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3/11ローマ③~ローマでは、ロマニスタのごとくせよ!

<本日のイタリア旅行記メニュー>
○コロッセオ
○フォロ・ロマーノ

 今夜はこの旅行の最大イベントである、ローマVSアーセナルのチャンピオンリーグ観戦なので、午前中にコロッセオやフォロ・ロマーノを廻り、いったんB&Bに帰ってくることにした。

 リソルジメント広場から、古代ローマ遺跡がゴロゴロあるエリア近くのヴェネツィア広場までバスを使った。近くに立っていた、子連れのお母さんに「ここがヴェネツィア広場ですよね?」と聞いて、バスを降りた。

 降りてすぐに帰りのバス停を探すと、また、毎度おなじみ、反対側の通りに、帰りのバス停が無いっ。とりあえず帰れなくなると悲しいので、バス停を探してから観光することにした。

 探した。がんばった。見つからなかった。ので、ヒマそうに止まっているバスの運転席にいる運ちゃんに聞いた。「どべえ ら ふぇるまーた でぃ おちぇんたいうの?(81番線の乗り場はどこですか?)」。運ちゃんは、何を言っているのだ、この日本人の子供(きっと、そう思われていただろう…)は、という顔をする。私は発音が悪いのかと思い、「お、ちぇ、ん、たい、うーの!」とゆっくり発音するのだが、運ちゃんの顔に浮かんだクエスチョンマークは増えるばかり。姉が後ろから乗ってきて、「地球の歩き方」に載っている路線を見せて、81番という数字を指差すと、「あー、おったんとぅーの」と了解して、教えてくれた。あ…「おちぇんたいうの」はスペイン語だった…。初めてイタリアでスペイン語が通じなかった。ぐらしあす…いや、ぐらーつぃえ!それにしても、イタリアの反対方向へのバス停同士はどうしてこんなに遠いのだ。

 というわけで、観光ルートへ。ヴェネツィア広場に面してどどどーんとした建物がある。姉が「これが、悪名高いヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂だよ。この遺跡だらけの古い地域に、似つかわしくない近代的な建物ということで、出来た時は真っ白でかなり浮いてたらしい」と解説してくれる。へー。でも、私には大して違和感は感じられなかった。

 そのままとことこ右折する。両サイドにどどーんと遺跡が登場する。おー!古代ローマ!先にコロッセオに行くので、まずは通り過ぎる。何故かツタンカーメンの銅像のマネをしている大道芸人がいる。何でローマでツタンカーメン?

 さらにとことこ行くと、ジャーン!コロッセオが現れた。でかい!何というか、古代の闘技場とはとても思えない。現代のスポーツスタジアムと変わらない大きさである。しかし、ものすごい存在感である。2000年近く前の建物が、現代にも遜色なく、普通に町の一部として建っている。日本のお寺などは、境内に入らないと見えず、古代の空間に古代の建物があるという感じなので、それとは違い、新鮮に感じた。インチキ古代ローマ兵士が、ここにもいた。赤いのと黒いのがいた。観光オフシーズンの平日だというのに、さすがコロッセオは行列ができている。その行列にちょっかいを出すインチキ兵士。

 簡単な荷物検査の後、中に入る。石作りなので何だかひんやりしているが、闘技場の方に出ると、太陽がさんさんと照りつけていた。青い空。お花。崩れかかった闘技場。まさに「つわものどもが夢の跡」であった。こんな古代から、格闘がひとつの見世物になっていたということは、やっぱり人間の本能のひとつとして、闘争本能というものがあるのかな~とぼんやり思った。と!赤い無数の小さな帽子が、廻りを駆け抜けていく!小学生の!遠足!である!コロッセオにかつて流れた赤い血…を妄想したのは束の間で、ちょろちょろちょろちょろうるさい!「つわものどもが夢の跡」に浸らせてくれー!ちなみにコロッセオは2階まで上がれます。階段orエレベーターは結構奥の方にあるので、忘れずに上りましょう。違う景色が楽しめます。

 コロッセオを出ると、姉は厳然と言い放った。「フォロに入る前に食べ物を調達するよッ!」。???姉のあまりの厳然ぶりに私はただただついて行った。調達すると言っても、エマヌエーレ何たら(覚えられない…)から見て左手の通りにしか、お店らしきものはありそうにない。

