イタリア旅行記ブログ イタリア旅行は楽し

イタリア旅行大好きの管理人が、実際にイタリアに足を運んだ経験・情報に基づいて、イタリア旅行情報を発信してます。
旅行記や個人でのイタリア旅行のコツ、サッカー観戦情報もございます。

Top Page > イタリア旅行記2015(シチリア旅行記)

イタリア旅行記2015もくじ

 2015年3/3~3/22に行ってきた、イタリア旅行記のもくじです。まるごとシチリア旅行記です。

 訪問した町は、カターニア、カルタジローネ、タオルミーナ、ピアッツァ・アルメリーナ、メッシーナ、リパリ島、モディカ、ラグーザ、シラクーサ、ノート、パレルモ、モンレアーレ、バゲリーア、チェファル、アグリジェントです。

イタリア旅行記2015ルート

~カターニア滞在編~
3/3プロローグ まさか私がEU人!?
アリタリア機で、ローマ経由でカターニア入り。
3/4カターニア1 サカナ買う人売る人、見てる人
カターニア初日の午前。まずは魚市場へ。
3/4カターニア2 セレブが修道院を作ったら
サン・ニコロ修道院を、ガイド付きで見学しました。
3/5カルタジローネ1 ウェルカム・タイルがお出迎え
カターニアからカルタジローネに一日遠足。レストランを探して迷子になった。
3/5カルタジローネ2 冷たい雨の後には虹!
カルタジローネのスカーラを雨風の中見学。本当に寒かった…。
3/6タオルミーナ1 恥ずかしがり屋のエトナ山
タオルミーナ遠足。まずはギリシア劇場へ。
3/6カステルモーラ 霧です!何も見えません!
タオルミーナのさらに上、小さなカステルモーラの集落へ。天気悪。
3/6タオルミーナ 名にし負はば「イソラ・ベッラ」!
イソラ・ベッラと、タオルミーナの町歩き。しゃかりきに動いたなー。
3/7ピアッツァ・アルメリーナ1 フォー・ユー、フォー・ユア・フレンド
ピアッツァ・アルメリーナのカサーレ荘にたどりつくまで。
3/7ピアッツァ・アルメリーナ2 モザイクでお腹いっぱい!
カサーレ荘の床モザイクは最高でした。でも寒かった。
3/8メッシーナ 今わたしがケバブ屋にいる不思議
メッシーナには何のために行ったのであろうか。
3/8メッシーナからリパリ島へ 海峡で待つ怪物の名は
メッシーナからリパリ島へ高速船の旅。メッシーナ海峡を通過するぞ!
3/8リパリ島1 クリーン&モダーンで行こう!
リパリ島でリゾートホテルを探して宿泊。シーズンオフだけどね!
3/9リパリ島2 限りなく青に近いブルーの海
2日目のリパリ島は晴れたよ!町の見所を歩き回ります。
3/9リパリ島からカターニアへ帰る やさしいコワモテシェフ
リパリ島からミラッツォ、メッシーナ経由でカターニアに帰る。結構重労働だった。

~モディカ滞在編~
3/10モディカ1 不思議の町のチョコレート
1週間滞在したカターニアを離れ、モディカへ。モディカチョコ食べまくり。
3/10モディカ2 モディカおっきいの?ちっちゃいの?
モディカのアルタ(上の町)とバッサ(下の町)、両方のドゥオーモを訪問。
3/10モディカ3 ああ麗しのライトマジック
モディカのパノラマを見たり、夜の町歩きをしたり。シチリアへ対する緊張感が薄れてきたよ。
3/11ラグーザ1 オシャレオヤジとひょうたん島
モディカから隣町ラグーサへ遠足。パノラマがスバラシイ。
3/11ラグーザ2 イブラのドゥオーモはあっち向いてホイ
ラグーサ・イブラ(下の町)のバロック建築はスバラシイ。
3/11ラグーザ3 まるごと!ミシュラン店「Duomo」グルメレポート!
ラグーサの超有名レストラン「Duomo」で食べた感動の記録。
3/11ラグーザ4 おじいさまとアーモンドの花
イブレオ庭園、コゼンティーニ邸を見てモディカに帰ります。
3/11モディカ4 鉄道切符を求めて彷徨う旅人よ
翌日、シラクーサに移動する鉄道切符を求めてモディカを彷徨った奮闘記。

