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3/5フィレンツェ③~ボッティチェリデザインのワンピが欲しい

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○ウッフィツィ美術館

 本日は予約しておいたウッフィツィ美術館へ。ルネサンス美術大好きな私にとって、わくわくの場所である。しかし、外装はそっけない…。さすがウッフィツィ(=事務所)なだけはある。それにしてもウッフィツィとは言いにくい名前である。私はこの有名な美術館のことを、この日訪れるまでずっと「ううぃっふぃー美術館」と呼んでいた。ううぃっふぃーではなく、うっ/ふぃ/つぃ美術館ですよ。発音練習しておきましょう。予約を取っていても入場まで並んで時間がかかる、なんて言われたけど、シーズンオフのためか、予約してない人たちの行列も大したことなかった。ちなみに、予約引き換えの窓口は、美術館の入り口とは通りを挟んで反対側になっています。

 コレクションが年代順に並んでいるということで、最初はのっぺりした中世画。言っちゃ何だがへたくそであった。ヨーロッパの中世画はどうもへたくそに見える。嫌いではないが(笑)。その、のっぺりとした中世画が少しずつ肉がついてきて、遠近法のタマゴみたいな絵が出てきて、フラ・アンジェリコとか、フィリッポ・リッピとかの絵はかわいいなあ~と思っていると、先の部屋に!きたー!怪しげな3人娘が踊ってる!ボッティチェリの「春」である!

 ついつい、他の絵をすっ飛ばして、「春」の所まで走って行った。私はこの絵が見たかったのである!しかし、近くまで行くと、思ってた以上の感動はない。何か暗い。高校の世界史の図表で見た写真の方がずっと明るい。ボッティチェリの性格が根暗らしいので、そのせいかな~と思っていたが、よくよく見渡すと、部屋自体が暗いのである。もしや節電?ウッフィツィ美術館は、この絵を最高に良く見せる努力をしてないと見た。ふっと左を見ると、ヴィーナス(ボッティチェリ作「ヴィーナスの誕生」)がいた。早く服着ろよ、という突っ込みは置いといて、こちらも、暗い。

 ちょっと気落ちしてるうちに、団体さんがやってきて、両ボッティチェリを独占してしまったので、少し離れた椅子に座ってボーっと眺めていた。眺めているうちに、この2つの絵はじわりじわりと効いてきた。やはり、よい!「春」はやっぱり構図がすばらしい。右の「西風に襲われ→ご懐妊」の時間的な流れに対し、左は頭上の目隠しをしたキューピッド(恋は盲目)に矢を向けられた純潔の女神が、視線の先のヘルメスに恋をする瞬間を描いてる(ように、私には見える。いろんな説があります)。右は時間が流れ、左は時間が止まっているのだ。そして、真ん中に鎮座する、春を司る女神アフロディーテの表情の冷たいこと、冷たいこと…。左右の出来事どちらにもまるで無関心に見えた。愛の女神なんて言われるけど、アフロディーテは、自分より美人と言われる人間の女に嫉妬して、その女性を不幸にしてしまうような逸話がある女神なので、他の女性の恋路なんざ、どうにでもなれ、なのだろう。恋をさせているのは自分の息子のキューピッドなのに、無責任な親子である。

 アフロディーテはローマでは「ヴィーナス」と呼ばれるので、「ヴィーナスの誕生」の全裸女性と同一人物である。「ヴィーナスの誕生」の方は、非常に穏やかで、清純な顔をしている。この女神様も生まれたときは純粋だったのに、人生(いや、神生か)でいろいろ経験するうちに、「春」に描かれているようなナナメった顔をしちゃうようになったのだろうなー、と勝手にいろいろ妄想。ちなみに「ヴィーナスの誕生」は、大変清純な作品で、妖艶な「春」と対照的であった。ちなみに、「ヴィーナスの誕生」は写真で見るよりもずっと、海の描き方が綺麗でした。

 この2作品の次の部屋には、レオナルド・ダ・ヴィンチの「ガブリエル『ご懐妊です』マリア『そんなバカな!?』」がありました。「受胎告知」です。いやー、ダ・ヴィンチの作品てのは、ドラマチックだなあー。でも、「最後の晩餐」のところにも書いたように、私はダ・ヴィンチの絵はイマイチ好きじゃないです。精密すぎて、パソコンで描いたみたいに、何か味気ないのですよ~。本当に上手ですけどね。アニメっぽい印象を受けます。でも、姉はこの作品が大好きだと言っていたので、芸術鑑賞と言うものは、本当に人それぞれでございます。

 そして、疲れないうちに、ラファエロの「ひわの聖母」を見に行こう(それにしても、ひわって何?)ということで、先を急ぐ。その絵があるはずの部屋に着いたのだが、無い。「ひわは?」「ひわは?」我々は動揺して、姉は最後には「びわは?」と違うものを探していた。すると、目の前に、それっぽい絵が。しかし、額にも入ってないし、何かぺらぺらの紙なのである!ま、まさか…。そこにいた係員に「くえすと え こぴあ?(=これは、も、もしかして、コピーだったりしちゃいます?)」と聞くと、「スィ(=その通りでござんす)!」。何か、他でラファエロ展をしてて、さらわれてしまっているらしい。ついでに、ラファエロの「自画像」も…。そんなバカなー!誰の許しを得てそんな事をー!ひわー!ひわー!………力が無くなった。

 このままじゃ、ウッフィツィを去るに去れなかった我々は、もう一度ボッティチェリの部屋に戻った。「聞いてよお、ヴィーナス!ひわが無いんだよ~!」。よくよく見ると、ヴィーナスが今から着せてもらおうとしている服と、「春」の中で花の女神フローラが来ているワンピースが花柄で、とてもかわいい。私もほしい。日本に帰ったら、ボッティチェリ・リバティ柄ワンピースを買おう、うん。

 ウッフィッツィは工事中で、最後は順路がよくわからなくて、うろうろしてしまったが、最後にカラバッジョのバッカスに出会えた。誰かに似ていた。ぐるぐる回った後、ようやく脱出。バッカスは何か離れた所に置いてあったが、工事が終わったら、多分しっかりと順路が作られると思います。それにしても、ひわ…。絶対のお目当ての絵があり、そのために海を越えるんだぜ!という方は、必ず、美術館のオフィシャルサイトで、その絵が出張中でないことを確認しましょう。でなきゃ、我々のように泣くことになりますぜ。

 ということで、何だか長くなってしまったので、この後の散歩はページを改めるのだ。

3/5フィレンツェ④~ジェラート天国の開幕へ続く

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貧乏なくせに、イタリア旅行というお金のかかる趣味を持ってしまった、「イタリア旅行貧乏」です。旅行は楽し♪びんぼーも楽し♪がモットーです!
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好きなイタリアの画家はボッティチェリ!

(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

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