イタリア旅行記ブログ イタリア旅行は楽し

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3/6フィレンツェ②~中央市場は貧乏人の味方

<本日のイタリア旅行記メニュー>
●中央市場に潜入!


 フィレンツェ2日目。キッチンの百合の花はいつ咲くのかな?
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 ローマ→N(ナポリの蔑称)→オルヴィエート→フィレンツェと、今回のイタリア旅行も半分くらいまでさしかかった。今日は夜にフィオレンティーナVSユヴェントスの観戦を予定していることもあり、午前中はちょいとここらで一休み、という感じで半日ゆっくり休んだ。はじめて携帯電話のアラームをセットしないで、寝たいだけ寝た。

 お昼前くらいに始動することにした。「今日は中央市場に行ってみよう!」。

 我々の旅行は自炊が基本である。貧乏旅行の切り札、自炊っ!いつもスーパーで食材を調達していたが、昨年から中央市場には多大な多大な興味があったのである。明日は日曜で市場はしまってしまうため、今日のうちに行ってみようということになった。

 我々の宿泊しているレジデンスはレプッブリカ広場の近く。ドゥオーモの方へ北上して市場へと向かう。「ドゥオーモ君、ジョット(の鐘楼)君、おはようっ!」。昨日とうって変わって今日はよいお天気。天気が良いとドゥオーモ君たちも生き生きして見える。
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 今年のジョット君。天気がよくてご機嫌。

 私はサン・ジョバンニ礼拝堂の、ギベルティのコンクール優勝作の北側の門と写真を撮りたかったが、「別に今日じゃなくてもいいや」と通り過ぎる。このフィレンツェでの余裕かましっぷりが命取りなのである。姉に「また今度なんて言ってたら、絶対に写真を撮るの忘れるよ」と言われたが、「明日も明後日も明々後日もフィレンツェにいるんだから大丈夫!」なんて言ってこの日は写真を撮らなかった。姉の予言は見事に的中し、結局今年もフィレンツェに6泊したのに、北門と写真撮るのを忘れたのである(また来年撮ればいいさね♪)。

 今日が土曜だからか、フィレンツェ中心部の道路には出店がたくさん出ている。中央市場周辺も出店だらけであった。出店の後ろに、普通に建物の店舗があるのだが、これは営業妨害にはならないのであろうか。フィレンツェの出店の売り子さんたちは観光客に慣れっこで、結構日本語で声をかけられる。この観光客にこなれた感が、私がフィレンツェの唯一好きになれない点である。基本フィレンツェ大好きの私。ちなみにN(ナポリの蔑称)は大嫌いであるが、Nの唯二好きな点は、王宮の美しいトイレとDi Matteoの揚げピザである。

 中央市場に着き、ドキドキしながら中に入る。基本は午後2時くらいに閉まる中央市場であるが、土曜日は長く開いている場合があると聞いていたので、掃除しているものすごくガタイの良いお兄さんに、何時に閉まるかイタリア語で聞いてみた。「あけおらあぷれ?」。お兄さんは「あぷれ!?朝の6時だよ。ちなみに午後2時に閉まるよ」と答えた。…しまった。「あぷれ(=開く)」と「きうで(=閉まる)」を間違えてしまった。しかし、お兄さん、気を利かせて、閉まる時間まで教えてくれたよ♪イタリアという国は、ほとんどの国民はちゃらんぽらんだが、一握りの気のきく有能な人間が国を回しているのだと何かで読んだ。このお兄さんは「一握り」の方なのかもしれない。

 中央市場の中は、小さなお店がずらっと並び、さながら学園祭の出店のような光景である。地元の人たちが安い食材を求めて物色している。そんな中、我々がどうしても足を止めてしまうのは、フィオレンティーナの旗を掲げているお店♪
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 イタリアの春を告げるミモザを売っている花屋さんがあったり、鶏肉を豪快に天井からぶらさげている肉屋さんがあったり。「うわあ…♪何だか楽しいねえ♪」などと言いながら、一通り中央市場を一周して雰囲気を楽しんだ後、ここから本腰を入れて安い食材を探すことにした。「中央市場に潜入・実践編」である。基本的に、安いお店は地元の人達がたくさん群がっているのでわかる。ものすごく繁盛している八百屋さんがあったので、行ってみた。フィレンツェ人たちは、キログラム単位で、豪快に野菜を買って行く。「私たち、あんなにたくさん買わないけど、売ってくれるかなあ…?」

 周りの人たちの動きを観察して、野菜の買い方をマスターした。市場での野菜の買い方は、

①ビニール袋に欲しい野菜を好きなだけ入れる。一種類につきビニール袋1枚使い、違う種類の野菜はまぜない。
②ビニール袋を店員さんに渡して、お会計

 いやあ、実に簡単っ♪日本と違って、会計を待つためにお行儀よく1列に並んだりはしないが、だいたい順番を待っていれば、みんな節度を持って順番を守ってくれた。まあ、本当に混んでいる夏場などは、仁義なき戦い―気持ちの強い者だけが野菜を買える!―になるかもしれませんが。値段は、ものっっっっっすごーーーーーく安かった。ズッキーニ、トマト、ナス、パプリカを買って1.3ユーロ。ルッコラも欲しかったが、どれがルッコラかわからなかったため、かわいいおばあちゃん店員に「ルッコラはどこですか?」と聞くと、「ルッコラはあれよ」と隣の八百屋さんの野菜を指差した。おばあちゃん~♪心が広いかわいい
 
