イタリア旅行記ブログ イタリア旅行は楽し

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3/22エピローグ ここはもうイタリアではない…

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~チューリッヒ経由で帰国~


 18泊の今年のイタリア旅行も、帰国の日を迎えた。

 フィレンツェの、アメリゴ・ヴェスプッチ空港を、朝9時半に出発する飛行機で、チューリッヒ経由となる。ただ、原発事故の影響で、日本への便には、かなり変更が出ているらしい。日本にいる母に連絡を取って、スイス航空の日本支店に問い合わせてもらったのだが、フライトは香港経由になり、関西国際空港着になる可能性もあるらしい。毎日状況が変わるので、空港まで行ってみなければわからない、とのことだった。

 9時半、と早い便なので、レジデンスのオーナーのおじいちゃまにお願いして、前日のうちに、レジデンス前に朝7時にタクシーを呼んでもらった。タクシーはちゃんと来た(こんな当たり前のことが、イタリアではホッとする)。空港までは、スーツケース代ひとり1ユーロを合わせて、22ユーロだった。空港までのバスは、荷物をバスの下の方に入れるのだが、出発するまで、悪い人に取られないかハラハラするので、やっぱりタクシーが安心である。

 空港に到着し、スイス航空のカウンターに並んだ…のだが、ええと、いまいちどこに並べばよいのかがわかりづらい。スイス航空と言っても、フィレンツェの空港の職員はイタリア人なので、いいかげんである。手際もすっごく悪いので、なぜだか一人一人のチェックイン手続きにすさまじく時間がかかっていて、列が全然進まない。空港には早めに来たので焦りはないが、やっぱりイタリアでは、何もかも余裕を持って行動しなければならない。

 いいかげんなくせに、機内預け荷物の重量検査はうるさくて、エコノミークラスでスーツケースが20kgを超える人は、追加料金を払うか、預ける荷物を減らすように言われている乗客がたくさんいた。この機内預け荷物の20kgルールは、以前からあるルールなのだけど、最近、航空会社がとみに厳しくなってきたと聞いていたが、その通りだった。昨年までは、わりとその場のスタッフの裁量で見逃されていたのだ。今年、我々が見た範囲だと、20.5kgだった人は見逃してもらっていたけど、21kgの人は、この重量制限にひっかかっていた。

 超過料金は法外な値段なので、大抵の人はスーツケースから荷物を出して、機内に持ち込む手荷物に加えていた。ハイジャックの危険などを考えると、むしろ乗客の持ち込み荷物を減らした方が良いと思うんだけどなー。我々の預け荷物は、スーツケース2つで、それぞれ15キロ弱だったので、余裕でセーフっ!

 さて、スタッフさんは、我々のチェックインが済むと、ただ航空券を渡しただけだったので、「あのー、日本への便には変更があったと聞いたのですが…」と尋ねてみると、「そうだよ、香港経由になったよ。チューリッヒ発も、13時じゃなくて、18時に変更になりました」とのお返事。…フライトに変更があったのに、その変更を乗客に告げないイタリア人スタッフ…。ここは、イタリアー。ただ、ちゃんと成田まで行ってくれるみたいなので、一安心。心配性の我々の母は、滋賀に住んでいる母の妹(つまり我々の叔母)に、「万が一関空着になったら、泊めてあげて!」と連絡し、叔母は、そのためのゲストルームをスタンバイして待っていたらしい…。関空からわざわざ滋賀に行くのが名案かどうかは別にして、家族ってスバラシイ!

