イタリア旅行記ブログ イタリア旅行は楽し

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Top Page > 2015年01月

3/17フィレンツェ11 夜のヴェッキオ橋でバカ笑い

<今回のイタリア旅行記メニュー>
●ドゥオーモのクーポラ
●ドゥオーモ付属博物館

 さて。本日のメインである、ドゥオーモのクーポラに上るぞ!

 …って、母も姉も私も二度目だから!実は、ドゥオーモのクーポラに上るのは、母のリクエスト。フィレンツェ滞在を、ドゥオーモのクーポラに上ることで〆にしたいのだそうだ。フィレンツェ好きの人の中には、ドゥオーモのクーポラの上が、特別な(神聖な?)場所になる人がいる。

 ちなみに、私はそこまででもない。今回上ったヴェッキオ宮の塔の方が、ドゥオーモのクーポラとジョットの鐘楼がどちらも見えたので良かった。何度も書いているように、ドゥオーモのクーポラからは、ドゥオーモのクーポラが見えないのが(私にとっては)欠点なのだ。

 しかし、母と同じような考えを持つ人は多い。その証拠に、フィレンツェの旧市街には、ドゥオーモのクーポラ、ジョットの鐘楼、ヴェッキオ宮の塔、と、3か所も上れるスポットがあるのだが、クーポラには、シーズンオフでも、常に行列ができている(まあヴェッキオ宮の塔は人数制限があるというのもあるが)。

 だが、なぜか母と姉は、行列に並ばずにすぐに上れると思い込んでいたらしい。アンタら、何度、ドゥオーモのクーポラに並んでいる長い行列の横を通ったね…。我々が到着した時も、行列がとぐろまでは巻いてなかったけど、ドゥオーモの側面に沿ってずらーっと続いていた。

フィレンツェ ドゥオーモ
 ドゥオーモのクーポラの入り口が遠いなあ。

 そうだ、そうだ。フィレンツェのドゥオーモの料金体系が変わっていたので紹介しておこう。以前は、クーポラとか、ジョットの鐘楼とか、サン・ジョヴァンニ礼拝堂とか、ドゥオーモ付属博物館とかは、全て別々に入場券を購入できたのだが、何と、抱き合わせ販売一択となっていた!

 お値段は10ユーロ。これで、全て(上記の場所にドゥオーモの地下遺構を加えて5か所)に入場できる。そう考えればお得な共通券なのだが、何と、制限時間は24時間!24時間以内に、ドゥオーモのクーポラと、ジョットの鐘楼の、どちらにも上る人は、あんまりいないだろう。観光客的には、別々に販売してもらった方が良かったかなあー。

 切符売り場は、サン・ジョヴァンニ礼拝堂の北側に、立派な売り場がある。公式サイトなどでは、ドゥオーモのクーポラ入り口でも購入できるような書き方をしているが、少なくとも私が行った2014年3月は、クーポラ入り口では購入できなくて、列の前の方まで進んでから、慌ててグループの一人が切符を購入しに走って行くのを何回か見かけた。一応、切符は購入してから行列に並んだ方が無難かもしれない。

 で、せっかく共通券を買ったからには、少しくらい元が取りたいよねえ(貧乏人のスバラシイ発想)。私は、姉と母に、「私が並んどくからさ、ドゥオーモ付属博物館で、ギベルティの『天国の扉』とロッビアの聖歌隊席だけでも見てきたら?私は見たことあるけど、二人はないじゃん?」と提案。行列は、30分くらいはかかりそうだったのだ。順番がヤヴァそうになったら、携帯で連絡することにして、二人は博物館へと行った。

 同じようなことを考えるグループは多くて、我々の前に並んでいた家族も、お父さんだけ残して、お母さんと娘さんはどこかに遊びに行っていた。こういう時残るのって、やっぱり父親なんだよなあ。何でだろ。

