イタリア旅行記ブログ イタリア旅行は楽し

イタリア旅行大好きの管理人が、実際にイタリアに足を運んだ経験・情報に基づいて、イタリア旅行情報を発信してます。
旅行記や個人でのイタリア旅行のコツ、サッカー観戦情報もございます。

Top Page > イタリア旅行記2009 > 3/7フィレンツェ⑥~夜は浮かれて音楽会

3/7フィレンツェ⑥~夜は浮かれて音楽会

<本日のイタリア旅行記メニュー>
○ドゥオーモ付属美術館
○ヴェッキオ宮
○ヴェッキオ橋の夕日

 本当は、フィレンツェを基点にして、シエナやサンジミニャーノにも行こうかと話していたのだが、昨日のピサの悲劇で、フィレンツェを離れる気が失せた。

 ということで、今日は無目的に町をぶらぶら歩きをすることに。昨日、心身ともに疲れてしまい、ちょっと遅くまで眠って(長期旅行にはたまには遅起きも必要でした)、午前中は行きたい場所が違ったので別行動を取ることになった。私はドゥオーモ付属美術館、姉は、一昨日閉館時間を過ぎていたメディチ家礼拝堂にリベンジに行くことにした。

 姉は、方向音痴の私を絶対にイタリアで一人にしないようにと両親にきつく言われていたため、姉が用事が終わったら、ドゥオーモの方へ戻ってくることになった。ちなみに、こんなに両親に心配されていますが、私は断じて深窓のお嬢様などではないです(そんなお嬢様が貧乏旅行などするわけがあるまいよ)。単に、方向音痴の悲しい私の歴史が、家族のトラウマになっているだけです。家族のトラウマであって、私のトラウマでないところがポイント。

 この日は土曜だったので、いつになくドゥオーモ周辺がごった返していた。ドゥオーモ付属美術館に入りたかったのは、洗礼堂の「天国の扉」の本物があるからである。観光客が、洗礼堂の「天国の扉」の前で写真を撮っている姿を見る度に、「それはレプリカだよーだ」と思っていたので、これはひとつ、優越感に浸るためにも本物を見ておこうと思ったのである(笑)。

 ドゥオーモ付属美術館は、ちょうどドゥオーモの真後ろにあり、かなり目立たないので、すごく人が少なく、ゆっくりできた。迷路みたいに螺旋状になっていてぐるぐるしていたが、それほど広くはないので、迷うことはなかった…いや、1回くらいは迷ったかな…。出口近く、1階に「天国の扉(本物)」があった。が、…ドアの形をしていない!ひとつひとつパネルが外されている…しかも10枚あるはずなのに7枚しかない…。うう…。しかし、やはり作品は素晴らしい。カインとアベルの物語の図が、人物の感情が伝わってくるようで、一番好きだったなあ。でも、何でドアの形にしてないのかしら…。これじゃ天国のドアじゃないじゃないのよー!

 「天国の扉」のすぐ近くに出口があるので、「天国の扉」を見たらすぐに出てしまう人もいたが、時間があれば、必ず2、3階にも上りましょう。まず、中2階のような場所にミケランジェロの「ピエタ」がある。後に見るバチカンのピエタに比べると、未完なのかもしれないが、粗っぽさがあり、不完全ゆえの迫力がある作品。

 それから2階に行くと、ドナテッロのマグダラのマリア像があった。美術館でマグダラの絵はいくつか見たが、全て何となくお上品で満たされているマグダラだった。それに比べると、このマグダラは、髪の毛もつやがなく、やせこけていて老婆のようで、目もうつろで口も半開き。本物のマグダラはもとは娼婦だし、こんな感じだったんじゃないかな~と思える個性的な作品であった。

 そして、見逃せないのが、ロッビア作の「聖歌隊席」。子供達が歌ったり踊ったりしている浮き彫り芸術なのだが、まるで子供たちの歌声や音楽が聞こえてきそうな、いきいきとしたかわいらしい作品だった。子供たちの表情がよいな~。しばらく、座って、音なき音楽を楽しんだ。いや~、風流だなあ。お向かいにドナテッロの同じ様なテーマの「聖歌隊席」があるのだが、ロッビアの方が格段に素敵だった。3階に行くと、ドゥオーモの原案みたいなスケッチがいくつか飾られていた。これを採用しなくて良かったな…と思うような案もあった。