 その通りまで行く途中で、何とアーセナルのユニフォームを着たおじさんが観光してた!今日のチャンピオンリーグの観戦のためイングランドから来て、ついでにローマ観光してると見た。でも、おじさん、やっぱりスタジアム以外ではそのユニフォームはダメだよ。よくローマでは、ASローマと戦うチームのファンが襲撃されたりするが、やっぱり目立つ。襲撃してくれと言っているようなものだ。それに、観光に来るなら、その町に少しは礼儀を払わないとね。他人の家に土足で入らないのと同じ様に(もちろん、襲撃そのものが無くなるに越したことはないのだが)。さらに歩くと、今度はリヴァプールのユニフォームにナゼかスコットランドの巻きスカートをはいたおじさん(!)がいた。すね毛がまぶしかった。…たぶんこの人は、わけもわからず、土産物屋でそれと知らずにサッカーシャツを買って着ているだけのアメリカ人観光客と思われた…。それからツタンカーメンもまだいた。

 バールに入ると、中学生くらいの子供達がたくさん中でたむろしていた。そのせいか、我々がパニーノを買おうとすると、森本レオ似の店員さんがイタリア人とは思えない深刻な顔をしていて、視線を決して子供達から離さないで我々に応対する。万引きを警戒してるんだなー。万引きは犯罪ですよ。「ぽるたーれ ヴぃあ(テイクアウトでお願いします)」、とパニーノを温めてもらって、受け取る。それから我々はフォロ・ロマーノへと向かった。私「このパニーノどこで食べるの?」姉「フォロの中で」。えっ?飲食OKなの?不安に思った私は入る時に係のお姉さんに「ぽっそ まんじゃーれ でんとろ(中で食事してもよいですか)?」とパニーノを指差して聞くと、OKだった。へー。そうなんだー。

 いざ中に入ると、だだーんと遺跡が転がっている。全体的に崩れかかっていて、本当に「遺跡」という感じだった。あまりの広さに、どう歩いてよいのか、既に私は途方に暮れた。しかし、姉はちゃきちゃき歩き出し、まずは「マクセンティウスのバジリカ(が崩れかかってるやつ)」なるものを見た。でかかった。私「バジリコ?」。

 それから「ティトゥスの凱旋門(が若干崩れてるやつ)」を見た。「お花ー」。柱にお花があって私は喜んだ。

 そして「ヴェスタの巫女の家(の残骸)」を見た。私は「私だったらこんな家に住みたくない」と言った。

 とうとう姉の逆鱗に触れた。「あんた!もう疲れたんでしょう!」

 そう、疲れたのだ。フォロロマーノはだだっ広い上に、さんさんと晩冬の太陽が照り付けて、何だか温泉にのぼせたみたいになってしまった。しかも、もちろんだが中にバールなど無い。いわんやジェラテリアをや。姉が食料を、血眼になって調達してきたのには理由があったのだ。我々はヴェスタの家の近くの木陰に敷物を敷いて(←用意周到な姉)、パニーノをむさぼり食った。うまかった。

 少し元気を取り戻し、カンピドリオの丘寄りの凱旋門や、ローマのへそ(意味不明)などを見た。しかし、私はローマ史の勉強不足で何が何だかわからなかった。ただ、ただ、わかるのは、ここにはキリスト教文化とは違う文化があったのだということだけである。ローマ史と言えば「ブルータスッ!お前もかああ!」くらいしか覚えていない。あ!あと大スキピオ小スキピオ!それに対し、世界史詳しい姉は、至福の顔をしていた。フォロ・ロマーノで幸せになりたかったら、
食料を十分に持って中に入る
ローマ史を勉強してから来る
フォロ・ロマーノを予習してから来る(説明書きは遺跡近くにほとんどなし)
が、必要十分条件と思われました…。

 さて、そのまま上に続いている、パラティーノの丘に登ることになった。そしたら、猫ー!
遺跡の上の猫くん
 猫くんにかかれば、遺跡だって、ただの「上りたいちょっと高い場所」なのである。この猫くんは、我々がパニーノを食済みなのを知ると、さっさとあっちに行ってしまった。