 ちなみに、ギベルティの「天国の扉」は、サン・ジョヴァンニ礼拝堂のドゥオーモ側の扉のことで、現在礼拝堂につけてある扉はレプリカで、本物が博物館内にある。3年前、おととしと、修復中で見れなかったのだ。私が見たのは初めてフィレンツェに来て、思い切って姉と別行動した時で、もう5年前になるんだなー(しみじみ)。今日は果たして見れるだろうか。

 姉と母は、15分程で戻ってきた。姉「天国の扉、見れたよ!扉の形になっていたよ!」。ぬわーにー!5年前私が見た時は、扉は解体されて、数個のパネルだけしか展示されていなかったのだ。ちなみに、母はロッビアに大感激していた。ドゥオーモ付属博物館にあるルーカ・デッラ・ロッビアの「聖歌隊席」は、本当に傑作である。

 このドゥオーモ付属博物館は、ドゥオーモの裏手にあるので、観光客にスルーされることが多く、いつも空いている。個人的には、「天国の扉」とロッビアの「聖歌隊席」、それからドナテッロの「マグダラのマリア」、この3点を見るだけでも、入る価値がある博物館だと思うのだが、結構フィレンツェの穴場スポットみたいになっている。ただし、入場券がドゥオーモのクーポラとの抱き合わせ販売になったので、もしかしたら、少しずつ訪問者も増えるかもしれない(※公式サイトによると、2015年まで工事に入り、現在閉館中らしい)。

 さて、30分弱ほどで、クーポラに上る入り口にたどりついた。フィレンツェのドゥオーモのクーポラは、以前上った時、ややしんどいかなと感じた記憶があったのだが、今回は、よっゆう~♪であった。週末ランニングが効果を発揮しているのだろうか。

 どうでもいいのだが、我々のイタリア旅行は、毎日かなり歩く。が、その割に、旅行から帰ってきたら痩せていたということはない。理由はわかっている。ジェラートをはじめとした、お菓子を食べすぎているのである。使用したカロリー分を、しっかり補ってしまっているのだ。ダガ改める気はナシ。むしろ、お菓子を食べても、その分のカロリーを使うために歩く、という方向性である。やせるために歩くんじゃない。食べるために歩くのだ(どーなのソレ)。

フィレンツェ
 クーポラに上る途中で、一度、ドゥオーモの中に入り、ヴァザーリが書いたクーポラ内側の絵をしっかり拝めるポイントがある。ここは、混雑する時は立ち止まれないので、写真などを取る場合は、周囲に気配りした方がよい。以前、クーポラに上ったときは、このエリアが空いていたので、ゆっくり写真撮影したが、今回はそこそこ混んでいたので、全体像だけ撮って、後はオノレの目に焼き付けた。

 個人的には、このヴァザーリの絵は、近くで見るより、遠く(床に立った状態)から見上げた方がいいと思う。まあ、近くで見ると、変な妖怪とかいて面白いんだけど(西洋だから妖怪じゃなくてモンスターですよ!)。

フィレンツェ ドゥオーモ
 さー。頂上に着きましたぜ。とりあえず、クーポラに上ったら、ジョットの鐘楼を見下ろすのがセオリーである(クーポラの方がジョットより少し高いため)。あーら、ジョット君、しばらく見ない間にちっちゃくなったんじゃない~?

フィレンツェ ドゥオーモ
 こちらがクーポラのピンク色の屋根でございますよ。ちなみに、こうやって下を見下ろすのはちょっとコワイ。高いところがコワイのは、人間が飛べないからである。飛行石欲しいなあ~(アンタ飛行石持ってたら、メガネのコワイお兄さんにつけ狙われますよ←もちろんラピュタネタ)。