 そして、この美術館で、もう一つ見逃せないものがある。トイレ!最後の晩餐に次ぐ、美しくて清潔なトイレである(もちろん、日本では普通にデパートにあるようなやつ…)。あまりに感動して、私は2回も入って、姉との約束に少し遅れてしまった。美術館自体が空いているので、トイレも空いてて、かーなーりおすすめなので、忘れずに入りましょう(笑)。

 というわけで、姉と合流。メディチ家礼拝堂は、ミケランジェロ三昧だったらしい(でも、姉はこの時点では、あまりミケランジェロ好きではなかった)。フィレンツェは長居したおかげで、行きつけの パニーノ屋さんができたので、そこでお昼を食べて、毎度おなじみペルケノに行って、ジェラートを食べながら、次にどこへ行くか話し合った。私「何かさ、ヴェッキオ宮が、こっちゃ来いって言ってる気がするよね…」姉「うん、いつも窓からこっちを見てたもんね」。我々の泊まったレジデンスが、ちょうど窓からヴェッキオ宮にのぞかれてる感じのする位置にあったのである。というわけで、お招きを受けて、ヴェッキオ宮へ。

 ヴェッキオ宮は市庁として使ってることもあり、荷物検査が厳しかった。荷物検査受けるところの柱が素敵だった。いざ、検査をパスして、中に入るが、切符売り場がわからない。とりあえず順路通り階段を上ると、「下でチケット買ってから来てね」と言われた。降りると、我々のような迷子がたくさんいた。チケット売り場は、奥の方のドア向こうにあった。わかりにくっ!

 で、階段を上って、出直し。すぐに500人広場があり、フィレンツェとピサの戦いが壁一面に描かれていた。私が姉に「どっちの味方?」と聞くと「フィレンツェ」と即答された(だから、悪いのはピサじゃなくてフィレンツェ…)。普通に流血していた。こんな血生臭いところで、フィレンツェの政治は行われるのか…。順路を進むと、イルカを抱くキューピッドの像があった。入り口の噴水にあるのはレプリカで、こちらが本物である。私が「かわいー」と言うと、姉に「よく顔を見てご覧よ。魚を踏んづけてて笑うなんて、性格悪い証拠だよ」と言われた。確かにそうだな…。ヴェッキオ宮でのお目当ては、フィレンツェの紋章であるユリだらけの「百合の間」。フィオレンティーナのマークも同じユリさんなので、ヴィオラファンはここに行くと、ヴィオラを讃える部屋の中にいるような錯覚になり、オススメです(笑)。ユリさんかわい~♪写真をパチリ。
ユリだらけ
 次の地図の間に行くと、世界史大好きな姉が、古い地図に感動して、こちらでもパチリ。すると、ドイツ人っぽい観光客に姉は「チッ」と言われた。人種差別かと思い、少し頭に来てたら、この部屋を出たところに写真NGの看板が…。えーっ?出た所に置いてどーするよ!入り口できちんと確認した時、禁止事項の中にカメラの絵はなかったのに。もしかしたら、あったのに、あんまり下手な絵すぎて、カメラに見えなかったのだろうか…。いずれにしろ、百合の間でパチパチしてた時、係員のお兄さんは明らかに、にこにこしながら我々を見てたのに、何も言わなかった…。イタリア仕事…。

 ヴェッキオ宮は出口がわからなくて、うろうろした。1階で、係員に聞こうとすると、みんなチケット売り場を聞くらしく、そこへ案内されそうになったので、「ノー。どべ え るうっしーた(出口はどこですか)?」と聞くと、「ウッシータ?チョチョチョチョチョチョチョ…」と、指で、子供に教えるみたいに言われた。私はアラサーなのに、ヨーロッパでは、どこでも子供に見られてしまう…。ちなみに1階にはすごく人相の悪い噴水もあった。

 日暮れ時に、ヴェッキオ橋で夕日を見ることにした。見た。夕日だった。ここからの夕日は最高だなんて言うけど、別に日本で川沿いで見る夕日と同じような…。フィレンツェに慣れてきたこともあり、そろそろ夜の町歩きをしてもよかろう、ということで、少し歩いた。レプッブリカ広場のメリーゴーランドが浮かれていた。ポリスマンが二人一組であちこち巡回してて、とても心強かった。ポリスマンのヘルメットがかわいかった。

