イタリア旅行記ブログ イタリア旅行は楽し

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3/20フィレンツェ8 橋を渡ってお家に帰ろう!

<本日のイタリア旅行記メニュー>
●オルサン・ミケーレ教会
●サンタ・トリニタ教会



 サッカー観戦から中心街へ戻ってくると、まだ午後3時すぎだったので、ぐるっと中心街で、お買い物や観光をしてから、アルノ川の向こうのレジデンスに帰ることにした。

 スタジアムからのバスが停車する、サン・マルコ広場から、ドゥオーモ広場に向かう途中に本屋さんがあったので、最近発売されたというジラルディーノの本を探すために寄ってみた。フィレンツェの本屋さんでは売り切れているところが多くて、なかなか探せずにいたのだ。もしやベストセラー?ジラ、印税生活っ!?

 ここの本屋さんでようやく見つけて、ジラの本ゲットォ!よくよく見ると、著者はジラではなく、他の方の名前になっていた。文筆家のプロが、ジラに取材を重ねてまとめた自伝本らしい。そうだよなー。日本では、よくスポーツ選手が本を出しているが、ほぼ間違いなく、本人が書いた本であるわけがない。大学で卒論とか書いたことがある方ならわかると思うが、市販出来るほどの文体で、一冊分の文章を書く労力と時間が、プロのスポーツ選手にあるわけがないのだ。だからと言って、その本がニセモノだと言いたいのではなくて、おそらく、ああいう本は、インタビューを重ねて、録音して、文章を書くプロがうまく抜粋してまとめて、一冊の本に仕上げているのだ。ただ、日本では、その編集した人ではなく、スポーツ選手の方が著者として前面に出される。まあ、売れるからだろうけど。

 ちなみにイタリアの本屋さんは、デザイン大好きなイタリア人らしく、本の置き方がとてもきれいで、本好きの人なら、ぐるっと見てまわるだけでも楽しめる。お客さんも、本を読み散らしたりすることなく、しっかり元の場所に戻すので、結構棚がきれいに維持されている。ここらへんの客のマナー意識は日本より高いのだが、だからといってイタリア人が公共精神が高いのかと言えば、道端には平気でゴミを投げ捨てるのだ。日本人は逆で、お店のものはちゃんと元に戻さないけど、道端のゴミはイタリアよりはるかに少ない。このへんの感覚って、どういう違いがあるんだろうなあー。

 お昼の暑い時間のサッカー観戦の後で、何となく冷たいものが食べたくなったので、毎度おなじみジェラート屋「ペルケノ」に行った。初めて、「soia(=豆乳)」というフレーバーを食べたのだが、異様に美味しかった!しかも「soia」はノンシュガー、ローカロリーのフレーバーらしい。今まで、私の中でのペルケノのナンバーワンフレーバーは「menta vianca(=おそらくミントバニラ)」だったのだが、「soia」はヤバいよ!オイシイよ!「menta bianca」はランキング2位に下がってしまったかもしれん。「soia」はお豆腐っぽい味もするので、イタリア旅行中に豆腐が恋しくなる人にもおすすめである。

 その後、姉が、おみやげのビスコッティを買いたしたいと言うので、またバール兼カフェの「GILLI」に行った。ビスコッティを買うついでに、コーヒーも飲んで休憩したのだが、ここでようやく、「GILLI」での店内立ち飲みの正しいオーダーの仕方がわかりましたぞ!

1.飲み物以外に、食べたいお菓子がある時は、カウンターで最初に注文し、小さな伝票をもらう(レシートの切れはしみたいなやつ)
2.その伝票をレジに持っていて、お金を支払い、その時に飲み物はレジで注文して一緒に支払い、お菓子と飲み物の合計金額のレシートをもらう
3.レシートをカウンターで出して、飲み物を作ってもらう。お菓子もその時に一緒に出してもらう

 …や、ややこしくないですかっ?こんなややこしいバールは初めてである。つまり、お菓子はカウンターで注文するが、飲み物はレジで注文する。支払いはすべてレジで行う。もうねー、老舗だから昔からこのスタイルで変える気はないんでしょうけどねー、わかりにくっ!だから朝はコーヒーをタダ飲みしちゃったじゃないですかー!

