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2/26ローマ③~無料で味わうルネサンス&バロック芸術♪

<本日のイタリア旅行記メニュー>
●サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂
●サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会
●サンタ・ルイージ・デイ・フランチェージ教会
●サンタゴスティーノ教会
●アウグストゥス帝の廟

 2試合分のサッカーチケットをゲットするというこの日のノルマを果たした我々は、せっかくトラステヴェレに来たので、サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂に行くことにした。モザイクで有名な聖堂である。

 トラステヴェレ通りを少し北の方に入ると、広場に面しているサンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂へ出た。聖堂はお昼休みで閉まっていたので、16時まで広場に座って待つことにした。ファザードを見上げると、モザイク。ここはモザイクの見下ろす美しい広場、とガイド本で読んでいたのだが……。私「……まあ、きれいと言えば、きれいだよね…」。姉「全然」。……っ!姉っ!せっかくの観光なんだから、「まあまあきれいだね」くらい言って楽しめば良いのに、ウチのあねさんは良くも悪くも嘘はつけないタチなのである。いえ、まあまあきれいでしたよ。ただし、我々は昨年、モザイクの本場・ラヴェンナですんばらしいモザイクを堪能してしまったせいで、ちょっとやそっとのモザイクには感動しなくなっているのである。ラヴェンナ以外のモザイクというのは、どうしてこんなに金・金しているのだろう…。中にもモザイクがあったのだが、こちらも金・金していた。

 サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂を出て、ローマの下町風情が残ると言われるトラステヴェレを少しぶらぶらしたが、私はあまり何の感想も無かった。私「普通のイタリアの街並みって感じじゃない?」。姉は「トラステヴェレは本当は夜が雰囲気があると言われるから、まだ明るいうちに判断したらかわいそうだよ」と、トラステヴェレをかばう。まあ、他のローマの地域と比べると、小さい道が多くて確かに下町という感じだったが、私にはいまいちトラステヴェレの魅力はわからなかった。しかし、サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂からガリバルディ橋に戻る途中にあったジェラート屋さんは美味しかった!Fior di lunaというお店で、一番小さなサイズで1.5ユーロ。いやー、ジェラートを食べると、イタリアに戻ってきたという感じがするね!

 美味しいジェラートにありつくと、「トラステヴェレもいいとこあるね!」とすっかり上機嫌になった私。ガリバルディ橋を渡り、テヴェレ川の向こう岸・ローマの中心部へととことこ向かう。ガリバルディ橋の真ん中から、遠くにサン・ピエトロ大聖堂が見えた。「いい眺めだね~」と私は風流に浸っていたが、姉は、テヴェレ川の浮かんでるカモメ達を見て笑い転げていた。「見てよ!あのカモメたち!川の流れに流されて、ちょっと遠くまで流されたらまた元のところまで飛んで戻ってるよ!もう何度も何度も繰り返し!不毛なやつらだね~!!!」うーん。何だか、このカモメ達、妙にイタリア的であった…。

 橋を渡りきり北上すると、ASローマの公式グッズ店、ローマストアがあった。ローマストアは乙女の心をくすぐらないグッズしか売らないことは昨年に痛いほど身に染みてわかっているのだが、もしかしたら新しいデザイナーさんが素敵な新作を作っているかもしれないと思い、入ってみた。結果は、我々の期待ははかない水の泡であったことを思い知らされただけであった。

 さらに北上を続け、サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会を目指す。昨年も通ったパンテオン脇の道を行くと、いたー!ひよこー!

 「ひよこ」というのは、サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会前の広場に立つゾウさんのオベリスクのあだ名である。「ひよこ、かわいい~♪」と私は寄って行ったが、姉は「そうかなあ?よく見ると顔がコワイよ。泣いてるし」とか言う。姉にダメだしされて「ひよこ」がかわいそうになった私は、「ひよこ」と記念撮影をした。ただし、この「ひよこ」の周りに群がっているのは私一人であった(こういう場合「群がる」という日本語は使わない)。



 中に入ると、青天井が目にやさしい。「天井がきれいだねえ」と私が言うと、姉は「こんなのどこにでもあるよ」と言う。…今日の姉さんは、めったなものでは感動しないと決めているらしい。この教会の名前は、「ミネルヴァ神殿の上のサンタマリア教会」という意味で、ミネルヴァ神殿というのはローマ神話の神を祭った神殿なので、一神教のキリスト教が異教的なものと融合していて存在自体がおもしろいのになあ。

 中には悪名高い、ミケランジェロの「あがないの主イエス・キリスト」像があった。もともとはフルヌードだったのに、誰かが「ハレンチすぎる」と言って、ミケランジェロが作った白い像の上から、銅の腰巻きみたいなものをくっつけて、逆にだいぶハレンチな作品になってしまったのである。ある意味一見の価値がありますよ。フィレンツェのダヴィデ様には、この腰巻きがつけられなくて本当に良かった。それから、フラ・アンジェリコの墓があった。姉が昨年、フィレンツェのサンマルコ修道院で、フラ・アンジェリコの絵が大好きだと言っていたので、「フラ・アンジェリコにお参りしようよ」と言うと、「誰、それ」と言われた…。

 ミネルヴァ教会を出ると、昨年堪能したパンテオン…なのだが、何だか昨年と様子が違う!うおっ!工事中だっ!見に来た人たちはかわいそうに…。と、やさしいことを書いてみたが、実際は「私達は昨年パーフェクトな状態のものを見たもんね~!」と勝ち誇りながら通り過ぎました。(この心の狭さが、罰としてナポリで己の身にふりかかるのである。)