~シラクーサ滞在編~
3/12モディカからシラクーサへ 手始めにカギが壊れた
モディカからシラクーサへ、一日数本しかない鉄道を使って早朝に移動。
3/12シラクーサ1 美しきかな、古都のドゥオーモ
まずは、シラクーサにあるカラヴァッジョ作品と、ドゥオーモにご挨拶。
3/12シラクーサ2 陽気な市民、美しき海
アレトゥーザの泉、ベッローモ宮州立美術館。
3/12シラクーサ3 旅は道連れ人形劇
ドイツ人観光客に誘われて、飛び込みでシチリア伝統の人形劇を見てしまった。
3/13シラクーサ4 ポリスは消えて思想は残る
高台の考古学地区へ。ギリシア劇場を堪能。いい天気。
3/13シラクーサ5 まっくら闇に音は響くよ
考古学地区の天国の石切り場へ。「ディオニュシオスの耳」は面白かった!
3/13ノート1 花より団子、敗れたり
シラクーサからお菓子を食べにノートに行ったのにさ…カフェ・シチリアが閉まってたんだよ…
3/13ノート2 傷心を癒してくれよバロック!
気を取り直して(もないが)、ノート観光。ニコラチ通りとか。
3/13ノートからシラクーサへ戻る 夕焼け小焼けでノート駅
ノート駅の夕焼けは本当に綺麗だったよ。
3/14シラクーサ ヴィーナスの「美しい私を見なさいよ(本音)」
パレルモ移動前に、考古学地区の州立パオロ・オルシ博物館へ。
3/14シラクーサからパレルモへ 束の間のエンナ
ギリギリまでシラクーサ歩きをしてから、長距離バスでパレルモへ移動。

~パレルモ滞在編~
3/14パレルモ1 真摯で謙虚なパレルモビギナー
ドキドキの初パレルモ。初日の夕べは、大人しく夕ご飯を食べに出ただけ。
3/15パレルモ2 パレルモ、パレルモ?
ドキドキのパレルモ歩き。アンティーク市に出くわしたり、名物フォカッチャを食べたり。
3/15パレルモ3 四面バロック、ピコーン教会
クアットロ・カンティ、サン・カタルド教会など、パレルモの最もパレルモらしい場所を歩く!
3/15パレルモ4  大通りを挟めば別の顔
ドゥオーモを見学したり、コッポラ帽のお店に行ったり。
3/16パレルモ5 門の哀愁とモザイク三昧
ノルマン王宮に行ったよ!モザイク最高っ!
3/16パレルモ6 B級グルメが探せない!
赤い丸屋根のサン・ジョヴァンニ・デッリ・エレミティ教会の後、ブッチリアでお昼になかなかありつけず。
3/16バゲーリア 雨振りオバケに私の傘を
午後から、バゲーリアのヴィッラ・パラゴニアへ。ゲーテが憤慨した化け物屋敷だよ。
3/17パレルモ7 熱を持たぬ石の躍動感
マルトラーナ教会は、外観、内観ともに最高だったぜ!
3/17パレルモ8 忍者歩きで目指す祈禱堂
大雨。何でシチリアなのにこんなに天気が悪いのさ。
3/17パレルモ9 目の前の聖母マリア
シチリア州立美術館鑑賞。
3/17パレルモ10 壊れやすい世界の力ずくな住民
半永久的な休館に入っているシチリア州立考古学博物館が、ほんの一部だけ公開してた!
3/18パレルモ11 フィフテーンミニッツ・イン・セルポッタ
たった15分だけのロザリオ・イン・サンタ・チータ祈禱堂鑑賞。
3/18モンレアーレ1 道は無秩序で敷き詰められている
モンレアーレへ遠足。このページはパレルモからの行き方を書いただけ。
3/18モンレアーレ2 王様の山で光り輝く
モンレアーレ大聖堂は得も言われぬスバラシサだった!
3/18モンレアーレ3 驢馬になるな!回廊を見よ!
大聖堂付属の回廊も最高なんだよ!見逃しちゃダメ!
3/18パレルモ12 静寂に包まれて美女たちは
やっとサン・フランチェスコ・ダッシジ教会に入れた。フォカッチャ挟みジェラートも食べた。
3/19 シチリアン・ザ・ワースト・モーニング
セジェスタ行きのバスは見つからず、パレルモ駅でストーカーにも遭う最悪の朝。
3/19チェファル1 感じの悪い笑みはなぜ感じが悪いか
予定変更してチェファルへ。マンドラリスカ博物館はなかなか楽しかった。
3/19チェファル2 海辺の優しいイエス
チェファルの大聖堂は、モンレアーレほどの派手さはないけど素敵!
3/19チェファル3 でっかい頭は美しき聖地
チェファルの岩山に上った!ディアナ神殿も行った!天気はよくて最高っ!

~アグリジェント滞在編~
3/20パレルモからアグリジェントへ 古代ギリシアへの厳しい道のり
アグリジェントへ移動。2時間半のバス旅はしんどかった。
3/20アグリジェント1 神殿の谷で最もしょぼいグラサン
さっそく神殿の谷へ!まずはディオスクロイ神殿とゼウス神殿!
3/20アグリジェント2 大いなる自然の中に建つ
コンコルディア神殿とヘラ神殿は最高なんだぜ…!
3/20アグリジェント3 地元ヤギの営業パフォーマンス
アグリジェントヤギとヘラクレス神殿。
3/20アグリジェント4 闇の中の光
神殿のライトアップを見た!…が、調子に乗って遅くまで遊び過ぎたのは反省してます!
3/21アグリジェント5 おはよう!ギリシャ神殿
アグリジェントは1泊だけ。2日目は、急いで考古学博物館へ行くよっ!
3/21アグリジェント6 ごろろんぽはイケメンだった!
考古学博物館でテラモーネの本物とご対面。
3/21アグリジェント7 壊す力と守る力
考古学博物館で、古代ギリシアの壺絵や彫刻を鑑賞。
3/21アグリジェント8 エクセレントな鉄道駅
アグリジェントの市街地を少しだけ歩く。