 おばあちゃんが指差した隣の八百屋さんに行くと、何と日本人の店員さんがいて、日本語でお買い物ができた。ここではルッコラとにんにくとバナナを買った。もしかしたら知っているかな?と思ってアルテミオ・フランキにいくバスの番号を聞いてみると、「たぶん彼が知っているわよ」と仲間の店員さんを指差した。「彼はすごいフィオレンティーナファンなんですよ。今日は試合があるんですか?ずっとフォルツァ!フォルツァ!(=がんばれ)と言ってるんですけど」とのこと。仕事中にフォルツァ!フォルツァ!と言われても、お客さんも困るだろうに。その彼に聞いてみると52番バスとのこと。52番?去年は違った気がするなあ。

 それから肉とチーズを買いに、肉屋さんへ行った。こちらも地元の人がよく買っているお店を選んだ。肉を選んでいると、私の横にメガネをかけた40歳くらいの長身のイタリア男性が来て、「おいしいよ」と日本語で話しかけてきた。日本語が堪能で、我々が東京から来たと知ると、「私は池袋に住んでいました」などと親しげに話してくる。最初は楽しく話していたが、何かがおかしいと私は感じた。彼は手ぶらである。まったくもってこの肉屋で買い物をしたいという気配がない。ちょっと考えて、イタリア語で「日本語お上手ですね」と言ってみると、彼は「あなたもイタリア語上手だね」と言い、肩をすくめて、私の肩をぽんと叩いて、向こうに去って行った。

 私は姉を振り返った。「…何かおかしかったよね?」。「うん。何か手に落ち着きがなかったしね。いきなり池袋とか意味不明だし。もしかしたら悪い人だったかもね」。私は最初につい会話にほいほい応じてしまったことを反省したが、姉いわく「でも、大丈夫。あんたが会話している間、私はしっかり彼を観察してたから。一人がAをしている時は、もう一人は非Aをする、でしょ?」。おお!アウフヘーベンの法則の発動である!しかも考察ではなく行動の場面における応用編!アウフヘーベンの法則によって我々は悪者(だったかもしれない人)を撃退した。

 もしかしたら、日本人を狙って日本語で話しかけ、気を緩ませておいてスリをする人だったのかもしれない。姉に見張られていたし、私がイタリア語を話したことによって、旅行者ではなく現地に住んでいる日本人だと思って諦めた可能性もアリでした。ちなみに、私のイタリア語は悲しいレヴェルですが、いくつかの定型文は実に流麗に話すことができます!混雑した市場にはスリも出没するかもしれないので気をつけましょー!2度目のイタリア旅行で、初めて悪者に遭遇したことでちょっと私はショックを受けていたのだが、この後、最終日のローマで、これよりもずっと怖くてリアルな、「地球の歩き方」に投稿したら掲載されそうな危機一髪の目にあうなんて、オトメは想像もしてなかったのでありますのよ。

 買い物が済んだので、お昼に市場でパニーノを買って帰ることにした。中央市場のパニーノ屋さんは評判なので、かなりの行列だった。イマイチ勝手がわからなかったため、姉が確認したところ、左手のカウンターで支払いを先に済ませ、レシートを持って右手のカウンターに並びなおしてパニーノを受け取るという手順だった。結構わかっていない観光客が多く、混乱していた。メニューもよくわからなかったが、3ユーロのパニーノが一番安かったので、とりあえず3ユーロのパニーノ2つ分を購入して、レシートをもらって右手の方へ並んだ。

 列はなかなか進まないが、調理しているおじさんは、かなりしゃかりきに働いている。イタリアで、忙しく働いているイタリア人にお目にかかれることはめったにないのだが、おそらく彼は、たった今、フィレンツェ中で真剣に働いている人ベスト50には入るだろう。他の人の注文の仕方を見ていると、レシートを渡して、その場でパニーノの中身を選ぶらしい。角煮のような肉と、薄切り肉があったが、薄切り肉の方がたったいま調理したばかりで湯気が上がっていたため、二人とも薄切り肉を選ぶことにした。

 やっとのことで我々の番が来たのだが、横入りが入りそうになった。すると、すぐ後ろに並んでいたおっちゃん達が「ノーノー!彼女たちの番だよ!」と調理人さんに教えてくれた。ぐらーつぃえと私はお礼を言ったが、たぶん、おっちゃんたちは、自分たちの順番を死守するという目的もあったと見た。順番が回ってきた姉は、何を思ったか、「ぷれーご」と言ってレシートを調理人さんに渡してしまい、調理人さんに「ぷれーご でぃ み(=「ぷれーご」は僕のセリフだよ)」と言われてしまった。周りのイタリア人達は大ウケしていた。「ぷれーご」は順番が回ってきたときに、お店の人が「どうぞ」と言いたい時に使うセリフである。大ウケしてたイタリア人達、たぶんこの話を、今日会う全ての人にして回ることであろう…。

 調理人さんは鮮やかな手つきで調理してくれて、ものっすごい大きなパニーノをばん!ばん!と二つ手渡された。でかっ!そのまま市場で食べてもよかったのだが、かなり混雑していたため、宿泊しているレジデンスはここから近いので帰って食べようということになった。コーヒーを沸かしてパニーノにかみつくと、お・い・し・い~~~!!!実に美味っ!かなり大きいので、かわいそうな私は食べ切れませんでしたが、これはフィレンツェで食べてみる価値ありですよ中央市場は行ってみるだけでも楽しいですので、自炊をしない人も、ぜひパニーノを買いに足を運んでみてくださいませませ。

 というわけで、これからアルテミオ・フランキにフィオレンティーナVSユヴェントスを見に行く準備をすることにした。サッカー観戦は、またページを改めまーす!

3/7フィレンツェ③~クィーンのいたバックスタンドへ続く

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貧乏なくせに、イタリア旅行というお金のかかる趣味を持ってしまった、「イタリア旅行貧乏」です。旅行は楽し♪びんぼーも楽し♪がモットーです!
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(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

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