イタリア旅行記ブログ イタリア旅行は楽し

イタリア旅行大好きの管理人が、実際にイタリアに足を運んだ経験・情報に基づいて、イタリア旅行情報を発信してます。
旅行記や個人でのイタリア旅行のコツ、サッカー観戦情報もございます。

Top Page > イタリア旅行記2009 > 3/12ローマ⑤~すべての道は、ウンコに注意!

3/12ローマ⑤~すべての道は、ウンコに注意!

<本日のイタリア旅行記メニュー>
●サン・ピエトロ大聖堂
●教皇の逃避路
●サンタンジェロ橋の夕日

 白々と光が差し込み、私は目覚めた。ここはどこ、私は誰?

 時計を見ると、朝の6時過ぎ。どうやら私も姉も、昨晩サッカー観戦から帰ってきて、そのまま顔も洗わずに、着替えもせずに、着の身着のままで眠ってしまったらしい…。窓を開けると、朝のローマの風景がさわやかに広がっている。ローマ帝国が滅びても、ASローマがCLを敗退しても、世界はまだまだ続くのだ。

 「顔洗って、もう少し寝ようかなー」と私が言うと、姉「私は、朝食を食べに行くよ。また寝たら、朝食の時間を過ぎてしまうかも」。姉は、食料にありつくことには余念がない。ここのB&Bは朝食代込みなので、なおさらである。私は姉のエネルギーに引っ張られて、隣のホテルの最上階まで朝食を食べに行った。ここのホテルの朝食は、味は…だったが(姉は激怒した)、眺めが最高で、水色のサン・ピエトロ大聖堂がすばらしい角度から拝める。姉はピシッとサンピエトロを指差した。「今日はあそこに行くよ!」。ビュッフェ形式の朝食だが、それにしてもアメリカ人やスペイン人は良く食べるなあ…。ヌテッラの山。

 部屋に戻ったが、私は眠くて眠くて仕方が無く、午前中は寝ることにした。姉は、「じゃあ、私はこの辺を散歩してくる」。本当に、このパワーはどこから来るのか…。私が寝ている間、姉は行きつけのジェラテリア(Old Bridge)まで行って、いろいろ実験してきたらしい。「一つのカップに3つまでフレーバーが選べるよ!」。本当に、このパワーは…。

 お昼まで寝ると、私も元気が出たので、いざ、サン・ピエトロ大聖堂へ。姉は私が寝腐っている間に、道を確認してきたらしく、「こっちだよ!」と、私は現地人にガイドされているようだった。向かう途中にものものしい門があって、派手でフザけたピエロみたいな制服を着たスイス人(スイス人て何となく見た目でわかる)衛兵がいた。あ、そっかー、サン・ピエトロ大聖堂ってイタリアじゃないんだー。でも、こうやって国境を足で越えると、国境なんて決まりごとに過ぎないことが実感できる。地球も勝手に線を引かれて、迷惑な話である。

 バチカン美術館とサン・ピエトロ大聖堂って同じ場所にあるはずなのに、何で違う道を通っていくんだろう…と疑問に思ったが、姉に聞くほどの情熱もなく、私はただただ無の境地でついていく(正解は、入り口が違うから)。でも、無の境地はまずい。なぜかって、犬のウンコがすごい頻度で道のあちこちに、障害物競走のようにしかけてあるのだ。絶対確実によけたい障害物である。イタリア自体、どこの町でも多かったが、ローマは特にひどかった。滞在した5日間、ずっと同じ場所にあって、もうよけるのに慣れたウンコもあった。踏んでも運がつくさ!なんて言っている場合ではない。旅行中は靴も限られているので、歩くときは、スリだけでなくウンコにも気をつけましょう。スーツケースでひいたりしたら、さぞかし悲惨であろう…。

 しばらくすると、目の前にTVなどでよく見る大きな広場が現れた。バチカン~。内部見学無料なので(美術館で収益を得てるから余裕)、また荷物検査も比較的厳しいため行列が出来ている。姉「先に、上まで登るよ。そしたら、サンピエトロの内部に降りて来れるから。サンピエトロ内から見学したら、上に登るには列に並び直さなければならない」。ハイ、何でも仰るとおりに致します。クーポラへ登るのは有料。地球の歩き方の情報より値上げしていた。心臓の弱い人は、エレベーターを使うようにと結構目立つ所に書いてある。もちろん階段。私のハートは平気さ!