~パレルモ宿泊&帰国編~
3/21パレルモ13 狙われた私リターンズ
帰国するためだけに戻ってきたパレルモで、まさかのスリ未遂に遭う!
3/22エピローグ さらばシチリアまた会う日まで
パレルモ空港から成田空港へ帰国。

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3/22エピローグ さらばシチリアまた会う日まで

<今回のイタリア旅行記メニュー>
パレルモ空港からローマ経由で帰国


 「ほーたーるのーひーーかーーーり、まーどーーのーゆーきーー」が、どこかから聞こえてきそうな、帰国日である。

 シチリア19日間。思へば、シチリア中を、縦横無尽に我々なりに走り回ったぜ。それでも、西海岸には到達できなかったんだぜ。シチリア制覇ならず。これは、また帰って来いという、エトナ山の思し召しさ…(私って前向き)。

 本日は、「ただただ帰国するだけ」である。

 本当は、昨夜のうちに荷物の整理を終わらせておいて、今日は朝早く起きて、少しだけ新市街を歩こうかな、なんて考えていたのだが、甘かった。荷物の準備というものは、前夜にできることには限界があり、その日の朝にすることがかなり多いのである(特に女性は)。

 シチリアビギナーで謙虚な私たちは、今日は新市街・ポリテアーマ広場のB&Bに宿泊している。というのも、パレルモ空港行きのバスは、パレルモの鉄道駅を出発して、ポリテアーマ広場を経由して空港に向かうのだ。

 空港行きのバス停が近いという条件でホテルを探すなら、鉄道駅よりポリテアーマ広場の方が断然オススメだ。

 まず理由の一つとして、旧市街の南に位置する鉄道駅周辺と、新市街ポリテアーマ広場では、治安の良さがダンチである。もちろんポリテアーマ広場の方が良い。鉄道駅周辺は、近づいちゃダメ!ってほどの無法地帯ではないけど、旅行者をターゲットにした悪者がうろついていることがある。

 それから、鉄道駅からポリテアーマ広場までは、30分以内で歩ける距離なのだが、その距離をバスで移動しようとすると、異様に時間がかかる。

 鉄道駅から空港までは50分、ポリテアーマ広場から空港までは30分というのが目安だが、単純計算だと、鉄道駅からポリテアーマ広場まで20分かかることになる。本来なら、バスで20分もかかる距離ではない。要するに道路が混雑するのだ。

 そんなわけで、ポリテアーマ広場に、空港に出発する前夜だけ宿泊した我々。これ、なかなか英断だったと思う。朝ごはんを食べた後、オーナーに挨拶して、B&Bを出ると、空港行きのバス停は、歩いてすぐそこであった。ああ、楽ちん。

パレルモ
 結局、バスを待っている間しか、眺めることが出来なかった、ポリテアーマ広場の中心にあるポリテアーマ劇場。新しい建物だがカッコイイ。9時45分のバスを待っている我々だが、バスの時刻を考えれば、何とかすればその前に朝の散歩くらいできそうなものなのに、できなかったのだ。シミュレーションと現実は別物なのである。

パレルモ
 私の人生に、来し方行く末縁がなさそうな、プラダの看板が、バス停の目印である。プラダの看板の下に、バスの時刻表が載っているが、実はこれは正式なバス停ではない。

パレルモ
 このプラダの看板から、スグの所に、正式なバス停がある。ちょっと薄くて見えにくいと思うが、一番上に「FERMATA BUS AEROPORT」=「空港バスのバス停」と書いてある。

 我々は、誰よりも優雅にこのバス停に到着したと思っていたが、このバス停の真ん前にある高級ホテルから、年配のご夫婦がスーツケースと共に颯爽と出てきて、バス停前に立った。負けた。完封負けであった。

 バスは、ほぼ時刻表通りにやってきた。だいたい30分間隔で、バスの便数はあるので便利だ。

 ちなみに、このポリテアーマ広場からの空港バスの時刻表は、なかなかオンラインで探せなかったので、プラダの看板の下にあった時刻表、参考までに撮影しておいた。(「参考までに」って言うのは、いつ変わるかわからないし、コレが正しいかどうか責任は持てないからだよ!イタリアだもの。)

 ↓これだよ。
パレルモ

 バスはガッラガラであった。シチリアでよくあるように、バスの運転手さんから切符を購入することが出来た。運賃は6ユーロちょっとであった。

 バスは、空港に向けて北上して行く。バイバイ、パレルモ。パレルモは、何だか不思議な町だったなあ。ストーカーに遭ったり、スリに遭いかけたりしたけど、なぜだか嫌いにはなれない町だ。まあ、スリに実際モノを盗られていたら、憤慨していたんだろうけどね。我々にはポテチがついてた(幸運のポテチについては、前回の旅行記を参照されたし)。