フィレンツェ ドゥオーモ
 それにしても良いお天気。高い所に上るのは、やっぱり天気のいい日に限る!だが、天気がよすぎて、クーポラから南の方角の写真は、全部逆光になってしまった(ので載せてない)。最近、少しずついい写真と悪い写真の違いがわかってきたよ!逆光の写真はよくないね!まあ、こんな世界の常識的なことに、今気づいているあたりが、いかに私に写真の才能がないかを示している。いいんだよ。才能より努力だよ(努力もしてないくせに)。

 ドゥオーモから降りた後、私はどうしても、きちんとドアの形をしたギベルティの「天国の扉」を見たかったので、母と姉がちょっと買い物している隙に、ドゥオーモ博物館に潜入した。「天国の扉」は、以前見た場所と同じ、出入り口の近くにあった。

フィレンツェ
 おおおっ!これが、「天国の扉(完全版)」なのだねっ!あー、これは確かに天国の扉だよー!(←何言ってるのこの人)以前見たときは、各パネルが取り外されて展示されてたからさー!作品が美しいのはわかったんだけど、扉と言うよりパネルだったんだよ!

フィレンツェ
 作品は、聖書由来のエピソードを元にしていて、こちらは創世記から、カインとアベル…兄による弟殺しの場面である。画面中央の右の方で、武器を振り上げているのがカイン、殴打されようとしているのがアベル。

フィレンツェ
 こちらはアブラハムのエピソード。右上の方に、有名な、「イサクの犠牲」の場面がある。

 写真ではよく伝わらないと思うが、コレ、ひっじょーに精巧な、浮彫彫刻なのである。ものすごく細かい作業だ。思うのだが、今、礼拝堂についているドアはレプリカなんだけど、この「天国の扉」のレプリカを作るのだって、すんごい根気のいる作業だと思う。そんなわけで、次はあのレプリカをじっくり見てみたくなった。
 

 この浮彫芸術は、ミケランジェロのどどんとしたダヴィデ像の、あのスケールの大きな美とは違う、小ささ、繊細さの美である。ある意味、女性好みの美しさだと思う。もうね、こんな美しい扉からイケメンとかが出てきたら、どんな女性でもイチコロだね(イチコロって日本語、実は日常であんまり使わないね)。

 で、ドアの形になってくれていたのは非常に嬉しかったんだけど、おかげで、ちびの私には、上の方の楽園追放っぽいレリーフとかが、み、見えないッ!前は、パネルだけ、見やすい高さに並べて展示してたからなあ…。いやしかし、やっぱり扉の形で展示すべきである。私の背丈が伸びればいいのである(もう無理です)。

 この後、母と姉と合流し、珍しくお買い物をした。「Mywalit」というお店で、手ごろなお値段で、カラフルな革製品を扱っていて、何せセールをしていたからである!

 ここの男性スタッフに、日本語がペラペラ…日本語できるとかいうレベルじゃなくて、本当のペラペラ!の方がいた。日本に住んでいたことがあるらしい。最近、イタリアでは、日本に行ったことがあるというイタリア人によく会う。イタリア人にとって、日本は、ポピュラーな行先なのであろうか。

 日本語ペラペラの外国人さんは、話す時に、語尾に「ね」をつける人が多い。おそらく、日本語を学ぶテキストなどに、語尾に「ね」をつけると、語調を和らげ、話し言葉っぽくなるなどと書いてあるのではないかと思う。

 このスタッフさんに、空港での免税手続きのやり方も、日本語でわかりやすく教えてもらった。何せ、貧乏な私ですからね!今まで5回もイタリアに行っておきながら、一度も免税手続きとかやったことないんですよーだ(なぜかキレ気味)。もー、海外に行かれる方々にとっては、常識以前の常識(何それ)だと思いますが、そもそも免税って何って話…。

 免税とはですね、よーするに、外国人が高い買い物をすると、税金分が返ってくるということらしい。どういう世の中の仕組みの理屈はわかりませんよ。だって、宿泊税とかは返ってこないわけだからっ!まーわかんないけど、返してくれるというお金はありがたく頂戴すればよいのである。