 最初は、外が全然見えない螺旋階段を延々と登った。私「つまらないー!外が見えないー!」。ミラノのドゥオーモも、フィレンツェのとうろう改め鐘楼も、外を眺めながら登れたのにー!関係者以外立ち入り禁止のドアがあちこちにあって、開けたくなる(これは母の血)。しゅくしゅくと上った。ひたすら上った。…疲れた。これは、昨日の疲れが残っているというレベルではない。単純に、階段数が、多いのだ!ひえーー…。後ろから、大股でアメリカ人観光客が何度も迫ってきて、先に行ってもらった。階段って足が長い方が速く上れるんだなあ~。そして、だんだん階段は狭くなる。そして、狭いだけでなく、斜めって来た!
斜めった私
 クーポラを登ってるよー!クーポラを!という実感が沸いてきて、とたんに楽しくなった(笑)。が、登りがきついのは変わりなし。ぜえぜえ言いながら、ようやく頂上へー!登ったー!サンピエトロのクーポラ登りは本当にきつかったので、体力に不安があって貧乏でない人は、エレベーターを使って下さいね

 クーポラからローマの町を見渡すと、全体的にオレンジ色。そして、ずーっと平野が続いている。サンタンジェロ城まで続いている「教皇の逃げ道」がはっきり見えて、楽しい~♪姉が何の変哲もない建物を指差し、「あの中が多分システィナ礼拝堂だよ」。へー、内部はぜってぇ手放せない世界遺産なのに、外側は何か普通の公民館みたいなんだー(笑)。正面へ行くと、まっすぐにサン・ピエトロ大聖堂まで一本の道が続いているのが分かる。神社の参道みたいだった。どんな宗教も、行き着く先は似てるなあ。これは偶然かしら?構造かしら?伝播かしら?かしら、かしら。

 展望台から中に入ると、サン・ピエトロ大聖堂の上部が近くから見える。この大聖堂自体は、外観もミラノのドゥオーモさんやフィレンツェのドゥオーモちゃんに比べると普通で、モザイクもラヴェンナの出来に比べてイマイチだが、クーポラの内部の作りだけは気に入った!クーポラの中にさらにクーポラがあるのである!もしかしてだまし絵なのかもしれないが、興味のある人はぜひ、観察してみてください。あんまり誰も気づかないようなところが凝ってるのが心ニクイ。

 そして、下にとことこと降りる。行きと帰りは別ルートで、途中で一休みできるトイレ休憩所みたいなところがある。そこから最後はエレベーターに乗って、大聖堂の1階へ降りる。内装はカトリックの総本山にしては、それほどド派手でもなく、荘厳でもなく、と言った感じ。まあ、メインは美術館に集めてあるからなー。ただし、ここにはミケランジェロのピエタがいます!あの筋肉マニアのミケランジェロにしては、大変に優美なラインで、聖母の顔が慈愛に満ちていて、心癒される作品でございました。何というか、見せ方も大変上手。少し高いところに、淡く光が当ててあります。

 ピエタに癒されて、サン・ピエトロ大聖堂を出ると、ちょうどスイスの衛兵の交代時間で、観光客が群がって写真を撮っていた。交代の変な儀式をしていた。平和だった。とりあえず、我々は、例のジェラテリアへ行って、一休み(姉はこの日2回目だねえ)。すっかりジェラテリアマスターとなった我々は、3つのフレーバーをカップに入れてもらって、最後は「こんぱんな(=上に生クリームをのっけてね)」と言って、生クリームをもりもりのっけてもらった。イエーイ!ジェラート最高!

 その後、「教皇の逃げ道を伝って、サンタンジェロ城まで逃げよう!」ツアーを組むことにして、逃げ道を壁沿いに歩く。逃げ道というのは、教皇がいろんな敵勢力に追われたときに、サンタンジェロ城まで夜逃げした時のルートらしい(世界史詳しい姉いわく、「夜逃げする教皇は、ほとんど自分が悪いことが多かったみたいだけど」)。城壁のようなものが残っていて、残念ながら、この上に登って逃走ルートを歩くことはできなかったが、追われてる気分になって下を歩いてみた。先に小さくサンタンジェロ城が見えています。ちなみにこの界隈には特にウンコが多かったでございます。
逃げる私

 最後は、サンタンジェロ橋で、テヴェレ川の夕日を見た。アルノ川が悪天候のせいで水が汚かったせいもあるが、夕日はフィレンツェのヴェッキオ橋より、こちらの方が素敵に感じた。街灯が灯り、エレガンスな雰囲気でした。昨日のローマの試合の新聞を勝って…まちがった、買って残しておこうと思い、タバッキにガゼッタを買いに行くが、「ちぇ あんこーら がっぜったでっろすぽると(ガゼッタ紙はまだありますか)?」と聞いても、夕方のせいか、どこも売り切れていた。ちなみに、ガゼッタはガッゼッタと発音しないと通じませんでした。