 途中、サッカースタジアムの前を通った。本当は、パレルモ滞在中に、パレルモとユヴェントスの試合があり、観に行こうか、という案もあったのだ。しかし、夜の試合だったので、さすがに初シチリアで、夜のサッカー観戦は調子に乗りすぎかな…と、安全を期して、観戦に行かなかった。

 今に思えば、慎重を期すぎたかなあ…行っときゃ良かったなあ…という気持ちもあるが、まあ、自重しておいてよかったかも。でも、姉も私、地方のスタジアムって好きなんだよー。行っときゃ良かったなあ…でも、まあ、自重しておいてよかったかも…(以下、この問答の繰り返し)。

 バスは、予定通り、30分ちょっとでパレルモ空港に到着した。カターニアの空港より小さい、と言われるパレルモ空港だが、確かに想像していたよりずっと小さかった。バスが各都市からバンバン到着するカターニアの空港に比べて、活気もない気がする。

パレルモ
 しかし、改装したばかりなのか、外側に比べて、内装はスッキリして、特に2階はこぎれいであった。搭乗するのは、アリタリア航空で、ローマ経由で成田へ帰る。イタリアの空港では、カウンターが異常混雑していることもあるのだが、そんなこともなく、さくさくチェックインを済ませて、荷物を預けると、やることがなくなった。

パレルモ
 こぎれいな空港だが、何せ小さいので、やることがない。人が少ないので、過ごしやすいけど。

パレルモ
 一軒、オシャレなお菓子屋さんがあり、「焼きカッサータ?」みたいなお菓子があったので、買って食べてみた。どこがカッサータなのかわからない焼き菓子であったが、上品で美味しかった。アリタリア航空は、食事やお菓子に期待ができないので、このお菓子屋さんで、機内で食べるお菓子をいくつか購入しておいた(大正解であった)。

パレルモ
 空港の待合室から見えたパレルモの海。ゲーテが、パレルモの海は北側にあり、しかも湾なので、それほど色濃くないとか書いていたが、確かにシラクーサの海とは色が違う。でも、チェファルの海は北側にあるのに、真っ青だったなあ。何でだろ。そもそも地中海は、何であんなに青いのか。この謎って既に解けてるのかなあ。

 ローマへの便は、時間通りに出発した。バイバイ、シチリア!また、会いたいよ!

パレルモ
 ローマ行きの便では、スナックが出た。飲み物はトマトジュースにした。機内で飲むトマトジュースって、なぜだか美味しいのだ。ちなみに、アリタリア航空は、スナック菓子は美味しい。スナックのアリタリア(って往路の時も言ってたな)。

 ローマまでは1時間ちょっとで着いた。入国の時とは逆のルートで、日本行きの飛行機が出るターミナルへと移動する。

 往路の時も書いたが、ローマのフィウミチーノ空港の案内表示は、数字のターミナルではなく、アルファベットのゲートで示されているので、Eチケットに記載してある数字のターミナルではなく、空港の電光掲示板で、各便の出発ゲート(アルファベット)を確認して、その表示を探して移動する。

 出国検査を抜けると、往路の時に通った、チョコレート兼ジェラート屋さんのヴェンキの前に出た。ヴェンキ食べたかったんだけど、乗り換え時間は1時間程度と少なかったので、泣く泣くスルーした。

 ゲートの移動を済ませると、あとは飛行機に乗るだけだよ。パレルモからローマへ行く便を、もっと早朝のものにして、ちょっとだけローマで遊ぼうかという案もあったけど、まあ、我々にそんなにタイトなスケジュールがこなせるわけがないので、やらなくて正確だったろうよ。

 帰りもアリタリア航空だよ。帰国するまでイタリア気分だよ。

パレルモ
 さて、国際便の楽しみと言えば機内食。往路では、2年前と比べて、大幅にRekkaしていたアリタリア航空の機内食に悲しんだ。復路は、往路よりはまだ良かったけど、でもやっぱり質が落ちた気がするなあ(食べ物の悪口はここまで)。

 往路では、食事そのものばかりに気を取られてしまったが、実は、もう一つ気がかりなことがあった。それは、機内で出てくるコーヒーのMazusaである(飲み物の悪口は続けるつもりらしい)。往路では、気のせいだろうと思っていたが、やっぱり復路でもMazuかった。薄い色のついたお湯が出てくる感じである。

 余計なお世話かもしれないけど、コーヒーだよ、コーヒー!イタリアのナショナルフラッグたるアリタリア航空が、日本人の庶民たる私に、コーヒーにケチをつけられてもよいのか!イタリアたるイタリア、コーヒーの美味しさだけには、プライドを持っていてほしいんだぜ。

 ちなみに、帰国便の中で読んだ本は、ヴィトゲンシュタインの論理哲学論考 (岩波文庫)である。すげぇ!ヴィトゲンシュタイン読むんだ!…などと、早とちりしてはならない。「持ち歩くのに薄くて軽くて、かつ眠くなる本」を選んだだけだよ。結果、正解だったよ。えっへへへ。