 出発まで時間があったので、待合室でゆっくり座って待った。もっさりした空港なのだが、トイレはなかなかキレイだった。
 フィレンツェ アメリゴ・ヴェスプッチ空港
 これがアメリゴ・ヴェスプッチ空港の待合室。携帯のカメラだからしょぼい画像なんじゃなくて、もともとこんな感じの、もっさりした空港。

 椅子に座っていると、何かネームを下げた女性が二人近づいてきて、空港改善のためのアンケートに答えてほしい、と紙を持ってきた。ヒマだったので、いいよ、と言って、アンケートに答えてあげた。ていうか、結構がんばってるじゃないか、アメリゴ・ヴェスプッチ空港。空港内にどんなお店がほしいですか?とか、どんなブランドを入れてほしいですか?とかいう質問だったので、「ヴィオラショップを置いてほしい」という少数意見とか、「おいしいジェラート屋がほしい。おいしいのが大事」とか意見を書いてみた。スタッフさんに渡すと、その場で読んでいた…。や、やばっ!日本人女性なのに、グッチとかプラダとかじゃないんだ…とボー然としてたかもしれない…。
 
 さて、飛行機は予定通りに出発。離陸後は、人という漢字の形をしているコモ湖も見えた。コモもいつか行ってみたい町である。

 チューリッヒ空港に着くと、機体から空港まではバス移動だった。フィレンツェでもバス移動だったのだが、この移動バスがイタリアとスイスでは全然違う…。フィレンツェで乗ったバスは、座席が破れまくっていた。ここチューリッヒでは座席の破れなどあるわけないし、バスがつやつや輝いてますよ。…あー、もう、ここはイタリアじゃないんだなー。

 とりあえず、インフォメーションに行って、18時のフライトで間違いはないのかを確認しに行った。すると、インフォメーションの女性が、「航空会社の都合でフライト変更して、乗り継ぎ時間が長くなったので、スイス航空のカウンターに行って、バウチャーをもらえば空港内のレストランでの支払いに使えるよ」とのことだった。へー!そうなんだ!インフォメーションで聞かなければ、もらいそこねてた。今回のフライト変更は、天災ではないし、航空会社によって対応が違うので、航空会社都合と言うことになるようだ。

 ひとり10フランのタダ券をもらい、とりあえず、お昼までどこかの待合室で眠ることにした。パスポートや貴重品は服の下に隠してあるし、何たってスイスだし、眠っても危険ではないだろう。

スイス チューリッヒ空港
 こちらが実に清潔で近代的なチューリッヒ空港。イタリアの空港とは大違いである。日本の空港並みにキレイな上に、スタイリッシュでもある。母に「チューリッヒに着きました。フライトの時間が変更になってます」とメールすると、「乗り換え時間が長くなったからと言って、市街地に遊びに行かないこと!何があるか分からないので、空港内でおとなしく出発時間まで待つこと!」というメールが返ってきた。…疲れてるからどこにも行かないけどさ、こういう時に真っ先に市街地に飛び出すのは、きっと母だと思うのだがね…。

 お昼になったので、センター・バーとかいうレストランに行ってみると、………た、高いっ!さすが、物価が高いことで有名な、銀行大国スイス…。10フランで食べられるものなんて、ほとんどないんですけど!しかも、スイスの通貨はユーロではなくてフランなので、フランなんて一銭も持ってないっ…。従業員さんに聞いてみると、ユーロでも支払いはできるとのことだった。なぜかアジア系料理が充実していたので(お寿司もあった)、ヌードルを食べた。すっごくちっぽいヌードルだったのに、なんと12.9フラン!円に直すと1300円くらい…。ありえない。スイスは私の住む国ではないことはよくわかった(スイスも私なんか住んでほしくないであろう…)。

 ごはんを食べた後、空港内にいることに飽きてしまったので、「インフォメーションで、市街地にどうやって出ればいいのか、聞くだけ聞いてみようよ。聞くだけだよ!」と姉と言い合って、インフォメーションの女性に、「フライトを待つ間、空港外に出たいのですが…」と聞いてみると、電車で20分くらいで、チューリッヒの中心地に出れるそうで、観光地図もくれた。「中心街は美しいですよ、ぜひ行ってらっしゃい!」と笑顔で言われた。

 …20分。うん、だいぶ行きたいね。頂いた観光地図を見ても、だいぶ美しい街並みだね。…ただし、我々にはひとつだけ懸念があった。「フランを一銭も持っていないっ!」。空港内でユーロを両替すればいいだけなんだけど、何だかんだやっていたら時間がなくなってしまうだろうし…。きーっ!こんなことだったら、昼食前に眠ったりしないで、さっさと中心街に行けばよかったね!

