イタリア旅行記ブログ イタリア旅行は楽し

イタリア旅行大好きの管理人が、実際にイタリアに足を運んだ経験・情報に基づいて、イタリア旅行情報を発信してます。
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NHKBS 「井上ひさしのボローニャ日記」

 NHKBSが、1月中はイタリア統一150周年ということで、イタリア関連場組を放送しまくっていました。視聴が追いつかなくて、録画がたまってます~。ひー。

 本日は、録画しておいた「井上ひさしのボローニャ日記」を見ました。

 井上ひさしさんは、ちょっと前に亡くなられましたね。この放送は、以前収録したものの再放送のようです。井上さんの吉里吉里人 (上巻) (新潮文庫)とか、読んでみたい作品です。私はあんまり詳しくないのですが、確かひょっこりひょうたん島の原作者さんでもあるんですよね。

 ボローニャと言えば、ミラノとフィレンツェの真ん中に位置する、交通の要所のような、エミリア・ロマーニャ州の中心都市。私は2年前に、ラヴェンナからフィレンツェに移動するときに、鉄道の乗り換えで、駅に降りただけです。その時は、駅で浮浪者のような人に話しかけられたりして、ボローニャって治安悪いのかしら?という印象が残りましたが、番組を見ていると、整然とした学生の街、という感じでした。

 ボローニャは、第2次大戦中に、パルチザンの街として、国内のファシズム政権や、ナチスドイツと戦った歴史があるそうです。街そのものが、国のファシズムに立ち向かう、という姿勢が、都市国家の歴史を持つイタリアらしい話です。

 その戦争で、大きな被害を受けたそうなのですが、戦後、街の市民が一体となって復興を遂げた姿が、「ボローニャ方式」と呼ばれ、世界中で都市再建のモデルとして注目されたそうです。そんなボローニャに惹かれて、井上さんが、ボローニャを旅します。

 「ボローニャ紀行」なので、復興の仕方そのものを紹介する番組ではないため、ボローニャの、いろいろなところを訪れ、いろんな人と話をします。古い工場を映画館に改装したり、ホームレスの人を集めて劇団を作ったり、私財で図書館を作ったり、3代にわたる鉄細工職人に話を聞いたり。「古いものを大切にする」「市民みんなで幸せになろうとする」そんなボローニャ市民のストーリーです。

 私がおもしろいなあと思ったのは、ボローニャ名物の柱(ポルティコ)。ボローニャは、歩道がアーケードのようになっていて、そのアーケードを支える柱が街の名物なのですが、もともとは、名門・ボローニャ大学に学生が殺到して、学生を住ませるために、建物の2階部分を拡張し、その拡張した部分を支えたのが柱の始まりだそうです。そののち、街の景観を統一させるために、この柱を作るようになったとか。

 そもそも、ボローニャは、なんと、人口の4分の1が、ボローニャ大学の学生だそうです!こりゃすげえ…。よんぶんのいちって…。学生向けに安いレストランとかもありそうですね!ほー、ボローニャに行ってみたくなってきたよ!(それですか…)

 というわけで、観光地としてはそれほどメジャーではないボローニャですが、立ち寄りやすい場所にありますので、ちょっとのぞいてみたくなりました。エミリア・ロマーニャ州は生ハムが美味しいらしいですし!(やっぱりそれですか…)

 井上ひさしさんは、ボローニャ紀行を本としても出版してます。

ボローニャ紀行 (文春文庫)ボローニャ紀行 (文春文庫)
(2010/03)
井上 ひさし

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 結構有名な本ですよね。私もボローニャに行くことになったら、読んでみたいと思います♪

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NHKBS 「バチカン・シークレット」~ミケランジェロの謎を解け~

 NHKBSが、イタリア特集中っ→イタリア7つの輝き

 録画していた「バチカン・シークレット~ミケランジェロの謎を解け~」を見ました。

 内容は、システィナ礼拝堂を飾るミケランジェロの天井画には、キリスト教に基づいた絵だけでなく、ユダヤ教やギリシャ神話などをモチーフにした、異教色の強いものが含まれていること、今までの伝統にはなかったような、人間の肉体美が強調されていること、祭壇画の「最後の審判」では、やさしい天使ではなく、人間を地獄に落とす、厳しい姿の天使が描かれていること…などの謎に迫る、というものでした。

 番組は、このBSのイタリア特集ではよくありがちなんですが、とにかく重苦しいバックミュージックに、タレントさんを使った聞きづらいナレーション…。同じことも何回も言うので、だんだん眠くなってしまいました。まあ、私は、学生時代から、授業中の居眠り大魔王(なぜ眠り姫と呼ばれなかったんだろう…)でしたからねっ!でも録画視聴ですからね!眠くなったら早戻りして見ましたよっ!居眠り大魔王の勝利~!