アリタリア航空
 到着前には、軽い朝ごはんが出た。ヨーグルトがついてるのは嬉しかったけど、やはりアリタリア航空の機内食は、量が少ない。男の人とか、これで足りるとは思えないなあ。

アリタリア航空
 アリタリア航空の食事量が少ないのは、往路便で分かってたからね!ちゃんとパレルモの空港内のお菓子屋さんで、お菓子を買っておいたから!アーモンド風味で美味しかったよ!お菓子買っておいたのは大正解だったね。お土産用に買ってあった、モディカチョコレートも、機内で食べてしまった気もするが、気のせいかもしれない(とぼけるんじゃないよ)。

 というわけで、シチリア旅行は、無事に終わった。イタリアビギナーの頃は、恐い響きでしかなかった「シチリア」だが、イタリアの他の町と同様に、行ってしまえば何てことは無いのである。

 しかし、滞在中に対岸のチュニジアでテロがあったし、観光客が巻き込まれるテロは、今なお起きている。世界が平和であることは、おそらく世界中の旅人、いや、旅人に限らずほとんどの人が願うところだ。それなのに、戦争が起きてしまうのは、不思議な気がするが、それが現状だ。

 この、一筋縄ではいかない世界で、ちっぽけな私には、世界の平和を「願う」こと以外に、何も出来ることが今は見つからない。

 カミュの「ペスト」で、「防ぎようのない災いが起きた時、自分は災いが降りかかってくる人の側に立ちたい」という主旨の話が出てくる。それと少し近いが、どんな時代が来ようとも、ささやかでも、自分は常に平和を願う側でありたい、と思うのであった。

(イタリア旅行記2015完)

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3/21パレルモ13 狙われた私リターンズ

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● パレルモの市バスでスリに遭いかける!


 我々がアグリジェントから、既に6日間滞在して観光を終えたパレルモに向かっているのは、明日、パレルモの空港から帰国するためである。

 明日の飛行機なら、明日移動しろよとお思いになるかもしれないが、ここはイタリア。しかも南イタリア。さらにその中でもシチリア。明日、交通公共機関が、無事に稼働しているかどうかなんて、誰も断言できないのよ。イエイっ!大事をとって、一日前にパレルモにスタンバっておくんだよ。謙虚な旅人バンザイ。

 それにしても、わざわざパレルモに戻ってくる必要ないジャン?パレルモを最後の滞在地にしておけば、何もアグリジェントと行ったり来たりしなくていいジャン?というツッコミも、もっともである。しかし、そう出来なかった悲しい理由は、もう書いたからね!ここでは繰り返さないよ!(興味のあるヒマな方はこちらの旅行記をドウゾ)。

 アグリジェントからパレルモへの電車は、遅延もなく、楽ちんであった。パレルモからアグリジェントに行く際は、バスを使ったが、こちらは道路が工事中で遅れるし、トイレ休憩はゆっくり取れないしで、苦痛な移動であった。鉄道の方は、スイスイ走るし、車内にトイレはあるしで快適だった。

 パレルモ-アグリジェント間の移動は、鉄道とバスの2種類があり、公表されている所要時間はどちらも2時間程度と同等なので、鉄道推奨派と、バス推奨派に大きく分かれる。

 私の経験から言えば、断然鉄道推奨なのだが、このシチリアの鉄道というヤツは、単線だからという理由や、その他もろもろのっぴきならない理由で、常識の範囲外の遅延が生じることがあるらしい(分単位でなく、時間単位での遅延だよ。アワーだよ、アワー)。これにぶち当たってしまった人は、憤慨して、バス推奨を高らかに宣言するのである。

 というわけで、「遅延さえなければ鉄道」がファイナルアンサーなのだ。遅延は、その時になってみなければワカラナイ。

 なので、まずは鉄道駅に行ってみて、乗る予定の電車に遅延表示がなければそのまま鉄道を利用し、常識の範囲外の遅延があれば、バスに変更するのが賢いと思う。パレルモもアグリジェントも、鉄道駅と長距離バスの乗り場は、それほどは離れていない。電車に乗り込んで出発した後に遅延が起きたら…ウン、これはもう防ぎようが無いね。潔く運命に飲まれようッ!

アグリジェントからパレルモ
 快適な電車の旅。1時間半を過ぎると、海が見えてきた!アグリジェントは、シチリアの南側で、地中海を挟んでアフリカに対峙していて、パレルモは、シチリアの北側、ティレニア海に面している。つまり、シチリアを縦に縦断したのだ。シチリアを旅すると、当然のことながら海に面している、もしくは海に近い町が多く、シチリアが島であることを実感する。

アグリジェントからパレルモ
 姉が、「コレを見るとパレルモが近いって感じがするんだよね」という岬(?)。コレは、地図上で考えると、ソルントがある辺りだと思うのだが、どうなんだろ。ちなみに、最初に私が、シラクーサからパレルモに向かった時、この岬をみて「トラーパニ?」と言って、姉に白い目で見られたのは内緒である(じゃ書くな!)。