 二人ともだいぶ中心街まで行きたかったのだが、今年の旅行は本当にいろんなトラブル続きだったので、念のため、やめることにした。その代わり、スイスの土くらい踏んでみたかったので、空港の外にだけは出て、空港近くをうろうろしてみることにした。スイス空港の出入りは結構厳しくて、空港を出る時に荷物検査を受けた。検査を受けずに素通りしている人もいたので、東洋系だから怪しまれたのかな?と思った。

 空港の外に出ると、すぐそこに小高い航空公園みたいなものがあり、家族連れなどが遊んでいたので、上ってみた。飛行機ウォッチャーのための公園らしく、空港から飛行機が飛び立つのがよく見える。
チューリッヒの空2

 天気はよいし、本当にいい気持ち。スイスの土を踏んだぞっ!スイスの空気もすったぞっ!

チューリッヒの空
 スイスの空です。スイスっぽい(意味不明)。

 チューリッヒの花
 かわいらしいお花も咲いておりました。

 地面のお花を見ていると、姉が「あっ!」と声をあげた。何とっ!スイスの硬貨発見っ!日本の1円硬貨みたいなヤツだから、おそらく100分の1フランくらいのお金ではないか。だが、これで、スイスのお金一銭もなしから、一銭だけありにグレードアップしたぞっ!

 おいしい外の空気を胸いっぱい吸って、早めに空港に戻ることにした。スイスの道端はイタリアのように、ゴミなど落ちていなくてキレイである。

スイスでは犬のウンコはここに捨ててください
 このような、犬のウンコ専用ゴミ箱まであるのには驚いたっ!道路も整然としているし、アルプス越えただけで、こんなにも違うものなのかね。でも、イタリアはカオスなのがイタリアのいいところなのだよさ、きっと。いろーんな国があるから楽しいのだ。異文化交流ばんざいっ!

 スイス空港は、中に入るのも厳重だった。ちゃんと航空券を見せて、バーコードをピッと読んでから中に入れてくれる。チューリッヒの中心街行ってみたかったなあ。本当に何があるか分からないのが旅行なので、中継する空港がある時は、その都市の最低限の情報は調べておいた方がよいかもしれない。

 というわけで、無事に香港経由の飛行機で日本へと帰った。評判の良い香港空港だが、機内から降りることはできず、飛行機の窓から高層住宅街が見えただけであった。ほとんどの乗客がキャンセルしてしまったようで、機内はガラガラだった。おかげで、一人で四席くらい占領して、寝転がって眠ることができて、かなり楽だった。だけど、日本に向かう人が少ないのは、やはりさびしく感じるものだった。

 本当にいろいろあった旅行だったが、イタリアは行けば行くほど好きになる国だ。ホテルのお湯が出なくても、ホテルの予約がしっかり取れてなくても、ボロボロのバスに乗せられても、やっぱり何だかやめられない。トラブルが多かったことで、次のイタリア旅行への教訓もたくさんできた。次?アタリマエである。次はプーリア州にも行ってみたいし、エミリア・ロマーニャ州でもよろしいわね。ユヴェントスの新スタジアムにも行ってみたいわ!一つの旅の終わりは、新しい旅の始まりでもあるのであるっ!
(イタリア旅行記2011完)

イタリア旅行記2011もくじ

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貧乏なくせに、イタリア旅行というお金のかかる趣味を持ってしまった、「イタリア旅行貧乏」です。旅行は楽し♪びんぼーも楽し♪がモットーです!
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(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

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