 朝、何が起こったのかと言えば、お菓子も飲み物も最初にカウンターで注文したのだが、カウンターの人はお菓子の分だけの伝票を渡し、それをレジで支払い、レジでもらうレシートには値段しか書かれていないため、レシートをカウンターでまた渡して、「コーヒー2杯下さい」と言うと、2杯分のコーヒーを出してくれたんですよ(本当はこのレシートはお菓子代だったのだ)!そして、最初にお菓子を頼んだ人がお菓子を持ってきたため、コーヒーをタダ飲みする形になっちゃったわけでありますよ。…ええと、このカラクリわかりますか?…まあね、わかる必要はないと思われますよ、イタリア人は何で、こんなわけのわからないシステムで商売してるのでありましょうね…。イタリアでドラッカーとか、絶対売れないんだろうな…。

 「GILLI」で休憩した後、今まで何度も前を通っているくせに、一度も中に入ったことのない、オルサン・ミケーレ教会に入ってみた。この教会は、内部より外部のほうが有名作品が多く、ドナテッロやギベルティ、ヴェロッキオの彫刻などで飾られていて(コピーや修復中のものも多いが)、外から十分楽しめる教会なので、今まで一度も中に足を踏み入れたことがなかったのだ。内部見学は無料なので、ふらっと入ってみると、すごく暗かった。祭壇の方は、オルカーニャの作品などがあるが、普通だった。オルカーニャ作品は、私はあんまりピンとこないものが多いなあ。ただし、オルサン・ミケーレ教会は、ドゥオーモのすぐ近くで、無料で入れるし、椅子もいっぱいあるので、休憩にはちょうどいいかもしれない。外の喧騒も聞こえないし。

 教会を出て、ポンテ・ヴェッキオの方へ歩くと、自転車の集団が、ベルを鳴らしながら道路を曲がってきた。皆、白いTシャツを着て、性別年齢はさまざまで、親子連れの人たちもいた。何だろう?と目をこらしてみると、Tシャツに「原発はいらない!」などと書かれていた。福島原発の事故を受けて、原発反対のデモをしているらしい。
 
原発反対のデモ
 Tシャツに「senza atomic」とか書かれている。イタリア語でsenzaは英語のwihtoutなので、おそらく原発反対を訴えているのだと思う。福島原発事故のニュースは、イタリアでも、常にトップニュースで流されていた。

 宿泊しているレジデンスが、アルノ川の向こう側なので、帰る途中にある、サンタ・トリニタ橋のたもとのサンタ・トリニタ教会にも立ち寄ってみた。この教会も入場は無料である。有料教会の多いフィレンツェだが、ちょこちょこと無料で入れる教会もある。今度、フィレンツェの無料教会巡りの記事でもまとめてみようかな(無料と名のつくものには無条件で惹かれてしまう悲しい私)。

 無料教会は、有料教会と違って、内部が暗い場合が多い。サンタ・トリニタ教会も中が薄暗かったが、私は結構、暗い教会は雰囲気があって好きだ。ただ、暗いと美術品が見えづらいのが悲しい。猫のように、暗闇でも見える目がほしい。マジでほしい。

 右側の方に、シエナ派の画家の、ロレンツォ・モナコの「受胎告知」のフレスコ画があった。シエナ派と言っても、ロレンツォ・モナコの絵はそれほど中世っぽくなくて、やさしいタッチでなかなか心ひかれる。

サンタ・トリニタ教会の受胎告知1
 聖母マリアに受胎を告げる大天使ガブリエル。やっぱり大天使ガブリエルはモントリーヴォに似ている。ていうか、上手い画家が「受胎告知」を書くと、大天使ガブリエルはモントリーボ似となる。ヘタな画家さんが描くと、コモットみたいなガブリエルになる(日本にコモットファンなどいないと思って、言いたい放題の私)