 夜の町を堪能した後、レジデンスで夕飯は自炊をして(自炊物語はまた別の機会に…)まったりしていると、何だか、通りが浮かれている。何事かと窓を開けると、すぐ下の通りで、大道芸人が音楽会をしている!コーヒーサンバとか演奏していた。何か、フィレンツェだなあ~。この町はかわいくて、ほのぼのしてて、そして浮かれている。我々も窓から鑑賞して、「ぶらぼ~」と拍手を送ったのであった。
 
<本日のイタリア語旅行フレーズ>
どべ え るうっしーた?(Dove e l'uscita?)
「出口はどこですか?」…イタリアの美術館などは、たいてい入口と出口が違うので、時々出られなくなります(笑)。ちなみに入口はentrataよりもingressoの方がよく使われていました。entrataの方を覚えて行った私は、最初ingressoはイギリス人とかそういう意味かなと思ってました(イタリア語での「英語」がingleseなので(笑))。

3/8フィレンツェ⑦~モントリーボいわく「今季最低の試合」へ続く

イタリア旅行記2009もくじへ

イタリア旅行は楽し♪トップページへ

スポンサーリンク

Track Back

TB URL

Home

プロフィール

辺獄

Author:辺獄
貧乏なくせに、イタリア旅行というお金のかかる趣味を持ってしまった、「イタリア旅行貧乏」です。旅行は楽し♪びんぼーも楽し♪がモットーです!
ついでにイタリア語も楽し♪
好きなイタリアの画家はボッティチェリ!

(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

サイト修復中のお知らせ

当ブログは、記事が増えすぎたため、旅行記と本の感想以外の、イタリア旅行の実用的な情報記事を、新サイトにお引越しする作業を行っています。

引っ越し作業中は、お見苦しい箇所も出てきてしまうと思いますが、何とぞご容赦くださいませ。

新サイトはこちらです
辺獄のイタリア旅行おすすめ情報
辺獄のイタリア旅行おすすめ情報

新サイト完成後も、こちらのブログは、旅行記ブログとして存続しますので、よろしくお願い致します!

最新記事

イタリア旅行記

イタリア個人旅行の作り方

イタリアを個人で旅行する場合の、旅程の立て方や、航空券やホテルの予約の仕方についてまとめてみました♪
● イタリア個人旅行の作り方



イタリアの各町まとめガイド

今まで行ったことのあるイタリアの町ごとに、観光情報をまとめてあります。情報は、訪問当時のものなので、変わっている可能性もございます。ご注意下さいませ。
● 各町まとめガイド

各町まとめガイドは、10月以降、一時的に記事が見れなくなる可能性があります。詳しくはこちら

イタリア旅行お役立ち情報

イタリアツアー情報

当サイトはイタリアを個人旅行するための情報が多いので、パックツアーを考えている方のための別館を作ってみました。イタリアツアーの選び方や、おすすめイタリアツアーを紹介しています。
別館→イタリアツアー情報

旅行会話をマスターする!

せっかくイタリアに行くなら、イタリア語にチャレンジしてみましょう!イタリア語旅行会話の学習法や、おすすめのイタリア語学習教材、また、イタリア旅行で実際に使った旅行フレーズの紹介などをしています。

イタリア旅行おすすめ本

イタリア旅行に関するおすすめの本を紹介しています。おすすめガイドブックや、イタリア旅行前にぜひ読んでおきたい読み物、ちょっと小難しい文芸作品まで♪一覧にまとめてありますので、こちらからどうぞ↓

おすすめ旅行グッズ

イタリア旅行に役立つおすすめ旅行グッズをご紹介しています。ご参考までに、私がイタリア旅行の際に準備する持ち物リストの一覧も公開しています☆

イタリア旅行おすすめリンク

イタリア旅行に役立つサイトのリンク集を目的別に集めてみました。

カテゴリ

ブログランキング

参加中のブログランキングです。当ブログがお気に召していただけましたら、ぽちっとお願い致します☆

サイトについて

当ブログはリンクフリーです。サイトポリシーやお問い合わせ先についてはこちらからどうぞ。

検索フォーム

RSSリンクの表示

FC2カウンター