 そのまま北西の方に進み、サンタ・ルイージ・デイ・フランチェージ教会へ。ここにはカラバッジョの絵がある。昨年、ウッフィツィ美術館でカラバッジョの「バッカス」を見た我々は、「何かこのバッカスが誰かに似てるけど、カラバッジョの作品って別に普通だね」とか言っていたのだが、ちょうどこの教会は訪問しやすい場所にあったので、入ってみた。入り口にいたジプシーの物乞いは、昨年と同じ様に、我々だけを無視した。貧乏オーラってすごい。

 中に入ると、さまざまなキリスト教画があったが、左奥の方に、カラバッジョの三部作があった。…何か、他の絵と全っ然違う!まず、明らかに上手い。それから、何だか特徴がある。うまく言えないのだが、他の人の絵と比べてものすごく神秘的な雰囲気なのである。いや~、引き込まれてしまうね、これは…。私は真ん中の天使が舞い降りてくる絵が一番好きであった。姉と二人でぽかんと口を開けて見ていると、急に灯りが消えて、絵が見えにくくなった。…コインを入れて、灯りを点ける方式らしい。私が「コイン入れる?」と聞くと、姉「いや、待ってりゃ誰かが入れてくれるだろうよ」…。50セントを惜しむ我々。姉の言う通り、正しい観光客の皆様が、代わる代わるコインを入れてくれて、カラバッジョを十分に堪能できた。いやあ、助け合いってスバラシイ。(我々は助けられているだけであったが…)

 カラバッジョを見て、ようやく、姉の目が輝き始めた。次はサンタゴスティーノ教会。姉「ここには、ラファエロと、それからカラバッジョもいるね!」。我々はすっかりにわかカラバッジョファン。入ってすぐの所に、カラバッジョの「巡礼の聖母」があった。聖母の前でひざまずいている男性の足の裏がとても上手であった。めずらしく幼な子キリストもピリッとした顔をしているし、やっぱりカラバッジョは良い~

 その後、ラファエロを探してみるのだが、なかなか探せない。ラファエロを探せ2010!教会内をくまなく探すと、真ん中からやや入り口よりの左の柱の上にあった!「預言者イザヤ」の絵である。ラファエロらしく色合いがやさしく、人物の表情に温かみがある。ラファエロにしては筋肉筋肉していて、姉いわく「ラファエロの最高傑作というわけではないね」であったが、おそらくラファエロの初期作品なのではないかと思う(適当に言っていますっ!)。だけど、ラファエロの絵には、私をぽわ~~~とさせる力がある。私はラファエロと別れるのが名残惜しく、「ラファエロ、ばいばい~」と、久しぶりに来た孫を見送るおばあさんのように、いつまでもラファエロを見ながら、後ろ歩きで教会を後にした。

 このあたりで少し暗くなってきたので、B&Bに戻ることに。マンシーニ広場へは、ポポロ広場から2番トラムが出ているらしいので、ポポロ広場へ向かった。途中にアウグストゥスの廟があった。大きな古墳なのだが、残念ながら公開していない。外から眺めながら歩いていたら、現代アートがアウグストゥスの廟をとり囲むようにして置いてあった。怪しげな日本語も書いてあった。

 古墳の左手の方に立派な博物館があり、姉が「あれは多分アラ・バチスだよ」と言った。何それ???私はよくわからなかったが、ローマ古代史大好きの姉の心をくすぐるらしく、「長い間修復されてて、ようやく最近公開されたはずだよ」とか言って、建物の中をのぞきこんでいた。凱旋門みたいなものがあった。入場料が6ユーロだったし、それ以前に閉館時間だったので入らなかったが、外からちらっと見えたぞ、アラ・バチス!

 ポポロ広場にたどりつくと、6時頃なのに、もう真っ暗。ポポロ広場を抜けて、我々はボウゼンと立ち止まった。何か廃墟みたいなものがあるが、これって、トラムの線路じゃないのか!?よくよく見ると、工事中になっている。ええっ!?

 姉がぼそっと言った。「2番トラムは廃止になったってどこかで見たかも…」。…どうしよう~!?B&Bに帰れないよ~!どうしようもない場合はタクシーを使おう、と話したが、タクシー乗り場ってどこにあるんだろ…。とりあえず、この廃墟みたいなトラム線路を北のほうにさかのぼっていけば、どこかからトラムが動いているんじゃないか?という気がしたため、廃墟に沿って我々は北上してみた。するとっ!ポポロ広場から5分ほど北に歩いた所から2番トラムの代理、2番バスがトラムの線路に沿って運行してました♪よかった~。

 安心した我々は、ポポロ広場のほうへ戻って、カジュアルな感じのピザ屋に入った。味は普通であった。イタリアではまあ、美味しくないというレベルの食べ物に出会うことはめったに無い。中には高校生くらいのボウズ軍団がいた。ボウ’s。日本の高校野球児を、縦にも横にも1・5倍くらいにして、目の大きさを2倍くらいにしたボウ’sであった。デ・シルヴェストリがこの中にいても違和感無いだろうなあ。こんなボウ’sがいるくらいだから、観光客が入るような店ではないのである。ボウ’sでは無く、我々が異端。

 それにしても、本日の観光は、全て無料であった(点灯用の50セントも使わなかったから)。これだけの芸術を、無料で開放してくれるローマの寛大さに、私は初めて、ローマがローマ帝国の末裔であることに少しだけ納得がいくような気がしたのである。

2/27ローマ④~私待つわいつまでもカラバッジョへ続く

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(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

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