 そして、また、猫ー!
まんじゅう猫
 このまんじゅうみたいな昼寝猫は、観光客に慣れくさっていて、何度「ちゃお!」と呼びかけても、起きもしなかった。ここにはね、ローマ帝国という偉大な国があったんだってよ。

 パラティーノの丘に登る途中にちょっとした庭園があった。特にこの庭園に見所はなかったが、ベンチがあるので、休めます。食料はここで食べると良いかも。パニーノを食い尽くしてしまった我々には梅干し(日本から持参)と、ハリボーのグミしかもう残っていなかった。私は食ってばっかりだった。

 やっと丘に到着。お花ー!遺跡の中に、白と黄の小さなお花が一面に咲いている!いい季節にこの丘に来たかも!「お花ー」ばっかり言う私に姉は、「あんたは何を見に来たの?」とあきれ顔。でも、本当に、遺跡の中に咲く小さな花には感動しましたよ!文化は滅び、跡地にはただ小さな花が咲くばかり。私って詩人だなあ~このお花のせいかもしれないが、フォロ・ロマーノよりパラティーノの丘の方が私は好きであった。

 「アウグストゥスの家」という矢印があちこちにあるので、それに沿って進む。すると、ちょっとした行列があった。私は訳もわからず並ぶ。並んでから姉に聞いた。「ねえ、コレは何?」。姉いわく「アウグストゥスの嫁の家。中に入れて壁画が見れるんだよ。一度に5人ずつしか入れないから並んでるの」。なるほどー。何で姉、こんなに詳しい?ローマ人?(姉がローマ人なら私も自動的にローマ人)。それほど長い行列ではなかったが、5人ずつなので、結構待った。梅干し食いながら待った。観光シーズンはものすごく待つことになるんだろうなあ…。5人ずつ中に入れる係のおっちゃんは、椅子に座って、すごく眠そう。姉いわく「あんたも眠そう」。途中からおっちゃんはめんどくさくなったらしく、前の5人が帰ってくる前に次の5人を中に入れていた。イタリア仕事。

 ようやく我々の番になり、嫁の家に入る。おじゃましまーっす。2階部分は中に入れず、ガラス越しに赤系の壁画を見た。1階は入れたが、皇帝の嫁の割には、こぢんまりとしていて質素な感じ。アウグストゥスって賢帝だったんだろうなー。壁画がちょこちょこ残っていて、そんなに上手とは思わなかったが、2000年以上前のものだと思うと、何か込み上げてくるものがあった。ただ、不思議に私には東洋系の絵画に見えた。天女みたいな。この直感が、世界史研究の大転換になったりして(ならない)。

 最後はステュディオロ(スタジアムの語源?)と呼ばれる不思議な楕円形の遺跡を見た。姉は「これが見たかったのよー!」と感動していた。私は何が何だかわからなかった。姉が、「競馬場だったとか言われてるんだよ」と言っていた。そういえば馬っぽい感じがした(意味不明)。

 と、いうわけで、ようやくフォロ・ロマーノを出た頃には、私は空腹と暑さでぐったりしていた。ちょっと、私にはローマ帝国はでかすぎた…。小国寡民ばんざい!というより、今度来るときには、ちゃんと勉強してこようと思ったのでした。何だかんだ言って、もう一度、行きたいぞ、フォロ・ロマーノ!いったんB&Bに帰るためにバスでリソルジメント広場に戻り、我々の味方・安くて美味なジェラッテリアにかけこみ、ジェラートを山盛りにしてもらった。ジェラートをすさまじい速さで食べながら、来たるべき夜の決戦に向けて、我々は小休止をとったのでした。
 
<本日のイタリア語旅行フレーズ>
ぽるたーれ ヴぃあ(Portare via)
「テイクアウトします」…バールのパニーノやサンドウィッチはテイクアウトできます。「かるど」と言えばあっためてもらますよ♪中で座って食べるとテーブル料を取られるのがほとんどなので、テイクアウトして、外で座って食べた方がお得です。どこのバールでもパニーノは美味しかったです。バールがある限り、イタリアでは食いっぱぐれずに済みそうでした。

3/11ローマ④~来た見た勝った!…のに、負けた…。へ続く

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(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

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