 この番組の、主な登場人物は、ミケランジェロ、ミケランジェロにシスティナ礼拝堂の天井画を発注した教皇ユリウス2世、ユリウス2世の側近エジーディオの3人。

 結論としましては、異教色が強い理由は、当時のフィレンツェでプラトン・アカデミーなどで古代ギリシャの研究がさかんだった影響を受けたこと、ユリウス2世に多大な影響力を持っていたエジーディオが、当時危機的状況にあったキリスト教(←このことをこの番組は100回くらい言っていた…)を救うために、キリスト教世界の外の世界をも包括するような世界観を持っていたこと(←大航海時代に伴う、世界的布教活動に関連するのだと思います)、ミケランジェロ自身がユダヤ教の教義に興味を持っていたこと、などでした。ギリシャ神話はともかく、旧約聖書のユダヤ教モチーフの作品に関しては、ミケランジェロより古い時代のモザイク画にもよくありますし、マザッチョもフィレンツェのカルミネ教会で書いてますし、あんまりミケランジェロに特殊なことには思えないんですけどねえ。

 人間の肉体美表現については、ミケランジェロが解剖学における、人体(特に筋肉)の研究に熱心で、人間の筋肉の動きをしっかり表現できる力を身に付けたことが挙げられていました。ミケランジェロは、裸の人間だけで、聖者の威厳や、動きのダイナミックさを表現できるようになった初めての芸術家だと。それまでの芸術は、そういうものを表現するためには、荘厳な衣服などを描かなければならなかった、ということです。これは、なるほどな~と思いました。

 番組の最後に、ユリウス2世に依頼されて30代の時に描いた天井画と、クレメンス7世の依頼で60代で書いた祭壇画「最後の審判」が、同じ人が描いたとは思えないほど異なる作風であることが指摘されます。天井画は力強くもみずみずしく、神の人間の世界を肯定的に描いていますが、「最後の審判」は恐怖に満ちた絵です。コワすぎです。この番組では、この作風の変化について、天井画を描いたのち、ミケランジェロがフィレンツェの政治の動乱に巻き込まれ、逃亡生活なども送り、そうした精神状況が、あのような恐ろしい絵を描かせたのだ、と解説されました。まあ、確かに、なかなか精神の奥底に、何か深くて暗いものがなければ、「最後の審判」のような絵は描けないかもしれないですね。深さというものは、ネガティブなものに宿る、てなことを言ってたのは、スタンダールの赤と黒 (上) (新潮文庫)だったかしら。

 番組そのものは、ちょいと流れがわかりにくかったですが(私がかわいそうな脳みその持ち主の可能性もアリ)、サン・ロレンツォ教会の地下通路に残された、ミケランジェロ逃亡生活中のデッサンを見ることができたり、ミケランジェロが同性愛者だったなんて初めて聞く話もあったりと、番組が後半になるにつれておもしろく鑑賞できました。29日土曜の午後3時からBSハイビジョンで再放送があるようですので、見逃した方はどうぞご覧になって下さいませ♪

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NHKBS 「ベネチア 青春の窓」

 NHKBSが、イタリア特集中っ→イタリア7つの輝き

 昨日は、「わが心の旅アンコール ベネチア 青春の窓」という番組を見ました。フレスコ画家の絹谷幸二さんが、30年ぶりに学生時代を過ごしたヴェネツィアを訪問するというストーリー。

 2002年に放送した番組の再放送と言うことで、なんだかオープニングタイトルの書き方などが古くさかったのですが、でも、2002年ってそんなに古くさい時代でしたっけ…?むしろ2002年というより、1900年代っぽい雰囲気だったのですが…。

 番組内容は、今回のNHKBSのイタリア特集は、何だか私をあぜんとさせる、謎だらけの内容の番組が多いんですけど、この番組は非常に落ち着いていて、最後まで心穏やかに見ることができましたよっ!

 30年ぶりに戻ったヴェネツィアですが、「何も変わっていない」と絹谷さんはおっしゃっていました。この「変わらなさ」がイタリアの魅力なんでしょうねえ。まあ、観光業のために変わらない、と言っちゃえば、商業的ではあるのですが。

 ヴェネツィアの、運河の水のゆっくりした流れが、人を思索へと導く、というようなこともおっしゃっていました。ヴァポレットも、人が歩くくらいの早さで進むそうです。スローライフっ!

 迷宮都市と言われるヴェネツィアですが、絹谷さんが、昔ゆかりの人を訪ねる場面で、観光客の通らないような、暗くて細い路地を歩いているのを見て、なるほどな…と思いました。本当に、路地は細くて、暗くて、明るい広場とは対照的です。このへんの運河以外のヴェネツィアの魅力については、迷宮都市ヴェネツィアを歩く―カラー版 (角川oneテーマ21)によく解説されています。

 また、絹谷さんは、学生時代に、ヴェネツィアの隣町・パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂に、ジョットのフレスコ画を模写しに通っていたそうで、スクロヴェーニ礼拝堂にカメラが入って、ジョットの傑作の映像をゆっくり見ることができました!あの美しい青色は、ラピスラズリを砕いて出した色で、宝石の色なので、色あせないのだそうです!ほわ~!ジョット見たいっ!

 「フレスコ画は壁の圧迫感を解放する」といったような絹谷さんのお話や、窓をテーマにした絹谷さんの作品は非常に素晴らしく、「お~」と感動しながら見ましたが、もう一つ私が興味を持ったのが、ヴェネツィアのイワシっ!

 学生時代貧乏だった絹谷さんは、イワシばっかり食べていたそうですが、私もヴェネツィアに行ったら、イワシばっかり食べる羽目になるんですかねっ?ぜひぜひリアルト橋近くの魚市場に、イワシを買いに行かねばなりませんですねっ!

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Author:辺獄
貧乏なくせに、イタリア旅行というお金のかかる趣味を持ってしまった、「イタリア旅行貧乏」です。旅行は楽し♪びんぼーも楽し♪がモットーです!
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好きなイタリアの画家はボッティチェリ!

(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

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