 しかし、ソルントも行きたかったなあ。イタリアを旅すると、いつも心残りの町がある。いつか「心残り旅」と称して、行きたかったけど行けなかった町を、どんどん巡って行くのも面白そうだ。

 電車は、時間通りにパレルモに到着した。2日前に、パレルモ駅をテリトリーとしている(?)、変な片言日本語男のストーカーに遭ったので、ヤツに再会しないように、駅の正面出入り口より先に駅の外に出られる、バスターミナル側の方に出た。

 すると、ゴミ置き場が…燃え上がっていた…。うわあ…。何だというんだ…。誰か、火のついたタバコでも投げ込んだのだろうか。しかし、パレルモ人は、誰も気にせずに通り過ぎていく。写真を撮っておきたいくらい異様な光景だったのだが、あのストーカー男のことを考えると、一刻も早く鉄道駅を離れたかったので、立ち止まらずに、駅正面の広場まで歩いた。

 本日は、明日空港に行きやすいように、空港行きのバス停がすぐそこにある、新市街のポリテアーマ広場に宿泊する。新市街は、旧市街より治安が良いと言われているので、もう楽勝だろう(という気の緩みは、確かにあったかもしれない…)。新市街は、鉄道駅から離れているので、スーツケースがあるため、市バスを使って移動する。

 謙虚な私たちは、パレルモ滞在中に、鉄道駅からポリテアーマ広場まで市バスのAMATで行く練習を済ませてあった。本当に偉い私たちである。

 駅からは、駅を出てすぐ正面のバス乗り場から、102番か107番のバスに乗り、バスはポリテアーマ広場までは行かないが、ローマ通りのポリテアーマ広場近くのバス停「Roma Belmonte」で降りれば、広場はすぐそこである。

 (バスがポリテアーマ広場まで行かないのは、もしかしたら交通規制のための一時的なことかもしれない。公式サイトではポリテアーマ広場にも行く表示になっている。だが、この時点ではローマ通りを、ポリテアーマ広場とは反対の方へ曲がった。利用する予定の方は、利用する時点で、バスのスタッフさんなどに確認されたし)

 練習の時は、107番のバスがすぐに来たのだが、この日はなかなか来なかった。一応、鉄道駅では2日前にイヤな奴に遭遇しているので、背後や左右に気を付けながらバスを待っていた。そう、旅行終盤で、気は緩んでいたかもしれなかったが、注意を怠っていなかったわけではないのである。

 102番、107番のバスがなかなか来なくて、ようやく107番バスがやってきた時には、バス停にいたのは、姉と私くらいであった。しかし、乗り込む直前に、急に背後に男性が二人いることに気付いた。

 二人のうちで、前の方にいた男性は、リュックを背中ではなく、お腹の方にかついでいた。姉の後ろにいた私は、この男性と目が合ったのだが、何だか暗い顔をしていた。

 もしかしたら、私がリュックを背中にしょっているのが、パレルモの混雑しやすい市バスのマナー違反で、彼のこの目は、それを咎めているのかもしれないと思った私は、彼の真似をして、リュックをお腹側に持ち直してから、スーツケースをうんせと持ち上げて、バスに乗った。

 すると、先にバスに乗り、手に持っている切符を刻印しようとしている姉が、何か、デカイ男性二人と揉めている!イタリアのバスは、基本前乗り後ろ降りなのに、男性が後ろ側から乗ってきて、姉を押しのけて刻印しようとしているようだ。しかも、私の後ろから乗ってきた男性二人も、私を後ろからグイグイ押してくる!

 前後からぎゅうぎゅうに押されて、一瞬パニックしかけたが…これは、何かのデジャブ…私の脳みそは、私の意に反して冷静で、ローマの電車で、スリ少女軍団の未遂に遭った時に、同じような状況に陥った場面を脳内検索で弾き出してきた!コレは!スリだ!

 リュックを前に持ち替えていなかった姉の、背中のリュックに目をやると、閉めていたはずのチャックが開いている!間違いない!とっさに私が手を伸ばして、姉のリュックの開いている部分をむんずと手で掴んで、中に手が入れられないようにした。すると、スリ集団は諦めたのか、散り散りになって、バラバラに空いている席に座った。

 「何なの?」と怒り顔で、とりあえず座った姉に、「今のスリだよ!リュックの中確認して!」と言った。幸い、少なくとも貴重品は無事であった。後ろ側の降車口から乗ってきた大柄な男性二人は、最初の停留所で、逃げるようにバスを降りて行った。

 私の後ろから乗ってきた二人は、諦めきれないようで、一人が、「僕の隣に座りなよ」と、声をかけてきた。コイツ、イケメンだった(グループのイケメン担当)。私が早口のイタリア語で、「ノー!シェンド、スービト!(すぐ降りるから結構です)」と言って睨み付けると(だが、私の間抜け顔で、睨みが伝わったかは疑問)、肩をすくめて次の停留所で降りて行った。

 私のイタリア語はダサいレベルなのだが、気が立つと、早口で、スグに言葉が出てくるのが、自分でも不思議なところだ。怒りトレーニングが、外国語習得には有効なのかもしれないね。