 で、そのためには、1.高い買い物をしたお店で書類を書いてもらい、2.それを空港の所定のカウンターに提出する…だけでお金が返ってくる。これだけでお金がもらえるなら(もらえるんじゃありません。返ってくるんです)、やりますよ。

 スタッフさんいわく、なるべく小さい空港で手続きした方がいいらしい。大きな空港では、免税のカウンターが混雑することがあるのだそうだ。「乗り換えのシャルルドゴール空港より、フィレンツェの空港の方がよいですよ」と、(もちろん)日本語で勧めてもらったため、従うことにした。

 さて。本日は、イタリア旅行2014の締めくくりっ!最終日は、食材を残さないようにするため、外食するのが我々のセオリーである。4日前に予約しておいた、アルノ川の向こう側、パッセラ広場の大人気店「Trattoria 4 Leoni」で食事した。

 が!実は、この後、全員、お腹を壊してしまうのである…。ソッコー壊したのは私で、だが、一番症状は軽かった。姉と母は帰国後だったので、飛行機の中で誰も具合が悪くならなかったのは、不幸中の幸いであった。このお店に原因があるかどうかもわからないのだが、フィレンツェ風ステーキが、結構生焼けっぽい状態で出てきたのが、ちょっとアヤシイ。人気店で混雑しているためか、焼き具合を最初に聞かれなかったのだが、自分たちから「Media(=ミディアム)」とお願いすればよかったかなあ。

 …てわけで、誰も思い出したくないディナーになってしまったので、食事の写真などは省-略っ!

フィレンツェ
 代わりに店内に飾られていた、ムトゥさんの写真の写真をドウゾ。ムトゥさんを知らない人に紹介しておくと、ムトゥさんは、かつてフィレンツェのサッカーチーム・フィオレンティーナに所属していた、ルーマニア人のチョイ悪…いや、だいぶ悪のサッカー選手だよっ!

 で、ムトゥさんの写真があることからもわかるように、このお店の名誉のために書いておくと、有名人も訪れるような超人気店なのだ。というわけで、我々の経験がレアなものなのかもしれない、ということを留意されたし。(お肉の焼き具合はまじレアでしたけどね、フフフ…←自虐的オヤジギャグ)

フィレンツェ
 最後にヴェッキオ橋を渡って、レジデンスへと戻った。あー、やっぱりフィレンツェはいいなあ。私の第二の故郷にしたいよ。って、第二の故郷にするにはどうすればいいんだろうか。第二の故郷の定義とはなんだ。人生には、わからないことが多いなー。

 ヴェッキオ橋で3人で撮影をしようと、そこにいたイタリア人男性にカメラをお願いすると、すっごいカメラにこだわりのある人で、私たちから遠ざかったり、近づいたりしながら、何枚もシャッターを切った。

 その、異様にプロフェッショナルでなめらかな動きが、なぜだか可笑しくて、笑うのも失礼だからガマンしていたのだが、一人が吹き出したのをきっかけに、皆、こらえきれなくなって、大笑いしたところが、しっかりカメラに収まった。門外不出の、皆、顔がくちゃくちゃな写真が出来上がった。

 というわけで、イタリア旅行2014は、ヴェッキオ橋上での、くちゃくちゃの笑顔にて終了ーーー!お疲れさんしたー!お疲れさんしたー!

 って!毎年言ってるけど、旅行は家に帰りつくまでが旅行だから!日本の自分の家のコタツに転がるまで、旅行は続いてるんだからね!

3/18エピローグ シャンパンはお肌にいいんだよへ続く

イタリア旅行記2014もくじ

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Author:辺獄
貧乏なくせに、イタリア旅行というお金のかかる趣味を持ってしまった、「イタリア旅行貧乏」です。旅行は楽し♪びんぼーも楽し♪がモットーです!
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好きなイタリアの画家はボッティチェリ!

(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

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