 宿に帰ると、今日はドッキリテレビにナポリのラベッシと、フィオレンティーナのムトゥがひっかかっていた。ラベッシは、広告の契約を結んだのだが、それがトイレグッズメーカーで、便器に座ってる大きなポスターを街頭に張られて、抗議していた。「大丈夫、ナポリ中が君の味方さ」などと言われ、マジ切れしてかわいそうだった(笑)。ムトゥはTV番組で競演したおっさんが犯罪者で、一緒に写真を撮ったことで一味だと疑われてうろたえていた。「僕、サッカー選手なんだけど、知りませんか?」とおずおずと聞いていたが、「お前なんか知らねえよ、ムートゥ、ムートゥ!」とわざと名前を間違えられたりしていてかわいそうだった(笑)。かわいそう、と言いながら笑っている私であった。

<本日のイタリア語旅行フレーズ>
こん ぱんな(Con panna)
「生クリームを乗せてください」…ジェラートの上に生クリームを乗せてもらうと、美味しさ倍増です!無料で乗せてくれるお店と、有料のところがあるそうですが、我々が頼んだ店は全て無料でした。ちなみに、完全に母譲りで語学嫌いな姉が、唯一積極的に覚えたイタリア語がコレ。それでも時々「ぱんこんな」と間違えていましたが。

3/13ローマ⑥~ローマは一日にして歩けた!へ続く

イタリア旅行記2009もくじへ

イタリア旅行は楽し♪トップページへ

スポンサーリンク

Track Back

TB URL

Home

プロフィール

辺獄

Author:辺獄
貧乏なくせに、イタリア旅行というお金のかかる趣味を持ってしまった、「イタリア旅行貧乏」です。旅行は楽し♪びんぼーも楽し♪がモットーです!
ついでにイタリア語も楽し♪
好きなイタリアの画家はボッティチェリ!

(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

サイト修復中のお知らせ

当ブログは、記事が増えすぎたため、旅行記と本の感想以外の、イタリア旅行の実用的な情報記事を、新サイトにお引越しする作業を行っています。

引っ越し作業中は、お見苦しい箇所も出てきてしまうと思いますが、何とぞご容赦くださいませ。

新サイトはこちらです
辺獄のイタリア旅行おすすめ情報
辺獄のイタリア旅行おすすめ情報

新サイト完成後も、こちらのブログは、旅行記ブログとして存続しますので、よろしくお願い致します!

最新記事

イタリア旅行記

イタリア個人旅行の作り方

イタリアを個人で旅行する場合の、旅程の立て方や、航空券やホテルの予約の仕方についてまとめてみました♪
● イタリア個人旅行の作り方



イタリアの各町まとめガイド

今まで行ったことのあるイタリアの町ごとに、観光情報をまとめてあります。情報は、訪問当時のものなので、変わっている可能性もございます。ご注意下さいませ。
● 各町まとめガイド

各町まとめガイドは、10月以降、一時的に記事が見れなくなる可能性があります。詳しくはこちら

イタリア旅行お役立ち情報

イタリアツアー情報

当サイトはイタリアを個人旅行するための情報が多いので、パックツアーを考えている方のための別館を作ってみました。イタリアツアーの選び方や、おすすめイタリアツアーを紹介しています。
別館→イタリアツアー情報

旅行会話をマスターする!

せっかくイタリアに行くなら、イタリア語にチャレンジしてみましょう!イタリア語旅行会話の学習法や、おすすめのイタリア語学習教材、また、イタリア旅行で実際に使った旅行フレーズの紹介などをしています。

イタリア旅行おすすめ本

イタリア旅行に関するおすすめの本を紹介しています。おすすめガイドブックや、イタリア旅行前にぜひ読んでおきたい読み物、ちょっと小難しい文芸作品まで♪一覧にまとめてありますので、こちらからどうぞ↓

おすすめ旅行グッズ

イタリア旅行に役立つおすすめ旅行グッズをご紹介しています。ご参考までに、私がイタリア旅行の際に準備する持ち物リストの一覧も公開しています☆

イタリア旅行おすすめリンク

イタリア旅行に役立つサイトのリンク集を目的別に集めてみました。

カテゴリ

ブログランキング

参加中のブログランキングです。当ブログがお気に召していただけましたら、ぽちっとお願い致します☆

サイトについて

当ブログはリンクフリーです。サイトポリシーやお問い合わせ先についてはこちらからどうぞ。

検索フォーム

RSSリンクの表示

FC2カウンター