 スリ集団が全員バスを降りて逃げていくと、バスの後方から女性がやってきた。「今のスリよ。気づいた?パレルモでは旅行者は、荷物に気をつけなきゃだめよ」。

 …好意で言ってくれているのかもしれないが、私は若干腹を立てていた。こんなに大騒ぎしているのに、バスの運転手は無視だし、後方の乗客も、何もかも終わってからでないと助けてくれないし、声すら上げてくれない。

 基本的にイタリア人は、目の前でまさに今、犯罪に巻き込まれている人に手助けをしないことが多い(終わってからなら助けてくれる)。これは、日本とイタリアの大きな違いである。

 もちろん、日本人が優しくてイタリア人が冷たいということではない。逆に感じることだってあるし、日本の軽犯罪と違って、イタリアの軽犯罪者はもっと危険で、無関係な人は関わらないのが鉄則なのかもしれないし、自己責任の考え方も違う。要するに、社会や文化、価値観の違いなのだ。

 しかし、理性では納得していても、感情的には、狙われて気が立っていることもあり、腹が立つ。しかし、この女性は、好意で助言してくれているのだろうから、外面の良い私は、作り笑顔で「ありがとう」と返し、バスを降りた。

 それにしても、姉の荷物は、なぜ無事だったのであろうか(後でゆっくり確認したが、何一つ盗られてなかった)。襲撃を受けてから、私が「スリだ!」と気づくまで、少し時間があったので、相手がプロ(?)のスリならば、貴重品を抜き取るくらい造作もなかったはずだ。姉のリュックは、ばっちりチャックを開けられていたのだし。

 それで、姉のリュックを見てみると、スリが貴重品を取れなかった理由が判明した! 姉のリュックのチャックを開けると、その一番上には、ポテチの大袋があり、それ以上中には手が入れられなかったのである!

 そのポテチは、姉が、イタリアに来るたびに、「このポテチ好きなんだよ」と、スーパーで購入するポテチである。アグリジェントに移動する前から購入していたのだが、いろいろと忙しくて食べずにそのままになっていたのだ。

 私が「次の町に行くのに邪魔だから、もう置いていきなよ」と何度も言ったのだが、姉は頑としてポテチを手放さなかったのである。しかも、「ポテチが割れると嫌だから」と言って、リュックの一番上に、後生大事に入れていたのだ。

 おまけに、そのポテチの横には、1.5リットルの水の大きなペットボトルが入っていた。これは、買っておいて使わなかった水なのだ。これもまた私がアグリジェントで、「重いし置いていこうよ」と言ったのだが、姉が「開けてないんだからモッタイナイ。私が持つから気にしないで」と、リュックに入れていたのだ。

 …スリ野郎共も、日本人女性旅行者のリュックを開けると、まさか、巨大なポテチの袋と、ペットボトル(大)の水が、いの一番に目に飛び込んでくるとは思わなかっただろう。「何だ、この女…。何で、こんなデカいポテチと水を持ち歩いてるんだ!」。

 おまけに、ポテチを愛する方ならわかると思うが、ポテチの袋ってのは、ガサガサとうるさい。このポテトの袋の下にある貴重品を盗むには、ポテチの袋をガサガサさせないという、まことに高度な技術が要求されたのである。

パレルモ
 そんなわけで、これが姉の窮地を救ったポテチと水である。マジこのポテチの袋デカイ。リュックの7割くらいの体積を占めてるじゃんよ!しかし、姉の食い意地が、こんなところで役に立つとは、本当に思わなかったぜ…。ありがとう、ポテチ、ありがとう、水。こうしてポテチは、姉のラッキーアイテムとなった(でも、食べ過ぎちゃダメよ!)。

 ちなみに、我々を襲撃したスリ軍団は4人組で、年齢は20~40代、実に普通の男達であった。私の後ろから乗ってきた男が、リュックをお腹の方に持っていたのは、何かスリをするための作戦だったのかもしれない。バスに乗り込む直前までバス停にはいなかったので、近くで様子を伺っていたのだろう。

 対処法を考えてみる。

 イタリアのバスの前方は運転席や刻印機があるせいで、狭くなっている。スリ軍団は、その狭い場所で我々を挟み撃ちにし、逃げ場を失くした上でスリを敢行するために、前と後、2ヶ所ある出入り口から二手に分かれて乗車してきたのだ。

 また、スーツケースがある場合、長距離バスなどではない市バスは、車内に持ち込むことになる。そこで、荷物が多くて手がふさがっている旅行者をターゲットにしたのだ。

 イタリアのバスは原則前乗り後ろ降りなのだが、スーツケースを持って市バスに乗る時は、出入り口が広い、後方出入口から乗った方がよいだろう。

 前乗り後ろ降りと言っても、後ろから絶対乗せてくれないわけではないし、後ろの入り口の方が広いので、「荷物があったから後ろから乗りました」と言えば、運転手さんも納得してくれる。後ろから乗れば、狭いところに押し込まれることもないので、乗車して、落ち着いてから、ゆっくり切符を刻印しに行けばよい。