 サンタ・トリニタ教会の受胎告知2
 告知を受けているマリア。「受胎告知」のマリアは、読書中であることが多い。本好きの私からすれば、大天使ガブリエルは、人が本を読んでいる時に邪魔すべきではないと思う。

 前の方には、ギルランダイオの作品があったのだが、暗くて見えなかった。コインを入れて点灯して見るようになっていたので、どうせ誰かが電気つけてくれるさと思っていたら、案の定つけてくれた。他力本願の我々。親鸞には褒めてもらえるだろうよ。

サンタ・トリニタ教会のギルランダイオ作品
 ギルランダイオの作品は、ボッティチェリやフィリッポ・リッピなどと同じで、女性がとにかく美しいと思う。青いドレスの女性も、白いドレスの女性も、憂いがあって風情たっぷり。しかし、携帯のカメラでは、やっぱりイマイチ映りが悪いなあ。(持ってきたデジカメはヴェローナ旅行中にぶっ壊れま・し・たっ♪)

 左の方には、私の大好きな、ルカ・デッラ・ロッビア作の、大理石とテラコッタで作ったお墓もあった。フィレンツェの象徴でもある、ユリの花が素敵ー!
サンタ・トリニタ教会のロッビアのユリ

 サンタ・トリニタ教会は、無料の割には風情たっぷりで、なかなか素敵な教会であった。教会を出て、サンタ・トリニタ橋を渡って、アルノ川の向こう側=アルトラルノへと戻った。最初は、アルトラルノに宿泊するのは、中心街が遠く感じるなあと思ったが、慣れてくれば、何てことなかった。むしろ、橋を何度も渡るのが楽しいー!

サンタ・トリニタ橋から見たポンテ・ヴェッキオ
 サンタ・トリニタ橋からは、ポンテ・ヴェッキオの眺めがよい。少し傾いてきた陽に照らされるポンテ・ヴェッキオが見えた。

 橋を渡ったところに、八百屋さんがあったので、野菜を購入した。八百屋さんの中にいたイタリア人男性が、姉にさんざん絡んできた。一般的に言うところのイタリア系イケメンだったのだが、私も姉も、一般的イケメンにあんまりグッと来ないので、ちょいとうざかった。何がうざかったって、「オレかっこいいのわかってるから!」的な空気がうざかった。我々は九州出身なので、男は少し無骨なくらいがよいのである。「男は黙って焼酎!」みたいな。(イタリア旅行記に九州男児の話は関係なのでこれでおわり)

 レジデンスの近くまで行くと、猫がいたっ!

カルミネ教会近くの黒猫さん
カルミネ教会近くの茶猫さん
 しかし、野良猫ってのは、どうしてこんなに全世界で似た顔をしているのだろうか。フィレンツェ中心街では、猫に遭遇する確率は低いので、少し中心から外れたところに宿泊すると、猫ちゃんに出会えるという利点もあるのだね。まあ、猫好きに限定される利点でありますがね。

 夜、自炊してレジデンスで食事した後、お皿を洗おうとすると、一枚割れていることに気付いた。あれー。いつ割れたんだろう…?本当に今回の旅行は、いろいろあるよ…。レジデンスのオーナーのおじいちゃま(上品な方ので、おじいちゃんではなくおじいちゃま)が隣の建物に住んでいるので、「割ってしまいました…」と持って行くと、「ノーロブレム!それより、ケガはなかったですか?」と言ってくれた。うっうっ、やさしい…。やさしくて上品、まるでフィレンツェの町そのもののようだ…(フィレンツェのことは無条件でほめるえこひいきな私)。

 てなわけで、今回の旅行も、今夜を含めてあと2泊となってしまった。明日は、フィレンツェで思いっきり羽根を伸ばして遊ぶぞー!(今までだってずっと羽根は伸びてるくせに…)

3/21フィレンツェ9 聖母のマントに包まれたいへ続く

イタリア旅行記2011もくじ

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貧乏なくせに、イタリア旅行というお金のかかる趣味を持ってしまった、「イタリア旅行貧乏」です。旅行は楽し♪びんぼーも楽し♪がモットーです!
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(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

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