取るとは、イタリアめ!コインを入れて、ドアが開くと…しばし、ぼーぜん…。これは、なんですか?これは、といれです。そんなバカな!私にはこれはUFOに連れ去られた人間が閉じ込められる独房にしか見えないのだが…!ナゼか薄暗い青緑の人工的な光で照らされていて、もちろん紙はなく、何か濡れそぼった白い実験具みたいのがちょこんと置いてある…。もしかして、あなたは便器さんですか?

 …しかし、コインを入れたからには使わざるを得ないので、「異文化交流!異文化交流!」と自分に言い聞かせながらまあ何とか用を足して服を直していると、何か「ピッ、ピッ、ピッ」という変な機械音が鳴り始めた!えっ?やっぱり悪い宇宙人の罠だったのか?と思っていると、何と!ドアが開いたのである!!えーっ!!ボー然としつつも慌てて服を着ると、今度はドアが閉まり始めた!なすすべなくボー然としている私をヨソに、姉がすぐにドアにタックルし、「早く!出るよ!」と叫び、かなり重量なドアを姉が力ずくで止めている間に、我々は辛うじて宇宙人の罠トイレからの脱出に成功した。この出来事をきっかけに、我々は、イタリアで良きトイレにありつくことを第一に考えるようになるのである…。

 しかし、クルゾーネは良かったですよ♪バスの道中から見えた川はアルプスの雪解け水なのか、ありえない美水が流れていて心洗われたし、クルゾーネは日本人観光客がほとんどいないおかげか、バスの運転手さんに「ぼれい あんだーれ あ さんたまりああっすんた(=サンタマリアアッスンタに行きたいのよ)」というと、終点だったこともあって、親切に道順を教えてくれた。中心部はかわいい静かな中世の町並みと言う雰囲気で、この町のシンボルである、西暦、日付、時間、太陽の位置、などが一目でわかるという時計は実にキュートだった。そのようなかわいらしい町の岡の上に、「死の勝利」はど~んと勝ち名乗りを上げていた。でも、この「死の勝利」も、怖い、というよりは、何かコミカルな印象を受けた。ぞろぞろと列を作って、人間は死へと行進している。暗いテーマの絵であるので、描かれている人間は暗い表情をしているが、「死」の象徴であるガイコツは笑って見える。「どうせいつかはみんな死ぬんだから、泣いてもわめいてもしょうがなくね?」みたいな。徒然草の「世は無常なるこそあはれなれ」を思い出し、東西文化を超えて、人間の、死を受け入れる一つの知恵なのだな…と思ったりしたのでございました。

 ベルガモでトイレに行く気にはなれなかったので、バスに乗る前に、時計広場近くのバールに入り(おそらくGIUDACI BRUNOというお店)、お初のバール立ち飲み体験イタリアでは日本のように、コンビニや大型スーパーなど気軽にトイレを借りられそうな所はなかなか見つからないので、結構バールのトイレを利用しました。立ち飲みであればカフェで1ユーロ、カプチーノで2ユーロくらい(このお店はカプチーノ1.35でした。安い!)なので、だいたい0.4~1ユーロくらいの有料トイレを使うくらいならこちらのほうがお得に感じました。お店の人にドキドキしながら「ぽっそ うざーれ いる ばーにょ?」と聞くと、快く案内してくれた。イタリア人も結構トイレ目的でバールを使うようなので、気楽でした。

 というわけで、宇宙人に捕獲されかけながらも無事終了したクルゾーネ遠足。北イタリアで、マニアックなところに行きたい方にはぜひ、おすすめです!


<本日のイタリア語旅行フレーズ>
ぽっそ うざーれ いる ばーにょ?(Posso usare il bagno?)
「トイレをお借りしてよろしいですか?」…バールのトイレのきれいさは、だいたいバールの外装に比例しておりました。

3/1ミラノ②~乗りたいのに乗れないのよトラムに続く

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(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

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