 スーツケースが無い場合は、スーツケースを持っている時に比べると狙われにくい。荷物の開口部を、チャックなどが閉まっていても、さらにその上を掴んで乗車するなど、荷物にきちんと気を配ってさえいれば、心配ないと思う。

 2日前も駅構内でストーカーに遭ったし、今回のスリも駅前から乗り込んできたし、やはりパレルモ駅周辺は、治安が良いとは言えないな、というのが1週間パレルモに滞在した感想だ。だからと言って、駅に一切近づかない!などと構える必要はないが、まあ、用事もないのに、駅周辺を長時間ぶらぶらするのはオススメしない(そんなに歩き回りたい界隈でもない)。

 ポリテアーマ広場前の、予約してあったB&Bに行くと、オーナーの若い女性が出迎えてくれた。Booking.comを通じて予約したが、1泊だけなので、既にキャンセル不可期間が過ぎたため、支払いはクレジットで自動で行われているらしい。へー。連泊の多い我々は、1泊とかあんまりしないので、初めてのことであった。

 オーナーが、近くの人気レストラン「MERCEDE」を教えてくれたので、そこに行きたい旨を伝えると、その場で予約を取ってくれた。何せ人気店で、予約しなければ入れないことが多いらしい。

 予約の時間まで少し時間があったので、カブール通りにある、「Feltrinelli」という大型書店に入った。イタリアは絵本が有名なので、小さな子供のいる友人などに、文字がわからなくても楽しめそうな絵本を選んだ。ちなみに、この大型書店は、非常にテキパキしていて、プレゼント用にもすぐしてくれた。

 いつか自分用の本も、イタリアで選べるほど、イタリア語が上達したいぜ!(と、高らかにオノレの望みを宣言する私)

 予約の時間が来たので、「MERCEDE」に行ってみた。

 入ってみると、全てのテーブルに、「Riservato」と書いてあるっ!おそらく、英語の「Reserved(予約席)」のイタリア語版だと思うのだが、予約しておいてヨカッタ!オーナーさん、ありがとうっ!

 紙のメニューはなく、スタッフさんと相談してメニューを決める方式であった。観光客は、こういうお店でぼったくられることもあるのだが、人気店だし、ホテルのオーナーもよく知っているお店のようなので、大丈夫であろう。

パレルモ
 テーブルクロスとして敷いてある紙に、こういう風に絵を描きながら、料理の説明をしてくれたので、分かりやすかった!前菜は、ほぼおまかせの海鮮盛り合わせで、パスタとメインは、2、3のメニューの中から選ぶことが出来た。

パレルモ
 料理を待つ間に、パンをつまんで待ったが、このパンが美味しかった!シチリアは、パンの美味しいお店が多かった。古代ローマ時代に、さすが「ローマの穀物庫」と言われたシチリアである。

 「ローマが初めて得た属州がシチリア」って、高校時代丸暗記したなー。あの頃は何が何だかさっぱりだったよ。高校時代に習う世界史ってやつは、狭い世界に生きていた高校生だった私にとって、架空の世界の出来事のようで、全然実感できない代物であった。

パレルモ
 この、海鮮盛り合わせの前菜は、最高であった。エビは生のまま出て来たよ!シチリアでは、生や生に近い海鮮料理に出会うことが何度かあった。それをオリーブオイルで頂く新鮮さ。醤油じゃなくても、生のエビって食べられるのね!という驚きであった。美味しかったー!

パレルモ
 アーモンド入りのパスタ。これも美味しかった。
 
パレルモ
 こちらがメインの魚料理。最初に出てきた前菜ほどの衝撃はなかったが、それでも美味しかった。シチリア旅行最後の夜を、こんなに美味しいディナーで締められてヨカッタ!値段は、一皿が10ユーロ前後で、それほど高くなかったし、パレルモ新市街で、美味しいシーフードを食べたい方にはオススメである。要予約だよっ!

 新市街は、洗練された新しい町並みで、旧市街に比べて、確かに夜でもほとんど不安は感じなかった。まあ、旧市街も、思っていたほどは怖くなかったね。…って、さっきスリに遭遇したくせに!でもまあ、それは駅周辺の話だし、気を付けてさえいれば大丈夫なんだよ。実際何も被害はなかったし(それはポテチのおかげだってば)。

 というわけで、シチリアでの最後の夜となってしまった。最初は、借りてきた猫のようにおっかなびっくりしていた我々だが、今や、パレルモの夜を、悠然と闊歩している。シチリア楽しかったなあ。セジェスタやモツィア、マザーラ・デル・ヴァッロなど、西側まで手が届かなかったが、いつかシチリアに戻ってくるぞ!

 …と、〆に入っている私だが、明日はきちんと帰国するという任務があるぞ!帰宅するまでが旅行だからね(小学生かお前は)!

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貧乏なくせに、イタリア旅行というお金のかかる趣味を持ってしまった、「イタリア旅行貧乏」です。旅行は楽し♪びんぼーも楽し♪がモットーです!
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好きなイタリアの画家はボッティチェリ!

(limba→辺獄へ和訳改名しました!)

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